概要・あらすじ
非力だが正義感だけは人並み以上にある溢れる主人公小池さんが、ある日突然超能力を手に入れる。スーパーマンになり悪を成敗していくも、次第に行動はエスカレート。いつしか正義と私怨の境界があいまいになっていく。後の短編『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』のパイロット版ともいえる作品。
登場人物・キャラクター
小池さん (こいけさん)
もじゃもじゃ頭にメガネが特徴。力は弱いが、正義感だけは人並み以上にあり、(自分の価値観において)許せない行為を見ると注意せずにはいられない。ある日突然超能力を手に入れ、遂に正義を実際に行使するようになる。他の藤子・F・不二雄作品にも度々登場しているキャラクターで、登場シーンではラーメンをよく食べている。 実在の人物、トキワ荘の仲間・3鈴木伸一がモデル。
富士野 雪子 (ふじの ゆきこ)
ある夜、酔っ払いにからまれているところを、通りかかった小池さんに救われる。言葉を交わしたのはその場だけにもかかわらず、次第に暴力性を増していく小池さんの、心の清涼剤的な存在となっていく。
課長 (かちょう)
小池さんの勤めている会社の上司。仕事そっちのけで新聞への投書などをしている小池さんに対し、嫌みや説教をしてくる。注意の理由としては至極当然のことなのだが、小池さんにとっては正義の行為を邪魔するものでしかない。
その他キーワード
超能力
突如小池さんに目覚めた特殊な能力。X線眼、怪力、飛行能力に始まり、遂には念じただけで人を殺せるまでになってしまう。