クロミケ妖奇譚

クロミケ妖奇譚

子供の頃、運転士になりたかった31歳の男が主人公。運転士の夢が破れた宮沢ジョウジは、死に場所を求めてさまよううちに、いつのまにか猫又村という不思議な場所にたどり着く。村を走る「黒三毛猫鉄道」の持ち主である猫耳美少女のクロミケや、妖怪達との出会いや交流を、あたたかく描いた怪奇譚。ロクザキのはじめての連載作品となる。小学館「裏サンデー」2017年5月6日より配信。

正式名称
クロミケ妖奇譚
ふりがな
くろみけようきたん
作者
ジャンル
お化け・妖怪
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概要・あらすじ

31歳の鉄道会社社員の宮沢ジョウジは、小さい頃からの夢である運転士への道を絶たれ、自殺を決意。死に場所を探すうちに、不思議な猫耳少女に導かれるようにして、とある駅にたどり着く。そこから、猫又村行きの特別夜行列車が出るという。ジョウジが、好奇心から列車に乗車すると、くだんの猫耳少女も同じ電車に乗っていた。やがて列車は、ものすごい音とともに急停車する。

運転士のおじいさんが急病で倒れてしまったのだ。そこで急遽、ジョウジが列車を運転する事になるが、経験がないのですっかり弱気に。そんなジョウジを猫耳少女が罵倒する。彼女は、特別夜行列車の責任者兼猫又駅駅長で、名をクロミケといった。クロミケに背中を押され、ジョウジはなんとか無事に運転を終えた。

猫又村に着くと、乗客達は次々と本来の姿に戻る。彼らのほとんどが妖怪だったのだ。もちろんクロミケも、猫又と呼ばれる妖怪だった。彼女の説明によると、猫又村は人間と妖怪が共に暮す村で、妖怪の観光地だという。また、西洋文化が入り込んで、居場所がなくなった妖怪達の隠れ里でもあった。こうして、現実社会で居場所をなくしたジョウジは、クロミケに雇われて猫又村の運転士になった。

また、同時にクロミケの下僕かつ飼い主として、彼女との同棲生活がはじまった。

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