アヤメくんののんびり肉食日誌

アヤメくんののんびり肉食日誌

大学の生物学科の研究室を舞台とした大学生同士のラブ・コメディ。町麻衣が手がけた2作目の作品にして代表作。2017年10月には足立梨花主演で実写映画化。「FEEL YOUNG」2012年11月号から連載の作品。

正式名称
アヤメくんののんびり肉食日誌
ふりがな
あやめくんののんびりにくしょくにっし
作者
ジャンル
恋愛
レーベル
FCswing(祥伝社)
巻数
既刊17巻
関連商品
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世界観

椿雛菊菖蒲瞬の2人が織りなすラブ・コメディとなっている。主な舞台は2人が所属する大学の斉藤研究室のため、学会参加や研究、調査など生物研究関係のイベントが作中で展開されることが多い。また、斉藤研究所や大学院に所属するメンバーはそれぞれ癖が強い個性的な人物ばかりで、彼らと雛菊たちの人間関係も見どころの1つ。

作品誕生のいきさつ

町麻衣は、常々「漫画で恐竜を出してみたい」と考えていたという。それについて、当初はタイムスリップものの作品を考えていたが、自身の読者層には「SF色が強すぎる」と判断して一度は断念。しかし、その構想をもとに「研究者で爬虫類を部屋いっぱいに飼ってる変わった男の子」という設定を思い付き、「FEEL YOUNG」の担当編集者にそのアイデアを提案。これが、本作『アヤメくんののんびり肉食日誌』が誕生するきっかけとなった。

あらすじ

女子大学生の椿雛菊は、「骨格」が大好きな骨オタクで、さまざまな生物を研究する学生が集まる斉藤研究室に所属し日夜研究に励んでいた。そんなある日、斉藤研究所に1人の新入りがやって来る。それが、有名な考古学者の息子である菖蒲瞬だった。瞬は子供っぽさを残しつつも雛菊にとっては「いい骨」をしている男性であり、瞬から見ても雛菊は自分が唯一興味を持てる女性でもあった。そんな2人が接近するのにそう時間はかからず、2人きりでの展示会の準備中、雛菊と瞬は初めて身体の関係を持つ。瞬はその件ですっかり恋人気分になっていたが、雛菊はその関係をきっぱり否定。瞬のストレート過ぎる気持ちの表現についていけず、一度は距離を取ることになる。だがそんな雛菊も、自分が考えていた以上に瞬のことを意識していることに気付くのだった。

メディアミックス

実写映画

2017年10月7日に芝﨑弘記監督による実写映画が公開。脚本は阿相クミコが担当しており、製作会社はホリプロ。主なキャストは椿雛菊役を足立梨花、菖蒲瞬役を黒羽麻璃央が演じている。

登場人物・キャラクター

椿 雛菊 (つばき でいじー)

斉藤研究室に所属する大学2年生の女子で、鳥や恐竜を研究している。無類の骨好きで、男性の趣味も骨が基準となる。しかし、その反面生きているものや動くものが苦手。現在はスタイルの良い美人だが、子供の頃は太っており顔もブサイクだったため「デイジー」という名前にコンプレックスを持っている。そのため、自分のことを名前で呼ばれることを嫌い、普段は自らを「ひなぎく」と名乗っている。

菖蒲 瞬 (あやめ しゅん)

斉藤研究室に所属する大学1年生の男子。普段から何を考えているかわからない、斉藤研究室きっての変人。興味のあるものに対しては何事も物おじせずに振る舞う度胸があるが、椿雛菊いわく子供っぽいだけ。感情表現がストレートで、周りのことは一切考慮しないなど、少々空気の読めないところがある。現存している生物では爬虫類を好んでいるが、何より好きなのは恐竜。 父親の仕事の関係で世界中の国を飛び回っており、英語はペラペラで発音も完璧。

竹中 望 (たけなか のぞみ)

斉藤研究室に所属する大学3年生の女子で、1年留年している。椿雛菊の友人でもあり、雛菊の恋を応援している。研究対象は不明だが、鳥の羽などを取り扱っている。教職課程も取っており、将来は進学をせずに教師になろうと考えている。

高山 (たかやま)

斉藤研究室に所属する大学3年生の男子。斉藤研究室のメンバーの中では賑やかな性格でテンションも高く、可愛い女子を見ればナンパをするなど基本的に軽いタイプ。研究の専門はヘビ。そのためヘビを見ていると時折性的にムラムラとくることがあるらしいが、それを何らかの行動に移したことはない。

里中 弘之 (さとなか ひろゆき)

斉藤研究室に所属する大学4年生の男子。斉藤研究室のメンバーの中では唯一、メガネをかけている。真面目に見えるが、菖蒲瞬の高校時代のクラスメイトの女性の話に食いつき、その女性が可愛いと分かるや否や僻んで暴力を振るうなど、直情的な行動に出ることがある。実は彼女いない歴22年のチェリーボーイ。

堀 原太 (ほり げんた)

斉藤研究室に所属する大学4年生の男子。斉藤研究室のメンバーの中では最も恰幅の良い人物。一般企業への就職を考えており、80社受けて結局エースホップ株式会社のカップラーメン開発部のみ内定をもらった。

斉藤 (さいとう)

斉藤研究室をとりまとめている男性教授で、専門は動物形態学。博士課程2年の時に当時の先生から助手をやらないかと直々に誘われ、その後40代で教授の座に就くことになった非常に優秀な人物。菖蒲綾夫の学友だったこともあり、彼の息子である菖蒲瞬のことをとても可愛がっている。普段は糸目だが、研究などで集中する時だけは目をカッと見開くことがある。

椿雛菊の母 (つばきでいじーのはは)

椿雛菊の母親。バブル世代の女性で、当時は東京のディスコを渡り歩き、足代わりとなるアッシーなどを引き連れて青春を謳歌していた。菖蒲瞬のことも紹介されており、その際には「ヘンタイ同士お似合い」とその交際を認めている。

菖蒲 綾夫 (あやめ あやお)

ロンドン大学で教授を務めている考古学者。菖蒲瞬の父親で、斉藤とはかつての学友同士。瞬とともに世界中を飛び回っており、テレビなどにも出演することがある考古学界の有名人。ちなみにテレビでは、ピラミッドの発掘などで取り上げられることが多いので、ミイラと共演することも多い。

ヤスオ

椿雛菊と同じ大学に通う1年生の男子。十条純の友人だが、純のことは英語の宿題を写させてくれる便利な存在としか考えていない。そのため、英語の宿題を見せてもらえなかった際には腹いせとして純から借りたゲームを破壊するなどの暴挙に出る。

十条 純 (じゅうじょう じゅん)

椿雛菊と同じ大学に通う1年生の男子。大学の理学部へ進むことを目標にしていたが、それから先のことはまったく考えておらず、将来への不安を感じている。3年間外国に住んでいた帰国子女ということもあり英語の成績がいいが、実は住んでいたのはドイツ。「帰国子女なのに英語ができない」と言われるのが恐くて熱心に勉強した努力の賜物で、発音はそれなり。 日本語を必死で勉強している菖蒲瞬と交流して刺激され、英語をもっと勉強したいと思うようになり、現在はロンドンへの留学を決めている。

エリザベス

菖蒲瞬の高校時代のクラスメイトの女性。イギリス人で自他ともに認める美人。現在はSNSサイトを用いて瞬と交流を持っており、瞬の投稿を確認すると「いいね!」を付けてくれている。瞬のことを「シュン」と呼んで好意を抱いており、電話やメールなどで情熱的なアプローチをかけている。

松田 (まつだ)

椿雛菊と同じ大学の商経学部に通う男子。雛菊の元カレで、色黒の肌にネックレスをつけ、サングラスをかけたチャラ男。付き合っていた当時、雛菊からは「いい骨」とその骨格を絶賛されていた。しかし、寝ている間に全身に解剖時に切る線を雛菊に描かれていたことがあり、それがトラウマとなっている。

田中 (たなか)

椿雛菊と同じ大学に通う男子で、色黒のチャラ男。雛菊のサークル仲間の女友達にしつこくアタックし、「キモい」と言われていた。しかし結局、その女友達とはセフレの関係となった。

高平 健太郎 (たかだいら けんたろう)

椿雛菊と同じ大学の獣医学科に通う3年生の男子。飲み会の席で、家の窓ガラスに鳥がよくぶつかって死んでしまうという話をしたことで、雛菊に大いに興味を持たれた。これがきっかけで、それからは鳥の死体を発見するたびに雛菊に連絡し、引き渡すようになる。

鈴木 仁英 (すずき じんえい)

T大学の大学院に通う博士課程3年生の男子。通称「ワニの仁英」。その名の通りワニのような目で睨みつけ、時には怒鳴ることもある恐い人物で、里中弘之からは特に恐れられている。研究対象はワニで、高山と同じ高校の先輩。椿雛菊も認める「カッコいい骨格」の持ち主。鈴木仁英も雛菊のことは気に入っており、なんとか自分のものにしようと奔走している。

蓑田 優 (みのだ ゆう)

T大学の大学院に通う修士課程2年生の男子。優しい性格で、里中弘之から慕われている。大学院へは他大学からの進学で、入試の過去問を得るためにツッキーに取り入るしたたかな一面がある。

ツッキー

T大学の大学院に通う博士課程3年生の男子。かなりの童顔で背が低く、高山からは「ホビット」と呼ばれている。見た目はまるで少年のようで可愛い系の顔をしているが、一たび口を開けば四方八方に毒を吐き続ける毒舌家。里中弘之がお気に入りで、よくこき使っている。

関野アナ (せきのあな)

朝のニュースでお天気おねえさんを務めている女性。テレビで、斉藤研究室で行われる展示会の前日に台風が直撃すると語っており、斉藤研究室のメンバーはそれを見て危機感を覚えていた。しかし、高山だけは関野アナの服装に注目しており、ブラジャーが透けていることに着目していた。

三代目 (さんだいめ)

きょうりゅうの家の管理人を務めている男性。菖蒲瞬とも顔見知りで仲が良く「瞬が幸せなら俺も嬉しいよ」と言うほど。恐竜に関しての知識は素人レベルで、椿雛菊から恐竜の説明をされた時には感心していた。

宇野 陽子 (うの ようこ)

博物館の学芸員を務めている女性。斉藤の元教え子。斉藤のキジバトの研究のために資料を提供した。その際にお手伝いとして同行していた菖蒲瞬には「クールな人物」、椿雛菊には「なんかやなかんじ」とそれぞれ評された。しかし、大学院卒で学芸員となった優秀な人物で、その点だけは雛菊からも認められている。

笹河原 国彦 (ささがわら くにひこ)

研究者の男性。生物学の世界では有名で本も執筆しており、菖蒲瞬もその本を読んだことがある。瞬と鈴木仁英が福岡へ学会に行った時に出会った人物で、記念撮影にも快く応じてくれピースまでしてくれる優しくてノリのいい性格。

水澤 (みずさわ)

K大学の研究者の男性。鈴木仁英が学会で発表した際にいの一番に手を挙げて質問した人物。興味深いその研究内容や、自分の質問にもしっかりと受け答えをする仁英を高く評価しており、今後にも非常に期待している。

ティム・ケリガン (てぃむけりがん)

古脊椎動物界の重鎮の、イギリス国籍の男性。もともと気難しい性格のため、人と打ち解けるには時間がかかるが、菖蒲瞬としゃべった時には、アジア人ながらネイティブな英語を話すことを絶賛し、すぐに仲良くなった。その後は研究室に遊びに来させるほど瞬を気に入っていた。

奈良 アキラ (なら あきら)

ニューヨークの有名な博物館で常勤のプレパレーターをしている男性。椿雛菊と同じ大学出身だが2年生の時にカルフォルニア大学へ編入している。ゲイで女子のノリにも軽々とついていける。

マヌエル

ドイツ国籍の男性で、奈良アキラの恋人。当時まったく英語がしゃべれなかったアキラに英語を教えた人物で、アキラとは今もラブラブ。アキラと一緒にいるため、日本語も少ししゃべることができる。椿雛菊はその顔を「イケメン」と評している。

キム

奈良アキラの所属する研究室のボランティアメンバーの女性。椿雛菊と同様に骨が好きで、中でも何万年、何億年と経った化石を好んでおり、同じ化石好きとして意気投合した。普段は明るくておしゃべり好きな人物。

マシュー

奈良アキラの所属する研究室のボランティアメンバーの男性。腕に掘られたタトゥーと全身に付けたピアスが特徴。いかつい外見ながら、恐竜の化石のクリーニングを椿雛菊に教えたり歓迎会でねぎらったりするなど、優しい性格。

日森 (ひもり)

福岡での学会で椿雛菊らと知り合った研究者の男性。鈴木仁英や宇野陽子とはその時点で既に顔見知りだった。博士号を取得していたが、その後はポスト・ドクターを3年ほど続けていた。しかし現在は、農林水産省の研究職に就くことが決定している。

アユユ

最近、テレビによく出演している人気のアイドル。角の付いたカチューシャが特徴。モエモエ星からやって来たという設定で、「全人類こいびと化計画」なるものを実行している。ちなみに里中弘之はアユユの熱心なファン。

陽平 (ようへい)

椿雛菊のはとこの大学生の男性。子供の頃、嫌がる雛菊に生き物を近づけるなどの嫌がらせをしていた。大人になってからはイケメンに成長し、就職先も内定をもらって彼女との結婚を視野に入れている。

プーちゃん

里中弘之が飼っているオカメインコ。弘之からは溺愛されており、時々赤ちゃん言葉で話しかけられている。自分の名前や朝の挨拶程度であればしゃべることができる。また、弘之は密かに専用アカウントを取ってプーちゃんの写真をSNS上に掲載しているが、フォロワー数は2。

サンドラ

菖蒲瞬が自宅で飼っているギリシャリクガメ。性別は雌。寿命は30年から50年と比較的長く、普段は日向ぼっこなどをして優雅に過ごしている。瞬によれば、椿雛菊のことが好きらしい。天敵はサミーン。

サミーン

菖蒲綾夫が飼っている猫。賢く、探究心旺盛な性格で、ドアも自分の肉球と爪を用いて器用に開けることができる。菖蒲瞬が飼っているサンドラを引っ掻いたりとおもちゃにしており、瞬からは「あれ」呼ばわりされている。

アユミ

エリザベスが飼っている小型犬。犬にも関わらずウサギの服を着せられているが、元気いっぱいに走り回っている。エリザベスによれば「シュンのようにとっても優秀」とのことで、名前も菖蒲瞬の名字から取っている。里中弘之のことがお気に入り。

集団・組織

斉藤研究室 (さいとうけんきゅうしつ)

T大学にある斉藤の研究室。椿雛菊を始め生物に関する関心を持つ学生が集まっており、日々研究を行っている。学園祭などでは研究室の出し物なども積極的に出展している活動的な研究室でもある。特色としては定期的に開かれる斉藤会があること。

オールラウンドサークル

椿春菊が所属している大学のサークル。夏は海に行き、冬は雪山へスノーボードにしに行くという典型的な娯楽をメインとしたサークル。春菊は斉藤研究室の男子メンバーが化石発掘しにいく際にこのサークルを引合いに出し、「体力ならサークルで鍛えて自信がある」と発言したことがある。

場所

水族館 (すいぞくかん)

菖蒲瞬と菖蒲綾夫がたまたま休日が被った際に一緒に行った場所。「アマゾン川と世界の淡水魚水槽リニューアルオープン」と銘打って宣伝されており、特設のアマゾンカフェではピラニアの素揚げを食べることができる。

きょうりゅうの家 (きょうりゅうのいえ)

椿雛菊とのデートで菖蒲瞬が連れて来た場所。さまざまな生き物が数多く飼育されており、見たい人は声をかければ自由に見学できる。それらの生き物は購入することも可能。ちなみに名前の由来は、当時は珍しかったグリーンイグアナを見た近所の子供たちの間で、「恐竜がいるぞ!」と噂になったため。

T大学 (てぃーだいがく)

椿雛菊が通う、都心にある大学。一般的に日本だけでなく世界からも優秀な人材が集まる大学とされており、他大生からは羨望の眼差しで見られている。その研究においては、地方遠征の費用も出してくれるなど非常に太っ腹な教育方針を持つ。ノーベル賞受賞者も輩出している。

イベント・出来事

ギガ恐竜博201X

絶賛開催中の恐竜イベント。斉藤が斉藤研究所のメンバーのためにこのイベントのチケットを2枚だけ持っており、じゃんけんで譲渡する相手を決めていた。イベント会場は人混みでなかなか前へ進まないほどの盛況ぶりだった。

は虫類のホネ展 (はちゅうるいのほねてん)

動物園の両生爬虫類館で開催されていた、さまざまな爬虫類の骨が見られるイベント。椿雛菊と菖蒲瞬が一緒に見に行ったイベントで、広告には「みえないところみえちゃう!」と言っているカエルの絵が描いてある。しかし、瞬はそれを見て「カエルは両生類ですけどね」とツッコんでいた。

古代エジプトの輝き展 (こだいえじぷとのかがやきてん)

椿雛菊がいつもとまったく関係ないことをしようと訪れた展示イベント。当時の人たちの暮らしぶりがわかるような食器やアクセサリー、絵画などが展示されている。大人が多く落ち着いた雰囲気だったが、たまたまそこを訪れていた松田が、クレオパトラの絵を見てアホな発言をしている現場に居合わせてしまった。

カセキック・パーク (かせきっくぱーく)

椿雛菊が通う大学の学園祭で毎年行われる斉藤研究室の出し物。廃棄する化石の入っている石や、化石自体を山にしてその中からお客さんが化石を見つけて持って帰れるというもの。菖蒲瞬が初めて参加した年は内臓が描かれているような少々悪趣味なオリジナルTシャツも販売していた。

ふゆやすみどうぶつ園講座 (ふゆやすみどうぶつえんこうざ)

可愛い動物の自由研究ができる子供向けのイベント。鈴木仁英がここでワニの解説員として呼ばれており、椿雛菊も助手として同行している。しかし、実際は子供たちから質問を受けるのは雛菊だけで、仁英は研究対象であるワニをずっと観察していた。

その他キーワード

仁英カッター (じんえいかったー)

椿雛菊と菖蒲瞬の距離が近く、イチャイチャしている時に発動する鈴木仁英の技。雛菊と瞬の間を無理矢理割って入って通り抜けるというものだが、一度引き離されても2人はすぐ元の距離に戻るのでまったく意味をなしていない。

斉藤会 (さいとうかい)

斉藤研究室に所属している学生に対して斉藤が開いている会合。実際は斉藤が何かの自慢話をするために学生を集める会となっており、そのことは学生も承知している。菖蒲瞬が初めて紹介されたのはこの斉藤会からで、場所は飲食店だった。

アヤメくんスーパーデレタイム

菖蒲瞬を実の息子か孫のように可愛がる斉藤が瞬に対してデレデレとなってしまう状況のこと。具体的には瞬の頭を撫でて絶賛したり、興奮しすぎて写真を撮ったりする状況のことを指す。その時の斉藤のテンションは高め。この状態の命名者は高山。

遺跡ふしぎ発見!! (いせきふしぎはっけん)

菖蒲綾夫が定期的に出演しているテレビ番組で綾夫の知名度をあげるのに一役買っている。出演時はしっかりとした探検隊のような服装に身を包んでおり、その姿は斉藤からのウケも良い。司会は草野太志という大御所が務めている。

オッオレンジジュースプリーズ

海外に行った際に椿雛菊が使う最も自信のあると自負している英語。主に飛行機で注文をする時に使用するが、海外のバーでも使えるので意外と使用頻度は高い。他にも「チッチキンプリーズ」があるがどちらも最初に噛んでしまいスムーズに言えていない。

書誌情報

アヤメくんののんびり肉食日誌 17巻 祥伝社〈FCswing〉

第16巻

(2022-11-08発行、 978-4396768744)

第17巻

(2023-08-08発行、 978-4396768942)

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