概要・あらすじ
1976年のロンドン、バンパネラの少年エドガー・ポーツネルとアラン・トワイライトは、エドガーとよく似た少女エディス・エヴァンズと出会う。女がエドガーの実兄の子孫であることを知ったアランは、かつて彼女の姉シャーロットを過失で死なせてしまった負い目を感じつつも、エディスに惹かれていく。
登場人物・キャラクター
エドガー・ポーツネル
バンパネラの少年。外見は14歳。人間の少女エディスに恋をしたアランを諦めさせようと、エディスに近づき彼女の周辺事情を探る。
アラン・トワイライト
バンパネラの登場人物。外見は14歳。エドガーとサセックスに行く予定だったが、ロンドンの街中で偶然出会った少女エディスに惹かれ、出立を渋るようになる。10年前エディスの姉であったシャーロットを死なせてしまった時に手に入れた絵を彼女に贈る。
エディス・エヴァンズ
エドガーの実兄の子孫である少女。二人の兄ヘンリーとロジャーと三人で暮らしている。偶然出会ったアラン・トワイライトに、彼の正体を知らないまま惹かれ始める。
ロジャー・エヴァンズ
エドガーの実兄の子孫である青年。兄ヘンリーと共に古物商を営んでいる。料理が得意。
ヘンリー・エヴァンズ
エドガーの実兄の子孫である青年。弟ロジャーと共に古物商を営んでいる。
ジョン・オービン
エドガーたちバンパネラの情報を集めている老人。ヘンリーとロジャーの営んでいる古物商のお得意。シリーズ13作目『ホームズの帽子』で若き日の彼とエドガーたちの出会いが描かれている。
アーサー・トマス・クエントン
エドガーの肖像画を描き残した画家の男性。シリーズ10作目『ランプトンは語る』で亡くなったと語られていたが、今作で生きていることが判明した。
関連
「ポーの一族」シリーズ (ぽーのいちぞくしりーず)
永遠の時を生きる吸血鬼の一族となった少年と、彼が巡り合う人間たちの運命を描いた物語。 関連ページ:「ポーの一族」シリーズ