概要・あらすじ
日本政府に所属するゲッター計画を推進する組織NISERの神隼人一佐は、ゲッターロボの操縦者になれる力を持つ若者を探していた。陸上競技大会で手抜き入賞を繰り返す男子高校生一文字號の隠し持った力に目をつけ、彼をNISERにスカウトする。怪しむ號だったが、世界征服を宣言したプロフェッサーランドウ率いる蛇牙城から送り込まれたメタル・ビーストの襲撃を受けたことから、ゲッターロボの操縦者を自ら志望。
世界各国が開発した巨大ロボットたちと共闘し、蛇牙城を倒すべく戦いを挑む。
登場人物・キャラクター
一文字 號 (いちもんじ ごう)
陸上競技の大会に出場していた男子高校生。実家は酒屋。すさまじいばかりの超人的身体能力を持つが、それを隠している。前の学校では暴力事件でチンピラ30人を病院送りにする問題児だった。その身体能力を見抜いた神隼人によってゲッターロボの操縦者にスカウトされる。ゲッターロボの1号機パイロット、その後真ゲッターロボの1号機パイロットとなる。 直情的で好戦的だが、一本気な性格で、頭の回転も速い。NISER所属としての階級は三尉。
神 隼人 (じん はやと)
『ゲッターロボ』、『ゲッターロボG』において、ジャガー号、ライガー号のパイロットだった男。ゲッター計画を推進する組織NEISERの責任者として一佐の階級を持つ。13年前アルヒ・ズゥ・ランドウによる開発プロジェクト蛇牙城に日本の軍事担当として参加。世界の優秀な頭脳の持ち主を洗脳せんとするランドウの陰謀に気付き日本の科学者団と共に脱出。 ランドウの野望に対抗するため、政府に働きかけてNEISERとゲッターロボを作り上げた。蛇牙城脱出の際、全身に大怪我を負ったため、身体に高負荷を伴うゲッターロボの操縦をすることは難しくなっている。顔を含む全身に傷跡が残っている。 目的のためならば手段を選ばない苛烈な性格。
橘 翔 (たちばな しょう)
ゲッターロボの開発者橘博士の娘。ゲッターロボ2号機パイロット。剣術を得意とし、居合い斬りを使う。気が強く、いかなるときも冷静さを忘れない。米軍と合流した後は、シュワルツコフと共にステルボンバーT4000のパイロットとなる。
大道 剴 (だいどう がい)
NEISERでゲッターロボの整備を担当している男。ゲッターロボを「恋人」と呼ぶほど愛し、その機能を知り尽くしている。運動神経はあまり良くない。ゲッターロボ3号機のパイロットとなる。NISER所属としての階級は三尉。
橘 信一 (たちばな しんいち)
ゲッターロボの開発者橘博士の息子で、橘翔の兄。13年前アルヒ・ズゥ・ランドウによる開発プロジェクト蛇牙城に橘博士共々参加。ランドウの野望が発覚、脱出を計った際、他の人々を逃がすための犠牲となり爆死した。しかしランドウの科学力によって再生させられ、メタル・ビーストガローンZ54に乗り込みゲッターロボの前に立ちはだかる。
流 竜馬 (ながれ りょうま)
『ゲッターロボ』、『ゲッターロボG』において、イーグル号、ドラゴン号のパイロットだった男。15年前早乙女研究所で起きた事故以来、ゲッター線とゲッターロボを危険視し、研究所を離れた。山奥で「鳥龍館」という空手道場を開き、師範代として弟子を取って生活していた。 真ゲッターロボの操縦者として神隼人に指名され、当初は反発したが戦いの中でゲッターロボを受け入れていく。真ゲッターロボ1号機および3号機のパイロットとなった。
南風 渓 (みなみかぜ けい)
NISER所属の女性自衛官で、神隼人の補佐官をしている。昨年の女性自衛官試験ではトップの成績。誰に対しても冷酷に振舞う神隼人の内面の苦しみを理解している。
シュワルツコフ
アメリカ陸軍所属の青年軍人で、階級は中尉。ステルバーα04のパイロット。白人至上主義者で、祖父が真珠湾攻撃で戦死し、父の自動車会社が日本のメーカーによって潰れそうなため、特に日本人に強い憎しみを持っていた。だが橘翔に恋をし、次第に考えを変えていく。後に橘翔と共にステルボンバーT4000のパイロットになる。
ジョン・ランバート
アメリカ陸軍所属の軍人で、階級は中尉。右目の上に傷跡のある中年男性。ステルバーα04のパイロットで、主に火器のコントロールを担当している。
タイール
新興宗教グリーンアース教の教祖。坊主頭の少年。超能力を持ち、早乙女博士、ゲッターロボの意志に感応し、その言葉を伝えるために一文字號たちの前に現れる。真ゲッターロボ2号機のパイロットとなる。
ラセツ
プロフェッサー・ランドウの側近。カナダ・アメリカ連合軍と戦うアラスカ戦線において、移動要塞ドラゴンタートルの指揮権をヤシャから奪い、洗脳した橘信一をゲッターロボ破壊に向かわせる。その正体はハチュウ人類の生き残りで、恐竜帝国女帝ジャテーゴの命令によって十数年前にランドウの元に派遣されていた。
ヤシャ
プロフェッサー・ランドウの部下。カナダ・アメリカ連合軍と戦うアラスカ戦線において、移動要塞ドラゴンタートルを指揮し、怒涛の侵攻を行っていた。蛇牙城より現れたラセツに指揮権を奪われた上に、作戦の失敗の罪を着せられてしまう。狼男のような姿に変身できる。
ジャテーゴ
ハチュウ人類の生き残り。恐竜帝国の女帝。先帝ゴール亡き後に即位、恐竜帝国の復興を目指し、プロフェッサー・ランドウに支援を行っていた。
アルヒ・ズゥ・ランドウ
ドイツ生まれの天才科学者。15年前、全世界の優秀な科学者、技術者、軍人を集めた世界統一の巨大開発プロジェクト「蛇牙城」を提案、世界の賛同を得て人々を北極の基地に集めた。しかしその真意は、世界征服のための手駒として優秀な人材を洗脳し、自らの手下とすることだった。 それに気付いた神隼人の抵抗と脱出により計画は遅れたが、恐竜帝国との同盟によりさらなる力を得て、世界各国に宣戦布告。配下の巨大ロボットメタル・ビーストの軍団を北極のメカ要塞蛇牙城から送り出す。
ゲッターロボ
『ゲッターロボ號』に登場する巨大ロボット。日本政府所属の特殊組織NISERの巨大ロボット。主な開発者は橘博士。戦闘機形態の1号機、2号機、3号機が3体合体することによって巨大ロボットの形態となる。各機の合体する順番によって、陸戦を得意とするゲッター1、空戦を得意とするゲッター2、水中戦を得意とするゲッター3に可変。 『ゲッターロボ』に登場するゲッターロボとは同名だが異なる機体。デザインも異なるが、最大の違いは他のゲッターシリーズと違い、ゲッター線をエネルギー源として使用していないことである。
真ゲッターロボ (しんげったーろぼ)
『ゲッターロボ號』に登場する巨大ロボット。ゲッター線の暴走事故によって廃墟と化した早乙女研究所に隠されていた巨大ロボット。早乙女博士によって開発されていた、ゲッター線の持つ力を最大限に発揮する性能を持つ「本当のゲッターロボ」。兵装は前方にゲッター線のビームを放つゲッタービーム、光球を放つストナー・サンシャインなど。 1号機、2号機、3号機からなる3体合体式の巨大ロボットだが、初めから合体した状態で登場している。
ステルバーα04
『ゲッターロボ號』に登場する巨大ロボット。アメリカ陸軍第八十六師団所属独立航空騎兵隊の巨大ロボット。二名で操縦し、ステルス戦闘機から人型の巨大ロボットに変形する。パイロットはシュワルツコフ中尉とジョン・ランバート中尉。
ステルボンバーT4000
『ゲッターロボ號』に登場する巨大ロボット。アメリカ軍所属の超大型重爆撃機。二名で操縦し、重爆撃機形態から人型の巨大ロボットに変形する。重爆撃機形態時は全長82.4メートル、全幅120.4メートル、航続距離は10200メートル。パイロットはシュワルツコフ中尉と橘翔。
クレジット
- 原作
メディアミックス
ゲッターロボ號 (げったーろぼごう)
西暦20××年。マッドサイエンティスト、プロフェッサー・ランドウは世界征服を目論む。その野望に対抗するためにゲッターロボ號は戦う。正義のヒーロー巨大ロボットアクションアニメ。永井豪、石川賢とダイナミッ... 関連ページ:ゲッターロボ號