アヴァール戦記

アヴァール戦記

漫画家・中村珍が、自身の執筆活動や日々の出来事について綴ったエッセイマンガ。マンガ制作にかかるコストや、アシスタントとの関係、原稿料と印税についてなど、漫画家の裏側が赤裸々に語られる。タイトルの「アヴァール」とはフランス語で「ケチ」という意味である。単行本には、各話の解説や、中村珍が読者の悩みに答える「中村珍のお客様相談室」、プッシュしたいものを紹介する「私が愛した××(チョメチョメ)」が収録されている。

正式名称
アヴァール戦記
ふりがな
あゔぁーるせんき
作者
ジャンル
エッセイ
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概要・あらすじ

新潮社「@バンチ」編集部から、初のエッセイマンガの依頼を受けた中村珍。リアルな作風のストーリー漫画と違って、「コストパフォーマンスの高い」仕事に喜ぶ彼女だったが、次々とトラブルが発生。前途多難のなか、中村は自身の「アヴァール」(ケチ)と格闘していく。

登場人物・キャラクター

中村 珍 (なかむら ちん)

女性漫画家。本作の作者。周囲からはケチと言われているが、自分では認めていない。2010年9月13日、新潮社「@バンチ」の編集者・オリタから依頼を受け、自身の「ケチ」を題材にしたエッセイマンガを描くことになる。はじめはコストパフォーマンスの高い仕事に喜んでいたが、東日本大震災で仕事場が水浸しになったり、過労で入院したりと、さまざまなトラブルに見舞われていく。 趣味はアクアリウムとバイク。

オリタ

本作『アヴァール戦記』の担当編集者の男性。新潮社「@バンチ」編集部所属。中村珍との打ち合わせで、「ケチ」を題材にエッセイマンガを描くことを提案、タイトルも命名した。何かと本題から脱線ちがちな中村に手を焼くこともある。

サハラ

中村珍のアシスタント。港区出身。マンガの専門学校卒で、中村の先輩にあたる。そのためか、中村に対して率直な発言が多い。

ノバタ

中村珍のアシスタント。イタリアに留学した後、美容師となり、その後マンガ家を目指すようになった。

コイケ

中村珍のアシスタント。コスプレイベントの会社に勤める。マンガの専門学校では、サハラの同期だった。

影山 キナ (かげやま きな)

中村珍の友人の女性。イラストレーター。9話に登場したときの作画や、単行本1巻と2巻の表紙のキャラクターデザイン、18話の扉絵を担当した。

峰 なゆか (みね なゆか)

中村珍の友人の女性。『アラサーちゃん』の作者であるマンガ家。中村と同様、金銭にシビアな考え方の持ち主。

谷口 菜津子 (たにぐち なつこ)

中村珍の友人の女性。ギャラに対しての考えが甘かったため、中村に理詰めで説教をされる。

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