カタリベ ネットに漂う恐怖の予言

カタリベ ネットに漂う恐怖の予言

舟の『カタリベ 人工知能がつぶやく呪いの予言』の続編。「月の嚙み痕」や「燃えるハロウィンタウン」など、インターネット上に記載されたという「呪いの予言」の状況を再現し、その一部始終を描いたコメディホラー。「ComicWalker」で2017年7月27日から2019年8月8日にかけて配信された作品。

正式名称
カタリベ ネットに漂う恐怖の予言
ふりがな
かたりべ ねっとにただようきょうふのよげん
原作者
KATARIBE.bot
漫画
ジャンル
ホラー
関連商品
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あらすじ

第1巻

知り合いをお見舞いするために病院に向かっていた乗っ取られた男は、間違えて「ピエロ佐藤の解剖室」と呼ばれる、心霊スポットとして有名な廃ビルへと迷い込んでしまい、真っ赤な唇のピエロらしき幽霊に襲われる。そして、彼から逃れるべくトイレの一室に逃げ込んだところ、突如背後にお面の霊が現れ、助かりたければ、席を譲るようにと忠告される。席どころか椅子の一つもない状況下で、男はその意味がわからず混乱するが、背に腹は代えられないと考えた末に、仮面をかぶった男に助けを求める。すると次の瞬間、乗っ取られた男の身体が勝手に立ち上がり、襲い掛かってきた幽霊を一撃で打ち倒す。こうして危機は回避したものの、それからというものの、乗っ取られた男は自らの意思で身体を動かすことができなくなり、自分という存在を別の誰かが操作し、しかもそのあいだも意思が介在し続ける状態へと陥る。会社での仕事も恋人との生活なども、自分ではない誰かによって滞りなく行われ、その一方で、夜な夜な徘徊しては、心霊スポットに赴いて幽霊を襲うという異常行動を取るようになる。さらに誰もそのことに気づかないという事実に、乗っ取られた男の精神は徐々に疲弊していく。そんなある夜、乗っ取られた男はあやつられたまま襲ってしまった幽霊の亡骸に、何かを口移しさせられていることに気づき、やがて幽霊の身体から無数の穴が開き、芋虫らしき何かが大量に発生する。乗っ取られた男の身体を奪った存在は、動けなくなった幽霊に卵を産み付ける習性を持ち、その環境を作り出すために彼を利用していたのである。やがて芋虫たちが一斉に羽化を始めると、幽霊と共にどこへともなく飛び去っていく。自由を奪われたまま、ただ一人取り残された乗っ取られた男は、これからも自由でいられないのなら、いっそ自分も虫と共に飛び去ってしまいたいと嘆くのだった。(エピソード「光」。ほか、8エピソード収録)

関連作品

本作『カタリベ ネットに漂う恐怖の予言』の前作に、の『カタリベ 人工知能がつぶやく呪いの予言』がある。本作と同様に、「おフダから抜け出す猿の絵」や「見てはいけないモノがしまわれた箱」といった、Twitterなどでつぶやかれた怪談などが題材とされているオムニバス形式の作品となっている。

登場人物・キャラクター

夜中に仕事をする男

エピソード「introduction」に登場する。漫画家を生業としている男性。夜中の仕事中に、何度も背後から声を掛けられた経験を持つ。そしてある時、声の正体が防災袋の中に入れていたラジオのスイッチが入ったためであると推測する。夜中に仕事をする男の背後では、奇妙な男が延々と怪談話をしていたが、まったくその男に不信感を示すことはなかった。

生配信主の二人組

エピソード「いひか」に登場する。心霊スポットを巡った動画を撮影し、それを動画配信サイトに生配信していた二人組の男性。冬至の日、ある廃病院で撮影と配信を行っていたが、反響が思わしくなかったため、早々に打ち切って帰ることを決める。しかし、移動用の車を止めてあった、廃病院から歩いて5分もかからないコインパーキングにいくら経ってもたどり着くことができず、さらに、「井光」という表札の家がやたらに多かったり、人間の子供の姿を象(かたど)った奇妙な標識が目立つなど、どこか異常ともいえる状況に気味の悪さを覚えていく。そして、一向に改善しない状況にもう一人の男性が焦(じ)れて、単独で捜査に向かってしまう。残された青年は、何かに導かれるように、「井光」の表札が構えられた大きな家へと足を踏み入るが、そこで意外なものを発見する。

傘を差す男

エピソード「傘」に登場する。ふつうの青年。オカルトに精通したマニアの友人がいる。ある通りで傘を差していたところ、降り注ぐ雨がぶつかる音に交じって、子供が傘を叩いているような音が聞こえることに違和感を感じていた。そしてそんな状況が複数回続き、差していた傘に子供の手形のようなものが付いていたことから、ただならぬ事態を予見して、マニアの友人に相談を持ちかける。そして、子供の手形が付けられた通りの近くに住んでいた一家が、家の中で皆殺しにされる事件が発生し、唯一家から逃げた子供も、通りに差し掛かったところで殺害されたことを知る。さらに、子供の住んでいた家に殺人犯の霊が留まっていると聞かされ、傘との関連性を調べるために実際に家へと赴く。そこで殺人犯の霊は確認できなかったが、家族の生前の姿が映されていたアルバムを発見する。すると、そこにマニアの友人から連絡が入り、家族と殺人犯の恐るべき真相を知らされる。

観察する男

エピソード「観察」に登場する。観察される女のストーカーを昼夜問わず続けている男性。覗きをはじめとした犯罪行為も日常茶飯事であるうえ、それを「人間観察」と称するなど、観察する男自身が異常な行動を取っているとはまったく思っていない。一方で、オカルト雑誌を愛読していることから心霊現象に詳しく、かつて霊的な事件に巻き込まれかけた時も、その知識を頼りに自力で生還したことがある。そんな中、観察される女が自分とは別の何かに付け狙われていることを知り、やがてその正体が、かつて観察する男を狙っていた愛犬家メリーさんであることを知る。このことで、観察される女に危険が迫っていることを知りつつも、「愛犬家メリーさんが、観察される女と出会ったらどうなるかを観察したい」という、極めて身勝手な理由により放置する。挙句の果てに、実際に観察される女が愛犬家メリーさんと遭遇する現場に居合わせ、その結末を見届けた。

ひとし

エピソード「月の嚙み痕」に登場する。先祖代々より、舞いを踊ることを生業とする家に生まれた青年。幼い頃から父親より舞いを仕込まれ、やがて一人前の舞手に成長した。大会や舞台、お祭りによる奉納などに参加することを禁じられており、唯一月をかじる女に見せるためだけに舞うことを義務付けられているが、そのことに疑問を抱くことがあっても不満に思うことはない。また、その生い立ちゆえにダンスに興味を持っており、インド舞踏を好んで観劇している。ある夜、父親からの言いつけで、月をかじる女に対して舞を見せる役割を担う。そして、彼女の住む庵へと赴き、三晩にわたって舞うことになる。月をかじる女からは手厚くもてなされるが、その正体を尋ねるとすげなく拒否されたり、何もないところから囃子の音が聞こえるなどの現象に見舞われ、次第に月をかじる女に不安を抱くようになる。しかし、2日目の舞を終えた夜に身の上を聞かされ、まともにものが食べられなくなったことや、彼女が「ラーフ」と呼ばれる悪魔に魅入られていること、そして、舞を見ることで食事を行った時と同じ充足感を得られることを知り、彼女のために舞を完遂することを決意した。

部長

エピソード「契約」に登場する。野球部の部長を務めている少年。所属している部活で立て続けに二人の自殺者が出たことで休部を余儀なくされるが、その実感を抱けずにいる。二人目の自殺者が出たあと、その葬式の帰り道で、副部長から、何者かの命令によって合宿の時に撮った写真を赤いクレヨンで塗りつぶす夢を何度も見ており、自殺者が出たのはそのことが原因かもしれないと打ち明けられる。さらに、波多野が歩道橋の手すりの上でふらついていたために副部長と共に救助するが、彼の証言によって、副部長に命令をしていたという謎の人物の存在らしき一端を知ることとなる。

仮装の男

エピソード「燃えるハロウィン」に登場する。仲間と共にハロウィンの仮装大会に参加した青年。「殺人鬼ブギーマン」と呼ばれる映画のキャラクターのコスプレをするが、仮装の男自身はあまり出来がいいとは思っていない。さらに、レッドキャップというアカウントでツイッターをしている人物と題材が被っていることを仲間からからかわれた。仮装をしたまま街で、魔女を自称する男性たちの集団と出くわし、その一員であるふくさんから「聖別された神聖文字と神の国への地図」と称され、意味不明の文字が書かれたメモを見せられる。その意味を計りかねていると、人違いと言われてさらに困惑する。そのあと、仲間たちと食事をして、ハロウィンイベント一番の盛り上がりどころであるという、巨大な人形を炎上させるイベントを観覧するが、トイレに立ち寄った帰りに謎の区域を発見し、その先で仮装の男を魔女と呼ぶ集団と出くわしてしまう。

乗っ取られた男

エピソード「光」に登場する。会社員の男性。入院した友人の見舞いのために病院に向かうが、間違えて「ピエロ佐藤の解剖室」という猟奇殺人現場として有名な心霊スポットに迷い込み、ピエロの仮面をかぶった悪霊に襲われる。そこに現れたお面の霊から「席を譲ってくれれば助けてあげる」と言われ、その意味を計りかねたまま、ただ助かるためにその申し出を受け入れる。すると、勝手に身体が立ち上がり、襲ってきた霊を一撃で殴り倒して事なきを得る。しかしそれから、自分の意思で身体を動かすことをできなくされてしまい、自分を別の誰かが動かしている場面を延々と見せられる、という生き地獄を味わうことになる。さらに会社の同僚や恋人までもが、誰も自分が乗っ取られたことに気づかず、次第に精神的に疲弊していく。一方で、ピエロ佐藤の解剖室以外の心霊スポットを夜な夜な巡っては、そこに現れる幽霊を無差別に襲うなどの奇行を繰り返すが、のちに遭遇したお面の霊から、その目的と正体を明かされる。

巳星

エピソード「異」に登場する。ある会社で課長を務めている女性。美人で仕事もできる有能な人物ながら、ヒステリックな性格のため部下たちからは嫌われている。ある日を境に、時おり幻覚を見るようになり、そのたびに奇妙な行動を起こすようになる。さらに、自分の過去が頻繁にフラッシュバックするようになり、やがて父親から捨てられた時のことを思い出し、そのトラウマに苦しむようになってしまう。そして、その原因が上司である水上によってかけられた催眠アプリの効果であることに気づく。さらに、本当の自分をさらけ出すためだと称され、新たに催眠アプリをかけられるが、それによって本来の姿である人食いの怪物の姿を現す。そして、水上を「ありのままの自分を受け入れてくれる存在」とみなして、誰も知らない場所へと連れて行った。

マニアの友人

エピソード「傘」に登場する。筋金入りのオカルトマニアの青年。傘を差す男と親交がある。興奮するとオネエ言葉でしゃべる癖を持つ。マニアだけあって心霊現象に眼がなく、その手の噂がある場所にすぐ赴き、行けない場合は友達に頼んで写真を撮ってきてもらっている。傘を差す男が、傘を子供に叩かれているような感覚を覚えた時は、心霊現象だと確信して頼られるなど、豊富な知識を持っている。一方で、危険なものには近づかないように心がけている。傘を差す男が調べようとしていた家の家族の秘密を突き止め、それをすぐに男に忠告しようとするなど、友達思いな一面も見られる。

観察される女

エピソード「観察」に登場する。観察する男からストーカー行為を受けている女性。最近になって、スマホに愛犬家メリーさんを名乗る謎の電話を頻繁に受けるようになり、そのことにストレスを抱えている。当初は質の悪いイタズラだと考えており、毎日毎日繰り返される電話にうんざりしつつ、憤りを感じていた。そしてある時、実際に家に訪れるという内容の電話を受ける。しかし、観察する男に覗かれていることをすでに察しており、ついに彼が覗いている決定的瞬間を目撃する。そして、観察する男を散々に罵った挙句、警察に通報しようとする。しかし、電話をしている相手が観察する男でないことにはまったく気づいておらず、そのことが悲惨な結末を招くことになる。

愛犬家メリーさん

エピソード「観察」に登場する。観察する男や観察される女が住む街で噂になっている心霊現象の一つ。帽子をかぶった長髪の女性のような容姿で、傍らにはつねに犬を付き従えている。写真に取り憑く習性を持っており、やがてその写真に写っている人物に対して頻繁に電話をかけ、自分の存在を過剰なまでにアピールするようになる。そして、最終的には電話をかけた相手の家に直接出向き、実際に対面した挙句、その相手を巻き込んで自ら消滅する。ただし、愛犬家メリーさんが写っている写真を見つけた場合、マジックペンなどで彼女がいる場所をなぞるように円を描くと、同じ場所を永遠に回り続けるようになり、被害を防ぐことができる。また、回り続けるようになった愛犬家メリーさんは、やがてバターのように溶けて、いずれ消滅するといわれる。愛犬家メリーさんは写真の数だけ存在するといわれているが、同じ写真に写っている人間以外にとっては無害な存在。かつて観察する男の写真に取り憑いた愛犬家メリーさんは、彼が事前に知識を得ていたことでマジックペンによる対処が行われ、現在も公園をさまよい続けている。また、のちに観察される女の写真にも愛犬家メリーさんが現れたが、その写真が観察される女の知らないあいだに観察する男に奪われたため、その存在に気づくことはなかった。

月をかじる女

エピソード「月の嚙み痕」に登場する。ひとしの住む家の近くの森でひっそりと暮らしている少女。見た目はひとしより5歳ほど下と見られているが、凛としながらも穏やかな性格で、古風ないでたちや言い回しなど、その素性には謎が多い。ひとしの家系は先祖代々、月をかじる女に舞を見せる習わしがあり、それを実行するために住処を訪れたひとしを出迎え、和風料理を勧めてもてなした。また、色に対して独自のこだわりを持っており、ひとしの身体の色を気に入っているような素振りも見せる。長い年月を生きており、かつて奉公に赴いた際、その主のお手付きになった挙句、ほかの女中たちから執拗ないじめを受け、舌を焼かれたことによって食事ができなくなってしまう。さらに、奉公していた家を追い出されて、死を待つばかりになったが、そこに「ラーフ」と呼ばれる悪魔が現れ、命を救われる。さらにラーフから「月を食べる術」を学び、月の欠片らしき石を食べることで飢えをしのげるようになる。食事によって味を楽しむことができないのは変わらないままだったが、ある時、舞を見ることで食事をした時と同じ充足感を味わえることを知り、かつて月をかじる女の舌を焼いた女中の子孫が、罪滅ぼしのために彼女のために舞う役割を申し出ると、それを楽しみに日々を暮らすようになる。なお、かつて夫がいたことがあったが、食べていた月の影響によって、彼とのあいだにできた子供が石になり、破局している。

副部長

エピソード「契約」に登場する。野球部の副部長を務めている少年。所属している部活で立て続けに二人の自殺者が出ており、彼らの葬式の帰り道で、部長に対して何者かの命令によって合宿の時に撮った写真を赤いクレヨンで塗りつぶす夢を何度も見たと証言し、命令を下した人物らしき顔を描いて、部長と波多野に見せた。そして、波多野からその人物らしき顔が出ているCGアニメ動画を見せられると、突然何かに取り憑かれたかのようにスマホを取り出し、謎の言語を用いた会話を行う。すると人が変わったように安堵した表情を見せ、動画から聞こえた電話番号に電話をかけて、自分たちに二度とかかわらないように伝えたと主張し、さらに二度と自殺者が出ることはないと言い切る。しかしそれからというものの、赤いクレヨンで道路の特定の場所を塗りつぶすという奇行を行うようになる。そして、その様子を見て戦慄する部長に対し、夢にかかわらない代わりに、定期的に道路に「印」を付けるように契約したと告げ、それからも奇行を繰り返している。

波多野

エピソード「契約」に登場する。野球部に所属している2年生の少年。歩道橋の手すりの上でふらついていたところ、部長と副部長によって救助される。波多野本人はまったく身に覚えがないと主張するが、命令を下しているという人物が描かれた絵を副部長から見せられると、心当たりがあることを告げつつ、「夢の中を覗ける」というブロガーが撮影したCGアニメ動画を見せた。動画自体は、CGアニメに出てくる人物の顔が、副部長の夢に出てきた男に似ていること以外におかしなところはなかったが、それを見ていた副部長が、どこかに電話をかけだして謎の会話を行ったため、部長と共に驚愕した。

ふくさん

エピソード「燃えるハロウィン」に登場する。ハロウィンの仮装大会に参加した仮装の男の前に現れた男性。魔女を自称する一団を引き連れており、ふくさん自身も魔女の姿を模した仮想をしている。仮装の男とその仲間たちに、イベントの一環と称していくつかの質問を行う。そのうえで、仮装の男に「聖別された神聖文字と神の国への地図」と称され、意味不明の文字が書かれたメモを見せ、神妙な顔つきを見せる。しかし、誰かから連絡を受けると途端に明るい表情に戻り、人違いだった、と語ってその場から去っていった。そのあと、仮装の男がトイレに立ち寄った帰りに発見した謎の区域で再び現れるが、「ここで見たことはすべて忘れた方がいい」と言いつつ、仲間と共に仮装の男を追い出してしまう。

お面の霊

エピソード「光」に登場する。迷い込んだ心霊スポットで悪霊に襲われた乗っ取られた男の前に現れた、謎の人物。「席を譲ってくれれば助けてあげる」と持ち掛け、命惜しさに即答した彼の身体をあやつって悪霊を退治する。しかし。それからも乗っ取られた男の身体は自由にならず、席を譲るという意味が、身体の所有権を委ねることであることを思い知らせる。そして、ふだんはまともな会社員であるような言動を行って同僚を完全に欺き、夜になると心霊スポットを巡らせて幽霊などを襲わせていた。のちになってその理由が、幽霊に寄生して成長する虫たちを育てるためであることが判明する。

水上

エピソード「異」に登場する。ある会社で部長を務めている男性。表向きはまじめながら、ヒステリックな性格ゆえに周囲から孤立していた巳星を気遣う言動を見せていた。当初は、彼女をリラックスさせるために催眠アプリを使っていたが、そのうち巳星が自己肯定感が育めなかった依存心の強い性格であることを知り、自分の思いどおりにしようと画策するようになる。そして、催眠アプリをかけ続けて骨抜きにしようと試みて、最後に「そのままの君でいい」と言い放つ。しかしそのことで、巳星が本来の姿である人食いの怪物に変化すると、恐怖のあまり彼女の前から逃げ出そうとする。

クレジット

原作

KATARIBE.bot

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