概要・あらすじ
ジャイアントロボの操縦権を持つことで、国際警察連合とBF団の戦いに巻き込まれた主人公の少年草間大作は、バベルの塔で繰り広げられた最終決戦「バベルの籠城」に参加。相討ちとなった九大天王や十傑衆たちと共に姿を消していた。10年後、国際警察連合の生き残りたちの前に少年の姿のままで現れた草間大作は、封印されていたバベルの塔から蘇って世界を手中に収めようとしている超能力者黄帝ライセに戦いを挑むのであった。
登場人物・キャラクター
草間 大作 (くさま だいさく)
ジャイアントロボの操縦権を持ち、国際警察連合の本拠地梁山泊の頭領。BF団と国際警察連合の最終決戦「バベルの籠城」で、黄帝ライセを復活させてしまう。その際に、国際警察連合の幹部九大天王と村雨一家たちが命をかけて作り出したバリア万里の壁に包まれ、あらゆる攻撃を寄せ付けず、成長の止まった肉体になっている。 また黄帝ライセが封印されていた、超能力者のパワーを吸収する棺の力を右腕に宿している。
ジャイアントロボ
『ジャイアントロボ バベルの籠城』に登場する架空の兵器。草間博士によって開発された。あらゆるエネルギーを無効化する「アンチエネルギー・システム」を搭載しており、草間博士によって引き起こされた「草間博士の乱」では、一度世界を滅ぼしかけた。その能力から、国際警察連合やBF団には、黄帝ライセを倒す鍵を握る存在として注目されている。
黄帝 ライセ (こうてい らいせ)
古代世界を支配していた男で、超能力者のエネルギーを吸収する能力を持つ。ビッグ・ファイアとBF団によって自らの建造したバベルの塔に封印されていたが、「バベルの籠城」によって蘇り、再び世界を支配するためにBF団との戦いを始める。また自分と同じエネルギー能力を持つ草間大作とジャイアントロボを危険視し、大作の命を狙っている。
素晴らしきヒィッツカラルド (すばらしきひぃっつからるど)
BF団十傑衆のひとり。スーツ姿の長身な男。フィンガースナップで衝撃波を起こし、あらゆるものを切断する能力を持つ。「バベルの籠城」には参加しなかったが、ビッグ・ファイアの命令によって草間大作と行動を共にすることになる。
直系の怒鬼 (ちょっけいのどき)
BF団十傑衆のひとり。隻眼で七節棍を操る男。ビッグ・ファイアの血を直系で受け継ぐ人物であり、三獄死馬超を大技を使うこと無く倒すほどの戦闘力を持つ。黄帝ライセを追い詰め、互角の戦いを繰り広げた。GR計画の全貌を知っており、計画始動の鍵となる人物。
銀玲 (ぎんれい)
豊満な肉体を持つ美少女で、高い戦闘能力を持つ国際警察連合の生き残り。10年前に瞬間移動能力を持つ幻夜から、幻夜の能力を込められた弾丸を5発授けられており、自分と自分が守りたいものに危機が迫った時だけ、幻夜と同じ能力を使うことができる。しかしそのことで、幻夜の能力を危険視する十傑衆たちから目をつけられる。
鉄牛 (てつぎゅう)
怪力を持つ大男で、二丁の斧を武器として操る。銀玲と同じく国際警察連合の生き残り。10年前銀玲と共に幻夜と出会うが、そのことを他人に話すことは幻夜から固く口止めされている。十傑集から狙われることになった銀玲を守りぬくという強い決意を持つ。
混世魔王 樊瑞 (こんせいまおう はんずい)
BF団十傑衆のリーダー格の男。スーツ姿にマントを羽織っている。銅銭を操って武器にする能力を持つ。「バベルの籠城」では国際警察連合と戦うが、黄帝ライセの復活後はビッグ・ファイアの命令を受け、10年間草間大作の身を守り続けた。
諸葛 孔明 (しょかつ こうめい)
BF団に所属する人物で、十傑衆の参謀。GR計画の全貌を知る数少ない人物で、「バベルの籠城」では国際警察連合たちを苦しめた。しかし、黄帝ライセの復活後にはGR計画を遂行するためにその身を呈して草間大作を守り、黄帝ライセによって倒される。 実在の人物諸葛孔明がモデル。
呂 布 (りょ ふ)
「能力者の頂点」と称されている男。共同戦線を取った先代の九大天王と十傑衆の全員を相手にひとりで戦い、それぞれ二名ずつ残して倒すも、満身創痍になって虎牢関に封印されていた。黄帝ライセによってその封印を解かれ、草間大作を守る現代の十傑衆たちの前に立ちはだかる。 実在の人物呂布がモデル。
ビッグ・ファイア
BF団の首魁で、少年の姿をした超能力者。十傑衆が忠誠を誓うほどの突出した能力を持つと思われるが、現在は眠りについている。ジャイアントロボを利用した謎の計画、GR計画を遂行するために暗躍している。「バベルの籠城」ではエネルギー体として姿を見せ、十傑衆たちに草間大作の命を守るように指令を下した。
集団・組織
九大天王 (きゅうだいてんのう)
『ジャイアントロボ バベルの籠城』に登場する架空の団体。国際警察連合に所属するエージェントの中でも、特に優れた能力を持つ9人の幹部。「バベルの籠城」に参加したメンバーは韓信元帥、静かなる中条、影丸、ディック牧、大塚署長、神行太保戴宗、あばれ天童、「バベルの籠城」で復活した黄帝ライセから草間大作の命を守るため、生き残っていた全員が命を賭してエネルギー体に姿を変え、バリアーとして大作の身を守っている。
十傑集 (じゅっけつしゅう)
『ジャイアントロボ バベルの籠城』に登場する架空の団体。BF団に所属するエージェントの中でも、特に優れた能力を持つ10人の幹部。ビッグ・ファイアに絶対の忠誠を誓っている。「バベルの籠城」後に生存しているメンバーは赤影、暮れなずむ幽鬼、命の鐘の十条侍、直系の土鬼、素晴らしきヒィッツカラルド、激動たるカワラザキの六名で、衝撃のアルベルトは消息不明になっている。 それぞれが特殊な超能力を持っている他に、自分の命をかけることで最後の大技を使うことができる。
三獄死 (さんごくし)
『ジャイアントロボ バベルの籠城』に登場する組織。国際警察連合やBF団が存在しない太古の昔、戦乱の世で世界を平定していたが、呂布にその力を奪われて、呂布の体内に封印されていた。呂布が倒されたことで解放され、黄帝ライセに反乱する。しかし、敵わないと見るや即座に寝返ってライセの軍門に下る。 メンバーは劉備玄徳を筆頭に、張飛、馬超、趙雲、関羽、黄忠の6名で、それぞれが九大天王や十傑衆をも凌ぐ戦闘能力を持つ。
その他キーワード
GR計画 (じーあーるけいかく)
『ジャイアントロボ バベルの籠城』に登場する架空の軍事計画。草間博士の乱で地球を滅ぼしかけた草間博士が、BF団に持ち込んだ。その後、ビッグ・ファイアの指示に従って諸葛孔明が進めていたが、ジャイアントロボが計画の要であること以外は一切が謎に包まれており、計画の全貌を知るものはわずかである。
クレジット
- 原作