概要・あらすじ
目つきが悪くクラスメイトに怖がられていた氷室雪菜の正体は、大人気ケータイ小説家ユピナ。ある日、読者に「ユピナの書く小説には“ラブ”が足りない」と言われてしまう。しかし、氷室雪菜には恋愛経験が一切なかった。あるきっかけから、学校中の人気者である北見時雨の弱みを握る。北見時雨を半ば脅しながらも、氷室雪菜は自らの小説を“ラブ”あるものにするべく擬似的な恋愛に奮闘していく。
登場人物・キャラクター
氷室 雪菜 (ひむろ ゆきな)
ポニーテールと眼鏡が特徴的な中学3年生の少女。私立六花中学に通っている。皆には秘密にしているが、大人気ケータイ小説家ユピナという裏の顔を持つ。視力の低さと小説のための人間観察が相まって、自然と目付きが悪くなり、周囲の人間はほとんど寄り付かない。霜月晶とはいとこで昔から仲が良い。
北見 時雨 (きたみ しぐれ)
容姿端麗、成績優秀で校内の教師や生徒からの信頼も厚い男子生徒。私立六花中学で生徒会長を務めている。実はかなりの女たらしで、ゲーム感覚で女子に告白をさせるのが趣味。そのことがバレた氷室雪菜から半ば脅され、擬似的な恋愛をシュミレートしていくことになる。年齢が1つ離れた北見氷雨という弟がいる。
霜月 晶 (しもつき あきら)
氷室雪菜のいとこ。私立六花学園に通う中学3年生。イギリス人の血が混じったクォーター。華奢で小柄な少年。目が隠れてしまうほど長く伸びた髪が特徴。氷室雪菜の正体がケータイ小説家ユピナであることを唯一知る人物。常に何かしらのパンを食べている。
水野 マミ (みずの まみ)
私立六花中学に通う中学3年生。肩に軽くかかるくらいに伸びた髪を常にヘアピンで左右に留めている。幼馴染の北見時雨に強い好意を寄せているものの毎回、軽くあしらわれてしまう。表面的は明るく礼儀正しいため、周囲の人物からの評判は良い。北見時雨と仲良くしている氷室雪菜を敵対視している。
北見 氷雨 (きたみ ひさめ)
北見時雨の1歳下の弟。北見時雨とは違う中学校に通い、寮暮らしをしている。夏には北見時雨のいる実家に帰省する。長めの髪をヘアピンで留めており、紫縁の眼鏡をかけている。飄々としたつかみ所のない性格をしており、兄とは犬猿の仲。昔から水野マミに好意を寄せている。
霧島先生 (きりしませんせい)
氷室雪菜の幼稚園時代の先生。常に笑顔を絶やさずニコニコしており、子供たちからの人気も高い。幼少期の氷室雪菜のトラウマに深く関わっている人物。陰では不穏な噂話が飛び交うこともしばしば。
ドルチェ
氷室雪菜ことユピナと人気を二分する程の大人気ケータイ小説家。毎回ランキング上位に浮上するほどの実力者であり、ユピナとは作品の映画化をかけての人気対決をすることになる。
リリア
『わたしに××しなさい!』作中の小説に登場する架空人物。ユピナが手がけるケータイ小説「悪魔でリフレクション」に登場する。誰にも溶かせないほどの氷の心を持った姫。伯爵と接していく内に少しずつ氷の心が溶けていく。モデルになっているのは作者である氷室雪菜。
伯爵 (はくしゃく)
『わたしに××しなさい!』作中の小説に登場する架空人物。ユピナが手がけるケータイ小説「悪魔でリフレクション」に登場する。吸血鬼でありながらも人間のリリアに好意を寄せている。モデルになっているのは北見時雨。
ナイト・カイン (ないとかいん)
『わたしに××しなさい!』作中の小説に登場する架空人物。ユピナが手がけるケータイ小説「悪魔でリフレクション」に登場する。幼い頃から長い間リリアと共に過ごしてきた騎士。今まで側にいたリリアに好意を寄せている。モデルになっているのは霜月晶。
ジャック
『わたしに××しなさい!』作中の小説に登場する架空人物。ユピナが手がけるケータイ小説「悪魔でリフレクション」に登場する。伯爵の弟。優秀な兄と比べられて育ったため、性格が歪んでしまう。また、兄への憎悪から暗殺者へ、その身を変える。モデルになっているのは北見氷雨。
集団・組織
私立六花中学 (しりつりっかちゅうがく)
『わたしに××しなさい!』の舞台となる中学校。氷室雪菜や霜月晶、水野マミらが通っている。また、北見時雨が生徒会長を務めている。
その他キーワード
悪魔でリフレクション (あくまでりふれくしょん)
『わたしに××しなさい!』作中に登場するケータイ小説のタイトル。執筆者はユピナこと氷室雪菜。常に人気ランキングの上位を獲得する程の大人気作品。主に氷室雪菜の周囲の人間をモデルにした話が展開されている。
秘密のトリアノン (ひみつのとりあのん)
『わたしに××しなさい!』作中に登場するケータイ小説のタイトル。ドルチェと呼ばれる大人気ケータイ小説家の作品。ユピナに勝るとも劣らない人気で中高生の間で話題になっている。
書誌情報
わたしに××しなさい! 19巻 講談社〈講談社コミックスなかよし〉
第1巻
(2009-10-06発行、 978-4063642360)
第2巻
(2010-02-05発行、 978-4063642506)
第3巻
(2010-06-04発行、 978-4063642681)
第4巻
(2010-10-06発行、 978-4063642803)
第5巻
(2011-02-04発行、 978-4063642957)
第6巻
(2011-06-06発行、 978-4063643091)
第7巻
(2011-10-06発行、 978-4063643244)
第8巻
(2012-02-06発行、 978-4063643374)
第9巻
(2012-06-06発行、 978-4063643534)
第10巻
(2012-10-05発行、 978-4063643640)
第11巻
(2013-02-06発行、 978-4063643725)
第12巻
(2013-06-13発行、 978-4063643848)
第13巻
(2013-10-11発行、 978-4063643978)
第14巻
(2014-02-06発行、 978-4063644135)
第15巻
(2014-06-13発行、 978-4063644265)
第16巻
(2014-11-13発行、 978-4063644449)
第17巻
(2015-02-13発行、 978-4063644579)
第18巻
(2015-06-12発行、 978-4063644739)
第19巻
(2015-11-13発行、 978-4063644890)