名探偵コナン 天国へのカウントダウン

名探偵コナン 天国へのカウントダウン

2001年に公開された『名探偵コナン』の劇場版第5作『名探偵コナン 天国へのカウントダウン』のコミカライズ版。劇場版の第1作である『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』ともストーリー的に若干の接点がある。「週刊少年サンデーS増刊」2016年3月号から10月号にかけて掲載された。

正式名称
名探偵コナン 天国へのカウントダウン
原作者
青山 剛昌
監督
こだま 兼嗣
作画
作画
ジャンル
探偵
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あらすじ

第1巻

西多摩市に完成した日本一高いツインタワービルに興味を抱いた江戸川コナンと、同級生の灰原哀、円谷光彦、吉田歩美、小嶋元太は、阿笠博士と共にキャンプに行った帰りに現地へと立ち寄る。そこでツインタワービルのオーナーに招待されていた毛利小五郎や毛利蘭達と偶然会ったコナン一行は、そのままオープン前のビルの内部を見学させてもらえる事になった。オーナーの常盤美緒をはじめ、招待客の画家、如月峰水、市議会議員の大木岩松、建築家の風間英彦などとも出会い、ビル内に設置された最新設備と富士山が目の前に見える絶景を堪能したコナン一行。しかし、従業員の会話から、コナンを少年の体にした謎の組織の一員であるジンが、ツインタワービルに出入りしている事実をコナンは知る。その夜、ツインタワービルに宿泊した岩松が刺殺体で発見されるという事件が発生。光彦、歩美、元太の三人が、秘密裏に捜査を始めようとしていたのを察知したコナンは、彼らについていき、英彦や峰水に聞き込み調査を開始する。その日はたいした成果を得られなかったが、翌日、美緒の部下である原佳明の自宅に聞き込みにいった「少年探偵団」は、そこで佳明の刺殺体を発見。現場には英彦の殺害現場と同じく、割れたオチョコが落ちていた。関係者二人が殺害されるという異常事態の中でも、ツインタワーのオープンパーティーは美緒の強い意向で中止する事なく行われ、招待を受けたコナン一行もツインタワーを訪問。しかし、メインゲストである峰水がツインタワービルに寄贈した、富士山の絵画「春節の富士」がステージ上で紹介されている最中、ピアノ線で吊り下げられた美緒が突如として姿を現す。小五郎の指示ですぐに美緒を救出するが、すでに彼女はこと切れていた。ピアノ線をかけたネックレスが何者かが美緒にプレゼントしたものである事、再びオチョコが現場に残されていた事を知ったコナンは、殺害の動機と犯人の実像に迫ろうと推理を始める。

第2巻

アリバイがないために、毛利小五郎から常盤美緒殺害の容疑をかけられた、秘書の沢口ちなみ。しかし、小五郎の推理の穴を江戸川コナンが指摘した事で、彼女の疑いは晴れる。思考をめぐらし、真犯人に目星をつけたコナンだったが、突如としてツインタワービルを揺るがす大爆発が発生。爆発物で電気室と発電機室が破壊され、電源を失ったツインタワービルに取り残された人々は、警察の指示のもと、緊急避難を開始する。これらの爆弾魔の所業は、すべて灰原哀の暗殺を企てるジンによるものだった。ツインタワービルに残った哀を執拗に狙うジンは、さらに二つのビルを結ぶ連絡橋を爆弾で破壊。哀と「少年探偵団」の円谷光彦、吉田歩美、小嶋元太の四人がビルの内部に取り残されてしまう。毛利蘭の体を張った活躍で、一度はビルからの脱出を果たしたコナンだったが、哀達がビルに取り残された事を知り、ターボエンジン付きスケボーを使って再びビルの上層部へと舞い戻る。炎上を続けるツインタワービルの屋上に光彦達を避難させたコナンは、哀と共にパーティー会場へと移動。そこで美緒と大木岩松を殺害した真犯人である如月峰水の動機と犯行の手順を、本人の前にして解き明かす。コナンの推理力に感嘆し、観念した峰水は自殺を図るが、それを気絶させて押しとどめるコナン。脱出を果たすため、屋上へ向かったコナンと哀が見たのは、炎にまかれたヘリポートだった。さらに、パーティー会場に戻ったコナンは、机の下に仕掛けられた爆弾を発見してしまう。進退窮まったコナンは、パーティー会場にあった自動車で、となりのビルに飛び移る事を決意。「少年探偵団」の持てるすべての力を結集し、爆弾の爆風を利用してビルを飛び立った一行は、無事にとなりのビルへと到達する事に成功するのだった。

登場人物・キャラクター

常盤 美緒

株式会社「TOKIWA」の社長を務めている女性。常盤財閥の令嬢で、美しい容姿を持つ才女。年齢は36歳。西多摩市に完成したツインタワービルのオーナーでもある。毛利小五郎の大学時代の後輩で、その縁によりオープン前のツインタワービルに、小五郎とその知人を招待していた。ビジネスに関する手腕は確かだが、やり方に少々強引な面もある。 オープンパーティーの最中にネックレスにかけられたピアノ線で宙に吊られ、絶命する。

沢口 ちなみ

株式会社「TOKIWA」で社長秘書を務めている女性。年齢は29歳。ツインタワービルに招待された江戸川コナン一行を案内していた。若干うっかり者。父親は正義感の強い新聞記者。父親の死後に「TOKIWA」に入社したが、常盤美緒が殺害される事件が発生した際、明確なアリバイがなかった事から、犯人と疑われてしまう。

大木 岩松

西多摩市の市議会議員を務める男性。年齢は55歳。常盤美緒によって、オープン前のツインタワービルに招待されていた関係者の一人。西多摩市の市長よりも大きな力を持つといわれる実力者で、美緒の依頼を受け、高さ制限に抵触するツインタワービルを建設させるために、市の条例を強引に改正した。ツインタワービルのホテルに宿泊した翌日、刺殺体で発見される。

原 佳明

株式会社「TOKIWA」で専務とプログラマーを務めている優秀な男性。年齢は32歳。謎の組織の一員だったが、組織を裏切り、ツインタワービルから組織のコンピューターをハッキングをしていた。裏切りの発覚後にジンによって殺害される。

風間 英彦

建築家の男性。つねに不敵な笑みをたたえたクールな雰囲気を漂わせる人物。年齢は41歳。『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』に登場した建築家「森谷帝二」の弟子で、ツインタワービルの設計者。芸術家肌だった師匠とは異なり、技術的な側面を重視するタイプで、建築物に過剰な思い入れは持たない。

如水 峰水

日本画家の男性。年齢は60歳。富士山の絵に心血を注いでいる巨匠。常磐美緒とは師弟関係にあったが、美緒が峰水の絵画を買い占めて、高額で売りさばいた事でやや険悪な仲になっていた。富士山の絵画に生涯を捧げようと、富士山が一望できる西多摩市のはずれに家を建てたが、ツインタワービルが建った事で富士山が見えなくなったため、関係者に強い恨みを抱き、殺害する。

場所

ツインタワービル

二つのビルが並ぶ、タワー型の日本一高い高層ビル。オーナーは常磐美緒で、建てられたばかりだが、その話題性からすでに西多摩市のランドマーク的存在となっている。A塔は全館オフィス棟、B塔は商業棟となっており、パーティーホールやコンサートホール、ホテルなど、各種施設を完備している。

クレジット

原作

監督

こだま 兼嗣

脚本

古内 一成

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