デビルマン対ゲッターロボ（漫画）- マンガペディア

概要・あらすじ

リョウたちゲッターチームの暮らす早乙女研究所に、不動明がやってきた。連れの牧村美樹が早乙女ミチルの親友であるために訪ねてきたというのだが、どうにも明とゲッターチームの面々とはそりが合わない。一方、恐竜帝国では帝王ゴールを始めとした幹部たちが、ゲッターロボ打倒のための作戦を練っていた。

そこにデーモンのシレーヌが現れ、共闘を持ちかける。

登場人物・キャラクター

流竜馬 (ながれりょうま)

ゲッターチームのリーダー。ゲッターイーグルの操縦、およびゲッター1のメインパイロットを務める。不動明にもバカ扱いされるほど軽薄な性格で、ミチルのバスローブをめくるなど、スケベな一面も持っている。しかし正義感と平和を守る意志は固く、ひとたびゲッターロボに乗り込めば恐竜帝国に挑みかかり、苛烈なまでの闘争心をもって殲滅する。

不動明 (ふどうあきら)

デーモン族の勇者アモンと融合しており、デビルマンに変身する能力を持つ。相棒の美樹と共に早乙女研究所を訪れる。ゲッターチームに対しては、出会うや否や美樹をナンパする様を見せられたため、いい印象を抱いていなかった。しかし、恐竜帝国、およびシレーヌの襲撃に対抗するための共闘を経て友情を深めることができた。戦闘後は、まだ見ぬ新たな仲間を求めて美樹と共に旅立っていった。

神隼人 (じんはやと)

ゲッターチームのメンバー。ゲッタージャガーの操縦者。また、ゲッター2のメインパイロットを担当しており、スピードを生かした戦法でメカザウルスと戦う。女性を見るとナンパしに走るなどリョウに劣らず軽い性格だが、無駄な争いは好まない。また、未成年であるため飲酒を拒むなど、常識的かつ冷静沈着な面も見せる。

巴武蔵 (ともえむさし)

ゲッターチームのメンバー。ゲッターベアーの操縦、およびゲッター3のメインパイロット。柔道の達人で、その技を活かした戦闘を得意とする。劇中では読者に対して呼びかけたり、ゲッターチームのなかで一人だけミチルに名前を呼ばれないなど、コミカルな役回りを演じる。

早乙女ミチル (さおとめみちる)

早乙女研究所のスタッフで、所長の娘。ゲッターチームのアイドルでもあり、よく3人にアプローチをかけられているが、すげなくあしらっている。牧村美樹とは親友の間柄で、ゲッターチーム、デビルマンとシレーヌとの決戦時は、美樹と共にゲッタークイーンに搭乗。ゲッターロボの窮地を救った。

牧村美樹 (まきむらみき)

不動明の親戚で、彼に想いを寄せられている。早乙女ミチルの親友でもあり、彼女を頼って早乙女研究所を訪れた。その夜、ミチルと共に温泉に入っていたところを水と同化したデーモンに襲われるが、危機一髪のところでデビルマンに変身した明に助けられた。

帝王ゴール (ていおうごーる)

恐竜帝国の指導者。大地に進出するため、メカザウルスを率いて人類に戦いを挑む。ゲッターロボの抵抗によって煮え湯を飲まされ続けていたため、部下のガリレイ科学長官にさらに強大なメカザウルスの開発を命じ、さらにシレーヌ率いるデーモン族と結託。乾坤一擲の大勝負を仕掛けた。

妖鳥シレーヌ (ようちょうしれーぬ)

デーモン族の将軍。アモンのかつての恋人であったが、現在は裏切り者と認識。また、そのきっかけになったとされる不動明や牧村美樹に対しても敵対心を抱いている。劇中では恐竜帝国と結託。早乙女研究所にメカザウルスと配下のデーモンを差し向け、さらに自らと融合したメカザウルスデーモンで襲撃。デビルマンとゲッターロボを苦戦させたが、デビルゲッターの猛攻により劣勢に立たされる。それでも自分を機械化させて食い下がったが、デビルマンの説得を受け、撤退した。

デビルマン

不動明が、体内に棲むアモンの力を解き放った姿。爪や翼による格闘や、ビームなどを用いた戦闘を得意とする。サイズこそ人間と変わらないが、その戦闘力は武装した人間を遥かに凌駕し、ゲッターロボに匹敵する。ゲッターチームと共に、恐竜帝国と結託したシレーヌの軍勢と戦闘。デーモン相手に互角以上に戦うものの、メカザウルスデーモンと融合したシレーヌには分が悪いと判断。事態を打開するために、ゲッターロボと合体しデビルゲッターとなった。

メカザウルスデーモン

シレーヌがメカザウルスの死骸にデーモンを取りつかせることで誕生した、両者の長所を併せ持つ凶悪な生体兵器。身体を液状化させることでゲッターロボを苦戦させたが、ゲッタークイーンの援護により撃破される。後にシレーヌと融合したさらに強力な個体が現れるが、デビルゲッターにより、こちらも撃破された。

集団・組織

恐竜帝国 (きょうりゅうていこく)

『デビルマン対ゲッターロボ』の登場組織。恐竜が進化したとされる爬虫人類による帝国。一時期は地球全土を支配していたが、謎の宇宙線により生命を脅かされ、地底への撤退を余儀なくされていた。しかし帝王ゴールの指揮のもと、サイボーグ技術を応用した生体兵器メカザウルスを利用し、地球への侵攻を開始。シレーヌと結託し、ゲッターロボの破壊を企てる。

その他キーワード

ゲッターロボ

『デビルマン対ゲッターロボ』の登場メカ。恐竜帝国の侵略に立ち向かうため早乙女研究所によって生み出された人型の巨大ロボット。ゲッターチームによって運用されており、空戦型のゲッター1、陸戦型のゲッター2、海戦型のゲッター3の3形態が存在する。劇中では縦横無尽の活躍を見せ、多くのメカザウルスを倒してきたが、デーモンには苦戦を強いられることが多かった。後にデビルマンと合体しデビルゲッターとなる。

ゲッタークイーン

『デビルマン対ゲッターロボ』の登場メカ。ゲッターロボの試作機として早乙女研究所で開発されていた巨大ロボット。胸部から発射される連装ミサイルを主な武器としている。ゲッターロボよりやや小型で、操縦席も狭いため女子供しか乗ることができない。メカザウルスデーモンの襲来により危機に陥ったゲッターロボをサポートするため、ミチルと美樹をパイロットに選抜し、出撃した。なお、美樹はロボットの搭乗経験がないため、戦闘は実質ミチル一人の手で行われる。

デビルゲッター

『デビルマン対ゲッターロボ』の登場メカ。ゲッターロボとデビルマンが融合した姿。パイロットであるゲッターチームも機械に取り込まれた状態になっており、操縦ではなく意志を疎通し合うことで起動している。その力と姿はロボットの域を超えており、ゲッターロボの倍のスピードと、メカザウルスデーモンを容易に引き裂くパワーを備えている。主な武器は、デビルマンの爪と翼、そしてゲッターロボのトマホークである。

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EC

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