アニマルマニア

アニマルマニア

離れ小島に1つだけある中学校。クラスは1年から3年が在籍する1クラスのみ。そんな僻地の学校に赴任してきた女性教師と生徒達が繰り広げる、のんびりとした日常生活を描いた擬人化アニマル学園ギャグストーリー漫画。「ビッグコミックスピリッツ」で連載された。

正式名称
アニマルマニア
ふりがな
あにまるまにあ
作者
ジャンル
ギャグ・コメディ
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概要・あらすじ

離れ小島の兄丸島にある泉中学校に赴任してきたのは、恥ずかしがり屋で人見知りの新任教師森野こじか。はじめは慣れない孤島での生活に戸惑い、緊張していたこじかだったが、個性豊かな生徒や兄丸島の住人と触れ合うことで、徐々に島へと馴染んでいくのだった。

登場人物・キャラクター

森野 こじか (もりの こじか)

泉中学校に赴任してきた新任教師。シカの女性。基本的に恥ずかしがり屋で人見知りな性格。しかし、心の中ではかなりきついツッコミを入れている時もある。恋愛には積極的で彼氏も募集中だが、周囲に若い男性がいないため、将来に漠然とした不安を抱えている。

山辺 ポン太 (やまべ ぽんた)

泉中学校の校長。口ひげを生やしたタヌキの中年男性。「日々の積み重ねが勉強である」という教育理念を持っているが、肝心の本人がいい加減でなおかつ面倒なことは嫌いなタイプ。かなりの酒好きで、森野こじかの歓迎会と称して食堂「さゆり」で宴会を開いていた。

岩田 ししお (いわた ししお)

泉中2年生の14歳で、生徒会長を務めているライオンの男の子。負けず嫌いなうえに、自らを完璧主義者だと思っている。常にリーダーとしての自分をアピールすることに腐心しており、前生徒会長だった横田とら彦を強くライバル視している。尊敬する人物はアメリカに留学している兄の岩田しし太郎。兄丸島中に知れ渡っているほど、自室が汚い。

小原 ひょう太 (おばら ひょうた)

泉中3年生の15歳で、黒ヒョウの男の子。兄丸島における流行りものをいち早く取り入れる自称ファッションリーダー。ファッションに関してはかなり自信を持っており、他人をコーディネートするのが大好き。運動神経も良く、体育祭では常に注目を集める存在。3人の姉がいる。

横田 とら彦 (よこた とらひこ)

泉中3年生の15歳で、学級委員を務めているトラの男の子。岩田ししおの前に生徒会長をやっていた。正義感溢れる優等生だが、真面目で正直なため、思ったこと聞いたことを何でも包み隠さず声に出してしまう癖がある。だが、本人は良いことを言ったと思っているため、周囲の反応も意に介さない。

中村 ペガサ (なかむら ぺがさ)

泉中1年生の13歳で、ペガサスの女の子。マイペースで面倒事が嫌いなため、クラスの行事や委員の仕事には参加したことがない。授業中もぼーっとしており、時折授業をさぼったりもするが、山勘が働くためにテストの点数は悪くない。

大山 善ぞう (おおやま ぜんぞう)

泉中2年生の14歳で、ゾウの男の子。真面目な努力家で地道な作業を好む。得意科目は社会で工作も大得意。頼まれると断れない性格だが、本心では嫌がっていることも多い。常に物事を悪い方向に考えてしまい、悩みこむあまり人の話を聞いていないという一面もある。

鈴木 チイコ (すずき ちいこ)

泉中1年生の13歳で、チーターの女の子。頭の回転が速く社交的だが、調子づきやすい性格で、思い立ったらすぐに行動するアクティブなタイプ。また、流行に敏感で、ダサイと思われるのが大嫌い。小原ひょう太と一二を争うほど、運動神経が優れている。

山田 さる吉 (やまだ さるきち)

泉中2年生の14歳で、サルの男の子。人懐っこく自然にみんなの輪の中に溶け込める性格。また、お調子者でお祭りが大好きという面も併せ持つ。たまに妄想を暴発させることがあり、自身の未来を想像し、感動して号泣してしまうことがある。中村ペガサとは家が近い。

加藤 コアラ (かとう こあら)

泉中2年生の14歳で、コアラの女の子。現実主義者で自らの損になることは絶対にしないというちゃっかり者。面倒見が良いためにクラスメートに好かれているが、内心では見返りを期待している。なにかと面倒なタイプである岩田ししおの扱いが上手い。

鈴木 ひつみ (すずき ひつみ)

泉中3年生の15歳で、ヒツジの女の子。鈴木チイコの姉。優しくおっとりしており、争い事が嫌いな性格のため、誰かがケンカをしていると必ず仲裁に入るが、いつも失敗してしまう。社交的な妹のチイコを羨ましがっている。

広田 たぬ子 (ひろた たぬこ)

泉中1年生の13歳で、放送委員を務めているタヌキの女の子。おしゃれや楽しいことが大好きというごく普通の中学生だが、パソコンを得意としており、ネットを駆使して日本のみならず海外の飲食店の情報を網羅するかなりの情報通。しかし、その情熱は学業にはまったく活かされていない。

吉田 おおかみ (よしだ おおかみ)

泉中2年生の14歳で、オオカミの男の子。独自の世界観を持つ自由人だが、クラスメートともそれなりに上手くやれる社交性も備える。一度自分の価値観にハマると黙々と勉強し、抜群の記憶力を発揮する。そんな性格のためか、夏休みの自由研究で金賞を受賞したこともある。

岩田 しし太郎 (いわた ししたろう)

岩田ししおの年の離れた兄。見た目はライオン。兄丸島きっての秀才と言われており、アメリカの大学院で研究をしている27歳。独身。祖母の100歳の誕生日を祝うため、一時的にアメリカから帰国し、その際に森野こじかと出会う。

香取 さゆり (かとり さゆり)

兄丸島にある唯一のおしゃれの店「カトレ屋」の女主人。見た目はヒョウ。かなり押しが強い性格で、自身のお眼鏡にかなった商品を勝手にコーディネートして客に押しつけてしまう。店を一緒に経営している夫もかなり気まぐれな性格をしており、その時の気分で店を閉めたり開けたりしている。

黒川 (くろかわ)

兄丸島にある唯一の食堂「さゆり」の店主を務める男性。見た目は黒ヒョウ。独身。新しもの好きなうえに移り気な性格をしており、店内にオープンカフェを作ったり、さゆり焼きを店頭で販売している。店名である「さゆり」という名は、同級生だった香取さゆりによって強引に決められた。

緑山 一郎 (みどりかわ いちろう)

兄丸島の村長補佐をしている男性。見た目はゾウ。頭が良くかなりの切れ者で、真面目でしっかりした性格をしている。兄丸島の外から来た「鹿野よし子」という女性と婚約し、婚約パーティーでは村を上げて盛大にお祝いされていた。

エリカ

泉中でおいしい給食を作っているおばさん。見た目はゾウ。若干心配性で、ぎっくり腰で入院した際に「家庭の医学事典」を読み、自身の症状がすべての病気に当てはまるのでは、といたく弱気になっていた。大の競馬好きで、入院中も病院の電話で馬券を買っていた。

海江田 猿雄 (かいえだ さるお)

兄丸島にある海猿丸の船長。見た目はサル。5年前に妻と死に別れた55歳の男性。20歳になる娘は本土で就職している。隣にある弟丸島のスナック「みゆき」に勤めている新人ホステスに入れこみ、通い詰めている。釣りを趣味にしている。

サクラ

弟丸島に住む岩田ししおの母親の双子の妹。見た目はヒツジで口元の左側にホクロがある。兄丸島と弟丸島に住む20歳以上の島民のデータを所持しており、独身者には強引に見合いを勧めているパワフルなおばさん。遠洋航路の船長を務める「一郎」という夫がいる。

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