概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
帯刀 隆太郎 (たてわき りゅうたろう)
64歳。帯刀家の家長。大学教授で、定年後は非常勤となる。妻の絹子は恩師の孫で、彼女が3歳の頃からのつきあい。家では和服だが、大学へはスーツで通う。
帯刀 隆之介 (たてわき りゅうのすけ)
6歳。帯刀家の長男。作中で幼稚園生から小学生へと成長していく。父隆太郎の期待を裏切らないよう気をつかうことができる。父に似て勉強好き。
帯刀 絹子 (たてわき きぬこ)
『わさび』の主人公隆太郎の妻。30歳。帯刀家の嫁らしく、和服でいることが多い。夫の隆太郎をよく理解しており、彼を喜ばせるためなら鶏をその手で締めることも厭わない。
小原 ふみ (おばら ふみ)
帯刀家の住み込みのお手伝い。短大卒で21歳。当初は帯刀家の家風に戸惑ったが、わりと早くに馴染んでしまった。休日は部屋でゴロゴロしている。わりとかわいいと自覚している。
帯刀 八重 (たてわき やえ)
帯刀隆太郎の母。ふだんは別居しているが、喜ばれないタイミングで来訪する事が多い。嫁の絹子が秋ナスを食すのを確認することを怠らない。
村田 源治 (むらた げんじ)
帯刀隆太郎の6歳年上の幼なじみで、帯刀家に遊びにくることがある。
かまさき ゆみこ
帯刀隆之介の小学校のクラスメイト。眼鏡をしたそばかすだらけの女の子で、隆之介にとって眉間のイボが気にかかる存在。2年生の夏に仙台へ引っ越していった。
中山平 ユカ
隆之介が3年生のときのクラスメイト。クラス委員の隆之介をボーイフレンドにしようと、交換日記や誕生日会への招待で接近を図っていた。しかし、ほどなく距離を置き始めた。理由は不明。
集団・組織
帯刀家
『わさび』の主要人物が暮らす、日本の古き良き伝統を重んじる家庭。帯刀夫妻とその息子に住み込みの手伝いがいる。テレビやエアコンがない。ただ、家風は常識からズレていることもある。一族は男女とも顔がよく似ている。