ゆめのかよいじ

ゆめのかよいじ

昭和の高校を舞台にしたSF作品。日本の昔話や民俗学的な物語を交えつつ、幽霊となった少女たちの恋愛が淡く切なく描かれている。「ヤングキング」1987年1月号から1988年4月号にかけて不定期に連載された。2013年には五藤利弘の監督・脚本により映画化もされている。

正式名称
ゆめのかよいじ
ふりがな
ゆめのかよいじ
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
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概要・あらすじ

田舎の町に引っ越してきた宮沢真理は、新しい学校へ転入して早々、廃屋となった旧木造校舎で迷子になってしまう。そこで岡部利恵と名乗る幽霊に出会うが、彼女は真理を友人と勘違いしてしまう。この一件をきっかけに始まった2人の交友は、いつしか友人以上の関係にまで発展していく。だが時は流れて、卒業や旧校舎の取り壊しなどで、別れを拒む2人の関係は引き裂かれていく。

登場人物・キャラクター

宮沢 真理 (みやざわ まり)

田舎の高校に転校してきた女子高生。転入早々、幽霊である岡部梨絵に人違いをされ、以後付き合いを続けるうちに、彼女に心惹かれていく。意識だけを異世界や過去に飛ばすことが可能で、その能力が真理と梨絵の関係性を繋ぎ止める要因となった。

岡部 梨絵 (おかべ りえ)

旧校舎に棲む、女子高生の幽霊。迷い込んできた宮沢真理を別の女性と間違えて、話し込んでしまうおっちょこちょいな性格。真理が自分を残して卒業してしまうという現実を憂えて成仏しようとしたが、真理によって引き留められ、卒業までの短い間を共に過ごそうと決心する。

岡田 さつき (おかだ さつき)

宮沢真理の友人である女子高生。街で生まれ育った祖母を持ち、その協力で宮沢真理に生前の岡部梨絵の写真などを提供する。誰とでも仲良くできるムードメーカーのような存在で、高校卒業後も真理との交友は続いている。

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