概要・あらすじ
とある田舎町で暮らす女子高生、鈴木加油は自分が通う学校の教師・野川と交際中。ある時、二人はドライブデートをしていたが、ふとしたことから口論に。車から降りて尚も言い争っている最中に、突如として空から謎の飛行物体が落下し車が大破してしまう。野川とはぐれた加油はひとまず帰宅し、翌日彼が出勤していないことを知ると、彼の家に向かう。
野川はそこにいたが、雰囲気が一変しており、加油のことは覚えていないと言う。その後野川は加油の父親・鈴木の政敵である伊藤を襲撃するも失敗。その夜、野川は加油の元を訪れ、本当は全部覚えていること、異星から来た者が地球を経営しようとしていること、そして自らの体が改造され彼らの手先となってしまったことを話す。
彼に課せられた任務は、この町により多くのゴミを集めることだった。
登場人物・キャラクター
鈴木 加油 (すずき かゆ)
田舎の高校に通い、教師の野川と付き合っている女子高生。父親が町長になろうと躍起になっていることを好ましく思っていない。野川のことを真剣に愛しているが、何かと子供扱いする上にどこか冷めたような態度で接してくるため、不満に思うこともある。
野川 (のがわ)
鈴木加油が通う学校の教師であり、彼女の恋人。加油とは別れたくないと思っているものの、年の差があり将来もある彼女との付き合い方について考えている。後に宇宙のある星からある種の塩素酸化物を求めてやってきた異星人によって体細胞を金属元素へと置換され、まるで生きた戦車のように改造され彼らの手先となってしまう。
集団・組織
異星人 (いせいじん)
『わたしのせんせい』の登場する種族。突如として鈴木加油が住む町の外れへとやってきた異星人。自らの星で珍重される、自然界に極めて希少なある塩素酸化物を大量に手に入れるために、町をゴミの山にしようと計画している。たまたま到着した所に居合わせた野川の肉体を改造し、手先として利用している。