概要・あらすじ
身の周りで巻き起こる些細な出来事から、社会を揺るがした大事件までを、作者で主人公の小林よしのりが、自身の持つ直感と常識のみに従い、メッタ斬りにしていく。その内容が傲慢と言われようと偏見と言われようと一切屈せず、小林よしのりは今日も「ごーまんかましてよかですか?」と、疑問を意見に進化させ、読者に問いかける。
登場人物・キャラクター
小林 よしのり (こばやし よしのり)
前髪を少したらしたオールバックのヘアスタイルとメガネがトレードマーク。自分の意見を歯に衣着せぬ語り口で発する。キメ台詞は「ごーまんかましてよかですか?」。坂本弁護士事件について触れたことでオウム真理教のVXガスにより暗殺されかかったことは当時新聞にも書き立てられた。
麻原 彰晃 (あさはら しょうこう)
宗教団体オウム真理教の元教祖。地下鉄サリン事件など一連のオウム事件を起こし、死刑囚として拘置中。弟152章などに登場。同名の実在人物がモデル。
筒井 康隆 (つつい やすたか)
SF作品を多く手がける小説家。出版界の自主規制について小林よしのりと語り合う。第129章などに登場。同名の実在人物がモデル。
佐川 一政 (さがわ かずまさ)
1981年に留学先のパリで、オランダ人女性を殺害、その人肉を食したとしてセンセーショナルに報じられた人物。心身喪失状態にあったとして不起訴となる。小林よしのりと対談し、第105章などに登場。同名の実在人物がモデル。
宅 八郎 (たく はちろう)
おたく評論家。オウム真理教の扱いをめぐり、小林よしのりから批判を受けて対立する。最終章などに登場。同名の実在人物がモデル。
靍師 一彦 (つるし かずひこ)
雑誌SPA!の元編集長。オウム真理教に対する認識の違いをきっかけに小林よしのりと決裂した。最終章で登場。同名の実在人物がモデル。
藤 あやこ (ふじ あや子)
小林よしのりが愛してやまない演歌歌手。第71章などに登場。同名の実在人物がモデル。
鈴木 邦男 (すずき くにお)
産経新聞社勤務を経て、新右翼団体一水会を結成した政治活動家。第68章などで登場。同名の実在人物がモデル。
小森 龍邦 (こもり たつくに)
部落解放運動家。政治家として衆議院議員を務めた経歴も持つ。第76章などで登場。同名の実在人物がモデル。
末永ピャーポ (すえながぴゃーぽ)
小林よしのりの秘書。漫画も描き、ユーモラスな文章も書ける天才型とは小林よしのり談。後に、過去の職業についてゴシップ雑誌に掲載され、迷惑をかけることを嫌って退職する。実在の秘書・末永がモデル。
金森ゆりピュル (かなもりゆりぴゅる)
小林よしのりの第二秘書。美大出身で絵の才能があり、論理的な文章も書ける秀才型とは小林よしのり談。気に入らないことがあると雇い主にさえ睨みをきかす気の強い一面もある。実在の第二秘書・金森がモデル。
トッキー時浦 (とっきーときうら)
小林よしのりの作画スタッフ。剣道二段の腕前を持つ一方、オフィスの食事係として腕前をふるう。小林がオウム真理教に暗殺されかかった際にはいち早く気づき、電話で小林に注意を促し、実行犯を追い払った。実在の作画スタッフ、時浦がモデル。
チーフ広井 (ちーふひろい)
小林よしのりのチーフスタッフ。極真空手の経験者で、シュワルツェネッガーばりの風貌の持ち主。オフィスでの記念写真係を務める。実在のスタッフ、広井がモデル。
岡田ポカQ (おかだぽかきゅう)
小林よしのりの作画スタッフ。柔道初段の腕前を持つやくざの息子。争い事を嫌って落語に没頭し、オフィス内では世間話係を担当。実在の作画スタッフ、岡田がモデル。