世界観
高校生の学校生活と、部活動が題材。生徒たちの悩み相談に乗り、解決の手助けをする特殊な部活動「奉仕部」に強制入部させられた比企谷八幡が、一癖も二癖もある部員たちとともに部活動に励む姿を描く。原作小説はリアルで複雑な人間関係を描いているが、本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』は原作よりもややコメディタッチな内容にアレンジされており、明るくポップな側面が強調されているのが特徴。
あらすじ
千葉市立総武高校に通う比企谷八幡は、友達がおらず、周囲を冷ややかな態度で孤独に見つめる「ぼっち」の男子高校生。ある日教師の平塚静にその生活態度を案じられた八幡は、部活動名も、活動内容も知らされないまま、同級生の雪ノ下雪乃のみが所属する謎の部活動に強制入部させられてしまう。そこは「奉仕部」という、学内の生徒の悩みを解決させるために奉仕活動をする部活だった。
モデルになった町
本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』は、原作者の渡航の出身地でもある千葉県が舞台となっている。作中には実在する高原千葉村をはじめ、実在するテーマパークをもじった「東京ディスティニーランド」など、さまざまな場面において千葉県を想起させる場所が登場する。
単行本の装丁
コミックスの本体表紙と裏表紙には、毎巻本編を補足する2ページの漫画が収録されている。たとえば1巻であれば本編4話の後日談として「4.5話」と題し、4話で由比ヶ浜結衣が比企谷八幡に贈ったクッキーのその後が描かれている。
タイアップ
俺ガイル×ちばモノ
2015年5月、本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の舞台となる千葉県の地元交通手段である、千葉モノレールとのタイアップ企画が行われた。内容は、限定オリジナルグッズの販売や、ラッピングモノレールの運行が行われるというもの。
千葉ロッテマリーンズ
2015年6月、本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の舞台となる千葉県の地元球団・千葉ロッテマリーンズとのタイアップ企画が行われた。内容は、限定オリジナルグッズの販売や、比企谷八幡役の江口拓也、雪ノ下雪乃役の早見沙織、由比ヶ浜結衣役の東山奈央の3名の声優がQVCマリンフィールドに来場しイベントが行われたというもの。2015年11月にはコラボレーション企画第2弾も行われている。
コラボレーション
ソーシャルゲーム『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』
2015年11月、ソーシャルゲーム『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』とのコラボレーション企画が行われた。内容は、ゲーム内に本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の原作小説『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』のTVアニメ第2期である『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-続-』をモチーフにした特別ステージが登場し、『ウチの姫さまがいちばんカワイイ』のキャラクターが本作のキャラクターの衣装を着用する、本作のキャラクターがカードとなりゲームに参戦するというもの。
関連作品
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-
本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の関連作品として『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-』がある。本作が原作小説をもとにしたコミカライズであるのに対し、こちらはTVアニメ版『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』をもとにしたコミカライズという違いがある。作者は佳月玲茅。
やはり4コマでも俺の青春ラブコメはまちがっている。
本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の関連作品として『やはり4コマでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』がある。こちらは原作小説をもとに4コマ漫画化したもので、本作よりもさらにコミカルでお笑い要素の強い作品になっている。作者は種田優太。
メディアミックス
小説
小学館ガガガ文庫より2011年1月から、本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic』の原作小説『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』が刊行されている。作者は渡航。2016年3月までに11巻が発売されており、途中には短編集である6.5、7.5、10.5巻なども刊行されている。
TVアニメ
2013年4月から6月にかけて、吉村愛監督によるTVアニメ版が放映された。シリーズ構成は菅正太郎、キャラクターデザインは進藤優が担当している。主人公の比企谷八幡役を江口拓也、雪ノ下雪乃役を早見沙織、由比ヶ浜結衣役を東山奈央が演じた。2015年4月から6月にかけては続編である『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』が放映された。こちらはキャストは同じだが制作会社や一部スタッフが変更になっており、及川啓監督のもと、シリーズ構成は1期と同じ菅正太郎、キャラクターデザインは田中雄一が担当した。
ゲームソフト
2013年9月、5pb.からPlayStation Vita用ゲームソフト『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。』が発売された。ジャンルはアドベンチャーで、原作者の渡航がシナリオ監修として参加している。2016年7月には、続編としてPlayStation Vita用ゲームソフト『やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。-続-』も発売された。
原作者
渡航は主にライトノベルレーベルで活躍中の小説家。1987年生まれで、出身地は千葉県。2009年『あやかしがたり』で第3回小学館ライトノベル大賞ガガガ文庫部門で、ガガガ大賞を受賞しデビュー。他の作品に『クズと金貨のクオリディア』などがある。
キャラクター原案
ぽんかん⑧はライトノベルやアニメ作品の挿絵・キャラクターデザインで活躍中のイラストレーター。他の担当作品に『生徒会探偵キリカ』『SHIROBAKO』などがある。
登場人物・キャラクター
比企谷 八幡 (ひきがや はちまん)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子。前髪を目の上で切り、後ろに流してはねさせた黒髪をしている。「腐った魚のような目」と評されるうつろな瞳と、頭頂部で一房飛び出した「アホ毛」が特徴。クールでひねくれた性格だが機転が利き、周囲をよく観察している広い視野の持ち主。高校入学直後、車道に飛び出した犬を助けようとして交通事故に遭い、大ケガを負って入院。 退院まで時間がかかったため、以来クラスになじめず、孤独な生活を送っている。さらにもともと人間不信気味で、その様子を心配した平塚静により、奉仕部への入部を命じられる。奉仕部入部以降は、雪ノ下雪乃や由比ヶ浜結衣といった周囲の人物と関わり合いを持つようになっていく。
雪ノ下 雪乃 (ゆきのした ゆきの)
千葉市立総武高校2年J組に所属する女子で、奉仕部の部員の1人。前髪を目の上で切り左寄りの位置で分けて、太もも辺りまで伸ばした黒髪ストレートロングヘアを一部だけ赤いリボンでまとめている。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の非常に優れた人物。しかしその高い能力を嫉妬されることも多く、非常に毒舌家で厳しい性格の持ち主ということもあって周囲になじめず、孤独に過ごしていた。 比企谷八幡とは平塚静の紹介で知り合い、静の「八幡と雪乃は奉仕部員として、どちらがより多くの生徒の悩み解決を助けられたかで競い、負けた方は勝った方の言うことを聞く」という提案に乗り、八幡と勝負することになる。負けず嫌いで生真面目な性格のため、奉仕部に寄せられた依頼には厳しくも真摯な対応をしている。 実は八幡が交通事故に遭った際に加害車両に乗車していたが、八幡にはそのことを言い出せずにいる。
由比ヶ浜 結衣 (ゆいがはま ゆい)
千葉市立総武高校2年F組に所属する女子で、奉仕部の部員の1人。前髪を目の上で切り、肩につかない長さの桃色のボブヘアを、右側にだけお団子を作ってまとめている。派手で華やかな容姿と今風の話し方から遊んでいるように誤解されがちだが、実際は恋愛経験には乏しい純朴な性格。明るい性格だが、他人に気を遣って周囲に合わせすぎるあまり窮屈な学校生活を送っている。 比企谷八幡と雪ノ下雪乃とは、奉仕部に「うまくクッキーを焼けるようになりたい」と依頼した際に知り合って親しくなり、のちに奉仕部へ入部することになる。八幡のことは入学当初から知っており、実は以前八幡が身を挺して助けた犬であるサブレの飼い主。そのため八幡に密かな感謝の念を抱いているが、本人には言い出せずにいる。
平塚 静 (ひらつか しずか)
千葉市立総武高校で奉仕部の顧問を務める若い女性教師。担当教科は国語。左寄りの位置で分けた前髪を外にはねさせ、紺色のストレートロングヘアを太ももまで伸ばした髪型で、男性のような口調で話す。比企谷八幡の書いた作文を読んだ際、その内容から八幡の非社交的な考え方を案じ、奉仕部へ強制入部させる。アニメや漫画作品に登場するセリフやネタを好んで引用するが、生徒たちとは世代が違うために通じず「年齢がばれるよ」と言われている。 愛煙家。
材木座 義輝 (ざいもくざ よしてる)
千葉市立総武高校2年C組に所属する男子。前髪を上げて額を全開にして、肩につくほどまで伸ばした髪を後ろで1つに結び、眼鏡をかけている。やや太り気味で、常にコートと手袋を着用している。自身と名前が同じであることから、室町幕府13代目将軍足利義輝にちなんで自らを「剣豪将軍」と称している。ハンドルネームは「剣豪」。オタク気質で、発言が難解で大仰な「中二病」な性格の人物。 小説家を志しており、ある日新人賞へ応募を考えるが、意見や感想をくれる友人がおらず、奉仕部に作品の批評を依頼する。以来、比企谷八幡と親しくなり、体育の授業などで一緒に行動するようになる。
戸塚 彩加 (とつか さいか)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子。前髪を目の上で切った灰色のショートカットヘアをしている。小柄で非常に可愛らしい容姿から、女子と誤解されることが多い。部活動はテニス部に所属しているが、部の雰囲気があまり良くなく、部全体の実力も思わしくないことに悩んでいた。そこでテニスが得意な比企谷八幡を部に勧誘する。八幡の入部が難しいことを知った後は奉仕部に自らを鍛えてもらうよう依頼し、その後も八幡と親しく接するようになる。
三浦 優美子 (みうら ゆみこ)
千葉市立総武高校2年F組に所属する女子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を左寄りの位置で分けて目の上で切り、お尻まで伸ばしたゆるくウェーブがかった金髪ロングヘアをしている。「あーし」という、独特な一人称を使う。高圧的で意地悪な性格で、クラスでは中心人物として君臨しており、自分よりも格下と見なした相手には圧力をかけて従わせようとするところがある。 八幡のことも見下しており、友人である由比ヶ浜結衣が八幡と親しくしているのが気に入らない。特技はテニス。
葉山 隼人 (はやま はやと)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を右寄りの位置で斜めに分け、外にはねさせた金髪をしている。容姿端麗で人望も厚い、クラスの中心人物。争いを好まぬ穏やかな性格で、ひねくれた性格の比企谷八幡にも一目置かれている。ある日クラス内で、友人の戸部翔、大和、大岡の悪い噂の書かれたチェーンメールが流行していることを知って心を痛め、奉仕部に犯人捜しを依頼する。
戸部 翔 (とべ かける)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を真ん中で分け、髪を肩より上のあたりまで伸ばしヘアバンドでまとめた髪型をしている。教室内では葉山隼人たちのグループに属しており、ムードメーカー的役割をこなしイベントなどにも積極的に参加している。当初は隼人を慕う一方で同じグループの大和、大岡とはあまり親しくなかったが、比企谷八幡の考えにより、隼人があえて戸部翔、大和、大岡たちと一時的に距離を置いたことで、大和と大岡とも親しくなった。 海老名姫菜に片想いしており、修学旅行を機に告白したいと考えている。
大和 (やまと)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子で、比企谷八幡のクラスメイト。オールバックにした髪を立てた、がっしりとした体形の人物。ゆったりとした物腰の他人を安心させる雰囲気で、教室内では葉山隼人たちのグループに属している。当初は隼人を慕う一方で同じグループの戸部翔、大岡とはあまり親しくなかったが、比企谷八幡の考えにより、隼人があえて翔、大和、大岡と一時的に距離を置いたことで、翔と大岡とも親しくなった。
大岡 (おおおか)
千葉市立総武高校2年F組に所属する男子で、比企谷八幡のクラスメイト。小柄な身体と大きな耳が特徴の人物。人懐っこく協調性の高い性格で、教室内では葉山隼人たちのグループに属している。隼人を慕う一方でグループ内の他の同性とはあまり親しくない。当初は隼人を慕う一方で同じグループの戸部翔、大和とはあまり親しくなかったが、比企谷八幡の考えにより、隼人があえて翔、大和、大岡と一時的に距離を置いたことで、翔と大和とも親しくなった。 本人は隠しているが、恋愛経験に乏しく、恋愛の話題は周囲に無理に合わせているところがある。
比企谷 小町 (ひきがや こまち)
比企谷八幡の妹で中学3年生。前髪を真ん中で分けてピンでまとめて額を全開にし、顎の下まで伸ばした紺色のボブヘアをしている。八幡と同じ、「アホ毛」がある。人懐っこく要領も良く、八幡とは対照的に社交的な性格。八幡とも仲が良く、ある日友人の川崎大志が、姉の川崎沙希の非行に悩んでいることを知り、八幡たち奉仕部に相談を持ちかける。
川崎 大志 (かわさき たいし)
比企谷小町の友人で、同じ塾に通う中学3年生の男子。川崎沙希の弟でもある。前髪を眉上で短く切った水色の短髪ヘアをしている。このところ姉の沙希の帰宅が遅くなっているため、非行に走っているのではないかと心配している。それを小町に相談したのがきっかけで比企谷八幡たち奉仕部と知り合う。小町に想いを寄せており、小町の兄である八幡を「お兄さん」と呼ぼうとする。
川崎 沙希 (かわさき さき)
千葉市立総武高校2年F組に所属する女子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を眉上で短く切り、淡い水色の髪の毛を腰まで伸ばしてポニーテールにしている。右目の下にほくろがある。気だるげでクールな雰囲気の、不愛想で人を寄せ付けない人物。さらにこのところ学校では遅刻が増えたり、家に帰宅する時間が極端に遅かったりと、非行に走っている疑いがある。 そのため八幡たち奉仕部は、川崎沙希の素行について調査することになる。
秦野 (はたの)
千葉市立総武高校に通う1年生の男子。遊戯部に所属している。前髪を左寄りの位置で斜めに分けたショートカットヘアで、眼鏡をかけている。大のゲーム好きで、テレビゲームやボードゲーム、カードゲームなど、さまざまなゲームが得意。材木座義輝とは知り合いで、ゲーム「あるかな」のファン同士。ある日ゲームセンターで、義輝の「ライトノベル作家志望からゲームシナリオライター志望に転向したい」という話を聞き、ゲームを軽視していると感じ腹を立てる。 そこで口論になってしまい、義輝と、比企谷八幡たち奉仕部も巻き込んでゲームで決着をつけることになる。
城山 (しろやま)
千葉市立総武高校に通う2年生の男子。柔道部に所属している。坊主頭に近いほど短く髪の毛を刈り、左眉の上に1か所だけ剃り込みを入れている。最近柔道部を退部する部員が増えていることに悩んでおり、比企谷八幡たち奉仕部に相談にやって来る。退部者が増えた理由は、OBが出入りして厳しい指導をしているからだと理解しつつも、OBを追い出せずにいる。
海老名 姫菜 (えびな ひな)
千葉市立総武高校2年F組に所属する女子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を目の上で切りそろえ、顎の高さで切りそろえたボブヘアに眼鏡をかけている。教室内では三浦優美子たちのグループに属し、可愛らしい容姿から男子に人気がある。しかし、重度のボーイズラブ好きの「腐女子」で、周囲の男性2人でボーイズラブ妄想をしてはそれを口にすることから、男子にとって近寄りがたい存在になっている。 実際はわざと趣味の話をすることで男子を遠ざけており、自分と誰かが親密になることで、現在のクラスでの心地いい人間関係を変化させたくないと考えている。
鶴見 留美 (つるみ るみ)
比企谷八幡たちが林間学校で訪れた高原千葉村で知り合った小学6年生の女児。前髪を目の上で切り、腰まで伸ばしたストレートロングヘアをしている。クールで年齢よりも大人びた、物憂げな雰囲気の人物。林間学校内で孤立しており、現在の人間関係は諦めて、中学校に進学してから新しい友人を作ればいいと考えている。女子同士の人間関係にも嫌気がさしており、望んで1人でいたが、母親には友達を作るように暗に強要されている。
雪ノ下 陽乃 (ゆきのした はるの)
雪ノ下雪乃の姉。千葉市立総武高校の卒業生で、平塚静のかつての教え子でもある。前髪を目の上で切り、黒髪を肩の高さで切ったボブヘアをしている。容姿端麗、文武両道、温厚篤実という完璧を絵に描いたような人物で、性格も明るく社交的。そのため妹の雪乃とは対照的に「春の陽光のような人物」と評されている。だが実際は妹を見下し、酷薄な態度を取る冷たい性格。 たびたび 比企谷八幡の前に現れては、雪乃を故意に傷つけたり、八幡や由比ヶ浜結衣をけん制するような態度を取る。
相模 南 (さがみ みなみ)
千葉市立総武高校2年F組に所属する女子で、比企谷八幡のクラスメイト。前髪を目の上で切り、紫がかった暗い茶髪のショートカットをしている。ピアスをするなど自己顕示欲の強い性格で、自分を良く見せようとするあまり、他人を見下したところがある。由比ヶ浜結衣とは1年生の頃は親しかったものの、2年生になってからは三浦優美子の登場により、やや疎遠気味になっている。 自分は結衣よりも優れていると考えており、現在ではことあるごとに結衣や、結衣と親しい比企谷八幡や雪ノ下雪乃を見下した言動をする。文化祭ではクラスの実行委員を務めることになるが、自分では働かず、奉仕部にサポートをさせようと考えている。
城廻 めぐり (しろめぐり めぐり)
千葉市立総武高校の生徒会長を務める3年生の女子。前髪を目の上で切ってピンで留め、胸まで伸ばしたロングヘアを2本の三つ編みにしてまとめている。おっとりとした雰囲気の人物。かつて生徒会で一緒に活動した雪ノ下陽乃のことを慕っており、妹の雪ノ下雪乃にも期待をかけている。
サブレ
由比ヶ浜結衣の家で飼われている犬で、犬種はミニチュアダックスフント。結衣の高校入学直後、散歩中、結衣がリードを放したことで車道に飛び出し交通事故に遭いかける。しかし偶然居合わせた比企谷八幡が助けに入り、代わりにケガを負ったことでサブレはことなきを得た。その際のことを強く記憶しており、八幡に懐いている。
集団・組織
奉仕部 (ほうしぶ)
平塚静が顧問を務める、千葉市立総武高校に存在する部活動。校内の特別棟にある、プレートが無表示の空き教室で活動を行っている。学内生徒の悩み事を手助けすることを活動目的としているが、あくまで「手助け」であり、過度な介入をしたり、依頼された生徒の代わりに問題を解決するようなことはない。比企谷八幡、雪ノ下雪乃が部員として所属しているが、のちに由比ヶ浜結衣も入部する。
その他キーワード
パンダのパンさん
テーマパーク「東京ディスティニーランド」のマスコットキャラクターで、左目に星形のマークの模様が入った二足歩行のパンダの姿をしている。首に巻いたマフラーと、口に笹をくわえているのが特徴。もとは「パンダズガーデン」という本に登場するキャラクターで、アメリカの生物学者であるランド・マッキントッシュが息子のために執筆した作品が始まりとなっている。 雪ノ下雪乃は、このキャラクターが大好き。
クレジット
- 原作
-
渡 航
- キャラクター原案
-
ぽんかん⑧
関連
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録- (やはりおれのせいしゅんらぶこめはまちがっている ものろーぐ)
孤独な学園生活を送っていた男子高校生が、教師の提案で奉仕部という特殊な部活動に入部させられ、相談に訪れる生徒の悩みを解決していく。原作に小説があるが、本作『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄... 関連ページ:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。-妄言録-
書誌情報
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。@comic 22巻 小学館〈サンデーGXコミックス〉
第1巻
(2013-05-17発行、 978-4091573490)
第2巻
(2013-11-19発行、 978-4091573629)
第3巻
(2014-05-19発行、 978-4091573773)
第4巻
(2014-11-19発行、 978-4091573964)
第5巻
(2015-05-19発行、 978-4091574176)
第6巻
(2015-11-21発行、 978-4091574305)
第7巻
(2016-06-17発行、 978-4091574503)
第8巻
(2016-11-18発行、 978-4091574640)
第9巻
(2017-05-19発行、 978-4091574862)
第10巻
(2017-11-17発行、 978-4091575067)
第11巻
(2018-05-18発行、 978-4091575258)
第12巻
(2018-11-19発行、 978-4091575500)
第13巻
(2019-04-19発行、 978-4091575630)
第14巻
(2019-11-19発行、 978-4091575814)
第15巻
(2020-03-19発行、 978-4091575920)
第16巻
(2020-09-18発行、 978-4091576064)
第17巻
(2021-02-19発行、 978-4091576231)
第18巻
(2021-07-19発行、 978-4091576422)
第19巻
(2021-12-17発行、 978-4091576644)
第20巻
(2022-05-19発行、 978-4091576798)
第21巻
(2022-10-19発行、 978-4091576910)
第22巻
(2023-04-18発行、 978-4091577504)