概要・あらすじ
父子家庭で恥ずかしがり屋の千堂メイは14歳の女子中学生。隣に住む1歳年上の双子の兄弟、響真、蒼真とは、仲のいい幼なじみ。毎朝、双子を起こして一緒に登校するほどの仲だった。父の海外赴任のため、もうすぐアメリカへ行くことになっていたメイは、蒼真への気持ちをなかなか伝えられずにいた。
ある日の下校途中、暴走車からメイの身を守ろうとした蒼真はメイと接近してしまう。そのまま蒼真はメイにキスし、「ずっと好きだった」と告白する。蒼真たち双子や周囲には隠していたが、アメリカ行きは、実はメイの病気の手術をするためだった。病気のため、さまざまなことを諦めてきたメイは、「手術の日まで日本に残りたい」と父親に懇願する。すでにアメリカ赴任の決まっていた父親には反対されるが、強い熱意で説得し、手術までの1年間、双子の家で同居させてもらえることに。心を決めたメイは積極的になり、彼女にしてほしいと、蒼真に自分の気持ちを伝える。
そんな中、いつも軽いノリでメイに接してきた響真にも、気持ちの変化が生まれ始める。
登場人物・キャラクター
千堂 メイ (せんどう めい)
14歳の女子中学生。父子家庭で育つ。瞳が大きく、髪は腰までのロングスタイルで、サイドをピンやリボンで留めている。とても恥ずかしがり屋だが、時に大胆な行動に出る。隣に住む幼なじみの双子の弟、蒼真が好き。実は重い病を抱えおり、1年後にアメリカで難しい手術を受ける予定。父親の赴任が決まり、アメリカに行く予定だったが、日本に残って幼なじみの双子の家で同居することに。 全色集めると願いが叶うといわれる、えびゴマというガチャのキャラクターを集めている。
蒼真 (そうま)
双子の弟。千堂メイの隣の家に住む幼なじみで15歳。ストレートの黒髪で、黒縁メガネをかけたクールなイケメン。男子からはとっつきにくく愛想が悪いと思われている。メイのことが好き。さりげない優しさの持ち主で、メイの小さな変化にも気づき、メイが落ち込んでいる時には、なにも聞かずにただそばにいる。双子の兄、響真とはケンカもするが仲は良い。 兄弟共に学園では非常にモテる。父親は医者。
響真 (きょうま)
双子の兄。千堂メイの隣の家に住む幼なじみで15歳。髪は茶髪のストレート。とても明るくノリが軽い。周りのことがよく見えていて気が利く。生徒会長でイケメンのため、すぐ女の子に囲まれてしまう。双子と仲が良いメイに嫉妬の目が向けられると、いつもさりげなくかばってくれる。男子からはアホなのになぜモテるのかと、不思議がられている。 弟の蒼真と付き合いはじめたメイが気になっている。父親は医者。
もか
千堂メイの親友。少しツリ目で髪型はポニーテール。面倒見のよい女の子で、メイがえびゴマというガチャのキャラクターを集めるのを手伝う。