カムナガラ

カムナガラ

作者のやまむらはじめの代表作の一つ。スピンオフとして、本編の前史4作と鳴神はるかの高校時代を描いた読み切り作品があり、単行本『カムナガラ 0(ゼロ)~外伝~』に収録されている。舞台は現代の日本。高校2年生の九谷日嵩(くがやひたか)は、転校生の武弥香奈多(たけみかなた)と出会い、二人が「剣の一族」の末裔(まつえい)であり、前世で夫婦だったことを告げられる。前世の記憶を取り戻せないまま、「さとがえり」と呼ばれる存在との戦いに巻き込まれていく日嵩の姿を描いた、SF伝奇アクション。古代やまとの時代から続く、権力者と滅ぼされた人々の怨念を巡る壮大なストーリーが見どころ。また、日本神話や古史古伝からの引用が多いのも特徴。少年画報社「ヤングキングアワーズ」2000年1月号から2006年4月号まで連載。

正式名称
カムナガラ
ふりがな
かむながら
作者
ジャンル
バトル
 
和風ファンタジー
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

九谷 日嵩 (くがや ひたか)

比呂高校2年生の男子。中学時代の剣道大会で全国一の実績を持つ。交通事故で両親を亡くし、叔母(おば)の咲里と二人暮らしをしていた。ある日突然バケモノに襲われ、右腕から精剣「ヒムカ」が発現したことをきっかけに、激しい戦いに巻き込まれていく。「剣の一族」の末裔で、太古の昔から「さとがえり」という存在と戦い、「ヒムカ」で彼らを「浄華」する剣士。武弥香奈多(たけみかなた)の前世、月美(つくみ)の夫、トウマの生まれ変わり。

武弥 香奈多 (たけみ かなた)

九谷日嵩(くがやひたか)に会うために比呂高校に転校してきた女子高生。日嵩のクラスメート。小さい頃、原因不明の高熱が続き、医者にさじを投げられるも、何事もなかったかのように回復。その際いつのまにか「鏡」を手に持っており、「鏡」から生まれる前の記憶が流れ込んできたという。ただし、その記憶は断片的であり、事実は武弥が思うよりもっと複雑であった。「剣の一族」の末裔で、日嵩が倒した「さとがえり」という存在を、「鏡」で元の場所に転送する鏡女(かがみめ)。日嵩の前世、トウマの妻・月美(つくみ)の生まれ変わり。

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