概要・あらすじ
ある悩みを抱えた少年、和籐シュンは、亡くなった祖父の部屋で見つけた古ぼけた名刺を頼りに、山奥にポツンと佇(たたず)む一軒家を訪れる。扉を開けて部屋に入ったシュンは、椅子に座ったガイコツを発見。驚いて悲鳴を上げるシュンだったが、そのガイコツこそ、祖父の知り合いの探偵、デッドであった。デッドは、シュンの身なりや行動から、彼が家族に相談できない悩みを持っていることを推理する。悩みをズバリ言い当てられたシュンは、その推理力に感心し、デッドにすべてを打ち明ける。こうして不死身の探偵デッドと出会ったシュンは、彼と一緒に数々の事件の解決に関わり、やがてデッドの助手になるのであった。
登場人物・キャラクター
デッド
山奥の古びた一軒家で開業している探偵。優れた推理力を持つ。ガイコツの姿をしており、シャーロック・ホームズが被(かぶ)るような鹿撃ち帽、マントが特徴。背は低い。すでに死んでいるため、不死身であり、拳銃で撃たれても平気。また、頭蓋骨をはじめ、身体の骨を自由に取り外し、操ることができる。「骨の髄までわかりましたよ」「死んで後悔してください」「わたしはすでに、死んでますから」などを決め台詞(ぜりふ)として使う。
和籐 シュン (わとう しゅん)
裕福な家で育った小学生男子。サスペンダーと短パンが特徴。亡くなった祖父は宇宙飛行士で、生前「月の石」を貰(もら)っている。母は大ヒット映画に主演した世界的な女優。また、明るく元気な妹のイチカがいる。小心者だが、ある事件で知恵と勇気を認められ、探偵デッドの助手になる。