クローバー

ホテルを経営する会社に勤務するOL鈴木沙耶を中心に、恋模様や家族問題を描くオフィスラブコメディ。番外編に鈴木沙耶の妹鈴木あゆこを主人公とした『リトル・クローバー』、柘植暁の弟柘植翠が主人公の『green green green』がある。また続編的作品として『クローバー』の3年後、鈴木妃女子を主人公とした『クローバーtrèfle』がある。

概要・あらすじ

ホテル東洋に勤める鈴木沙耶は、いまだに中学時代の初恋の人が忘れられない恋愛オンチでピュアなOL。いつもドジの連続で上司の柘植暁に怒られてばかり。一方、頭脳明晰、厳格かつ冷徹、しかも華やかな女性遍歴を持つイケメンエリートの柘植暁。水と油のような二人だったが、ある日沙耶は突然柘植暁に交際を申し込まれて唖然となる。

わけもわからず付き合い始め、次第に柘植暁の魅力に気づき始めてきた沙耶。しかし柘植暁の沙耶への態度はS度が急上昇。そんな中沙耶は初恋相手の兄で元同級生の時和杳生と偶然に再会する。平凡だった沙耶の日常に恋の季節が訪れる。

登場人物・キャラクター

鈴木 沙耶 (すずき さや)

1975年9月20日生まれ、作品開始時21歳。身長164cm。ホテル東洋に勤務するOL。広報課1課に配属されていたが、その後広報課2課、秘書課へと異動。中学時代の初恋相手、時和和季を今も忘れられず、新しい恋に踏み出せずにいたところ、ある日会社にて突然柘植暁に交際を申し込まれ、戸惑う。 柘植暁の申し出に応えあぐねていたが、中学の同窓会に出席した際時和和季がすでに結婚していることを知り、柘植暁とリハビリの名目で交際をスタートさせる。その後、半ば強引に鈴木家での同居を始めた時和杳生の態度にはじめは苛立ってばかりいたが、次第に時和杳生といる事に居心地の良さを感じていく。鈴木沙耶の中で時和杳生は恋人でも友達でも家族でもないワクにはめられない存在になる。

柘植 暁 (つげ すすむ)

ホテル東洋’91年入社。広報課主任28歳。身長180cm、実家は埼玉県で次男。目黒の3LDKの持ちマンションに一人暮らし。早大卒の独身で本社勤務のエリートという超優良物件。しかし性格は高圧的でドS。ハワイ島のホテルへの栄転が決まり、ハプナビーチホテルオリエンタル準備室の副室長としてハワイへ転勤した。 鈴木沙耶に交際を申し込むも、不器用な愛情表現に鈴木沙耶は翻弄されることになる。

松沢 里李香 (まつざわ りりか)

21歳。身長152cm。ホテル東洋総務部総務課の受付係。鈴木沙耶の友人。趣味はテディベア集めで、可愛いものが大好き。外見とは裏腹にいい男への欲求はパワフル且つ貪欲、常にランクアップを目指す。鈴木沙耶の弟鈴木央太が書類を届けに来た際に知り合い、交際を始める。しかし、浮気症な鈴木央太への当てつけで、自身も妻帯者の村岡遼と不倫関係になる。 いつしか本気になってしまい村岡遼がアラスカに転勤の際、自身も退社して同行する。その後村岡遼の子供を身籠る。アラスカでの生活に馴染めずに日本へ帰国。その後も生まれた子供と村岡遼の事を信じ待ち続けるも、村岡遼は妻とよりを戻してしまった為完全なシングルマザーに。 松沢里李香を見守り続け、浮気癖も治し心を入れ替えた鈴木央太へと再び心がなびきのちに結婚した。

谷上 一葉 (やがみ かずよ)

ホテル東洋広報課に勤務するOL。鈴木沙耶の友人。23歳。4大卒。身長160cm。当初は15歳年上で既婚者の恋人がいたが破局。その後、前々からアタックされていた合田光成と交際、同棲を始めるも、合田光成の浮気が原因で再び破局。 柘植暁のかわりに広報課に配属されてきた城島卓也と交際を始める。 その後城島卓也からプロポーズされる。勝手に既婚者だとばかり思っていた城島卓也が独身だとわかり、結婚を決意。ハワイでの式の前日、マリッジブルーになり行方不明に。偶然、仕事でハワイへ来ていた合田光成と再会し、説得されて無事に結婚式を迎えた。

時和 杳生 (ときわ はるき)

鈴木沙耶の初恋相手の双子の兄時和和季で、鈴木央太の中学時代からの友達。女優日野揺子の息子で若手俳優として活躍中。芸名は樋野ハルキ。樋野は母方の姓で、父親は大手株式会社KECの社長。実は時和和季は日野揺子の妹の息子であり樋野ハルキとは異母兄弟である。 時和杳生本人の事情や鈴木央太の勧めもあって、半ば強引に鈴木家での同居生活が始まる。 鈴木沙耶に恋心を抱いていたことを自覚して告白する。

村岡 遼 (むらおか りょう)

ホテル東洋広報課に勤務、後に宣伝課に異動。柘植暁の同期社員で、会社中の女子に声をかけてはその軽いノリのせいか断られている。以前から妹尾莢花に好意を寄せていたが、妹尾莢花が柘植暁を好きだったために協力する事に。結果、妹尾莢花と柘植暁は付き合うことになった。これが原因でなんとなく結婚する。 しかし、妹尾莢花と柘植暁はすぐに破局したため、妹尾莢花への想いを残しながらも結婚生活は続けるしかなくなる。そのせいか柘植暁にはあまりいい印象を持っていない。軽い気持ちで松沢里李香と付き合い始めるも本気になってしまう。

合田 光成 (あいだ こうせい)

ホテル東洋広報課に勤務する社会人野球チームの選手。身長185cmと体は大きいが仔犬の様な性格。同期である谷上一葉に好意をもっており、積極的にアプローチしていた。その後闘病中だった母が亡くなったのをきっかけに谷上一葉との交際、同棲を始めるも程なく合田光成が誰と何をしても何の関心も示さない、谷上一葉に業を煮やし浮気をする。 すれ違いの末、合田光成から別れを切り出し破局する。

名香 深雪 (なか みゆき)

ホテル東洋広報課での鈴木沙耶の先輩。西村課長とは不倫関係にある。老舗温泉旅館、仲屋旅館の跡取り娘でもある。番頭の名香泰士という婚約者がいる。しかし婚約者とは周りが言っているだけで名香深雪本人はただの幼馴染みと思っている。仲屋旅館を継ぐことが決まっていたが、狭い世界に縛られているのが嫌で旅館協会のコネを使いホテル東洋へ入社した。 5年経ったら帰ってきて旅館を継ぐという約束で上京していたが、鈴木沙耶ら同僚達の旅行に仲屋旅館を進め同行した際に、もう1年だけ会社で働くことを母に承諾させた。実家の旅館が大嫌いだと言いつつも内心では誰よりも大切に考えている。のちに仲屋旅館を継ぎ若女将になり、幼馴染みで婚約者だった名香泰士と結婚する。

如月 撫子 (きさらぎ なでしこ)

秘書課に勤務するお嬢様。通称ロング。秘書課に配属になった鈴木沙耶に何かと小言を言いつつ世話を焼く。同じく秘書課に配属になった柘植暁には憧れの様な感情を持っている。同僚主催の合コンで知り合った柘植暁似の獣医と恋に落ちる。

鈴木 央太 (すずき おうた)

鈴木沙耶の二卵性の双子の兄。作品開始時21歳。青学3年理工学部。のちに劇団トキワの研究生となる。鈴木沙耶の会社へ書類を届けに行った際に松沢里李香と知り合い交際を始めるが元来浮気症のため浮気を繰り返す。

鈴木 あゆこ (すずき あゆこ)

鈴木沙耶の妹。作品開始時は中学生。見た目は幼いが姉よりも家事をこなすしっかり者。高校生になり、小学校時代に家庭教師だった10歳年上の宇都宮峻と交際をするも上手くいかずに破局。その後、宇都宮峻との交際中も見守り続けてくれた柘植翠と交際を始める。

柘植 早織 (つげ さおり)

40代だが下手をすれば20代にも見えるほど見た目が若い。柘植暁の継母で柘植翠の実母。柘植暁の父の後妻なので柘植暁、柘植大との血の繋がりは無い。柘植暁の父と知り合う前に柘植早織の実家の花屋で手伝いをしていた際、当時高校生だった柘植大を見かけ恋心を抱く。その後、柘植暁の父に見初められて結婚。 その息子だったとわかりギクシャクとした関係を続ける。

柘植 大 (つげ ひろし)

柘植暁の兄でフリーライター。父の妻である柘植早織に想いを寄せ、柘植早織自身も少なからず柘植大への想いがあった為、ギクシャクとした関係を続ける。柘植早織が入院をし、久しぶりに2人きりになった際、昔は2人での会話が特別な事だったが今ではもう普通の事になっている事にお互いに気付く。

柘植 翠 (つげ みどり)

柘植暁の弟。初登場時は高校1年生。外見は柘植暁にそっくりで家事が得意。鈴木沙耶の妹であることを知らずに鈴木あゆこと出会い恋に落ちる。鈴木あゆこが宇都宮峻と交際を始めたため、ずっと見守り続ける。鈴木あゆこと宇都宮峻が破局後、鈴木あゆこと交際を始める。

書誌情報

クローバー 既刊8巻 集英社〈マーガレットコミックス〉 連載中

第1巻

(1997年7月25日発行、 978-4088486871)

第1巻

(2013年1月発行、 978-4088468853)

第2巻

(2013年10月発行、 978-4088451190)

第3巻

(2014年3月発行、 978-4088451879)

第4巻

(2014年10月発行、 978-4088452456)

第5巻

(2014年11月発行、 978-4088453071)

第6巻

(2015年12月25日発行、 978-4088455051)

第7巻

(2016年11月25日発行、 978-4088456768)

クローバー =CLOVER 全13巻 〈集英社文庫 コミック版〉 完結

第1巻

(2008年11月発行、 978-4086188043)

第2巻

(2008年11月発行、 978-4086188050)

第3巻

(2009年1月発行、 978-4086188067)

第4巻

(2009年1月発行、 978-4086188074)

第5巻

(2009年3月発行、 978-4086188081)

第6巻

(2009年3月発行、 978-4086188098)

第7巻

(2010年6月発行、 978-4086191203)

第8巻

(2010年6月発行、 978-4086191210)

第9巻

(2010年7月発行、 978-4086191227)

第10巻

(2010年8月発行、 978-4086191234)

第11巻

(2012年7月発行、 978-4086193689)

第12巻

(2012年7月発行、 978-4086193696)

第13巻

(2012年8月発行、 978-4086193702)

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