概要・あらすじ
美人で女子から人気がある立石亜由は、わざとクールビューティーを装っていた。その理由は、同じクラスで女子にモテる架地哲士に気にかけて欲しいがためだった。そんななか、ある時佐倉仁菜が探し物を探すのを手伝ってあげたことから彼女に気に入られた亜由は、実は仁菜が人間ではなく魔女なのだという秘密を打ち明けられる。
登場人物・キャラクター
立石 亜由 (たていし あゆ)
テニス部に所属する中学2年生の女子生徒。実際は抜けているところもあるが、それをうまく隠してクールビューティーを装っており、後輩の1年生女子から絶大な人気を誇る。同じクラスの架地哲士に想いを寄せている。佐倉仁菜の魔法のせいでいつもトラブルに巻き込まれてしまう。
佐倉 仁菜 (さくら にな)
中学2年生の女子生徒だが、実は魔法王国から留学してきた魔女。魔法中学で落ちこぼれてしまい、魔法科目のないこちらの世界にやってきた。魔法王国での名は「ニナ・サクレイル」。おっちょこちょいで、良かれと思ってやったことがいつも裏目に出てしまう。
架地 哲士 (かじ てつし)
中学2年生の男子生徒で、所属する野球部では次期エースと目されている。さわやかな優等生タイプで顔もカッコ良く、学校中の女子生徒から人気がある。実は優等生の顔は作りもので、普段は自分の欲求に忠実という二面性を持つ。
辻合 宏基 (つじあい ひろき)
中学2年生の男子生徒で、テニス部に所属している。口数が少なくあまり表情も変えないので、周囲には何を考えているかわからないと思われているが、実は面白いことが好き。口が固く、秘密を守れるタイプで、佐倉仁菜が魔女だと知っているが知らないふりをしている。
リオ
佐倉仁菜のペットのオス猫。魔法の力で人間の言葉を話せる。知性もあり、仁菜の忘れ物を学校に届けることもある。魔法キャンディーを使えば、人間の姿に変身することもできる。昔、魔法でさんざんイタズラされたことがあるので、桐島由多が苦手。
桐島 由多 (きりしま ゆた)
魔法使いで、佐倉仁菜とは魔法王国の幼なじみ。見た目は繊細な美少年だがイタズラ好きで、魔法の成績は良いにもかかわらず、遊び半分で能力を使うのが玉に瑕。魔法王国での名は「ユタ・キリシア」。女の子に手が早いが、実は仁菜のことが好き。
信之介 (しんのすけ)
辻合宏基の飼っている猫。黒くてつやつやの毛並みをしている。警戒心が強く、ちょっぴりワガママなところがある。宏基のことが大好きで、宏基と話すために魔法の力を借りて短時間だけ人間になった。
仲村 紗也香 (なかむら さやか)
中学2年生の女子生徒。小柄で色白な美人で、近寄りがたい雰囲気を持っていることから、「アイスドール」と呼ばれている。魔女の母親と普通の人間である父親の間に生まれたハーフ。幼い頃から魔法を使えるが、魔法王国に行ったことはない。
桐島 美斗 (きりしま みと)
桐島由多の姉で、魔法王国ではちょっぴり落ちこぼれ。同じく落ちこぼれの佐倉仁菜に親近感を抱いている。派手な顔立ちをしていて、自他共に認めるゴージャス系美人。好きな人がいると直球でアタックする怖いもの知らず。魔法王国での名は「ミト・キリシア」。
ラキ・ハーロウ (らきはーろう)
魔法王国にあるエリート校、エトルリア王立魔法学校の教官を務める男性。佐倉仁菜の能力を見抜き、スカウトしに来た。
広田 明穂 (ひろた あきほ)
中学3年生の女子生徒で、野球部のマネージャーを務める。美人で強気な性格の、野球部員のマドンナ的な存在。架地哲士のことを気に入っており、すでにハッキリ振られているのだが、めげずに積極的にアタックしている。
場所
魔法王国 (まじっくきんぐだむ)
魔法使いたちの住む王国で、佐倉仁菜たちはここからこちらの世界に留学に来ている。ただし留学中に魔法王国について人間に知られることはご法度で、もし知られた場合、記憶を消す魔法をかけるための罰金を取られてしまう。こちらの世界には東京をはじめとして「MK(マジックキングダム)留学センター」と呼ばれる施設がいくつかあり、そのなかには魔法王国との連絡ポイントがある。 ここを経由して魔法王国からの荷物を送ってもらったり、留学の相談にも乗ってもらえる。
その他キーワード
マジックパソコン
魔法辞典が内蔵されており、インターネットでいろいろなサイトからオリジナル魔法をダウンロードできる。マジカルトレジャーボックスとセットで使う。スキャナと繋げて使うこともできる。携帯用サイズのものも存在する。
マジカルトレジャーボックス
マジックパソコンとセットで使う。必要な魔法をマジックパソコンで検索し、マジカルトレジャーボックスと繋げて実行すると、中に入れたものにダウンロードした魔法をインプットすることができる。携帯用サイズのものも存在する。