あらすじ
第1巻
観光協会の集まりがある日、織部凛々子は二度寝してしまい、時間ギリギリに到着した。凛々子以外の四人はすでに来ていたため、凛々子が席に着くと早速木春由乃から田舎町、間野山の町興し案が提示される。その案とは「間野山観光協会のSNSを立ち上げ、五人が週代わりに情報を発信していく」というもの。緑川真希と四ノ宮しおりは消極的で香月早苗は自信満々の中、しおり→由乃→早苗→真希→凛々子の順番でSNSでの情報発信が始まるのだった。(第1話。ほか、7エピソード収録)
第2巻
休日にゆっくり眠っていた織部凛々子は、いきなり四ノ宮しおりに起こされて観光協会の緊急会議の名目で連れ出される。着いた先には「織部凛々子 供贄（くにえ）の義」という看板が掲げられ、部屋全体が異様な雰囲気に包まれていた。凛々子が状況を把握できないまま凛々子の前に次々と物が置かれ、最後にしおり、木春由乃、緑川真希、香月早苗からサプライズのバースディパーティーである事を明かされる。(第9話。ほか、7エピソード収録)
登場人物・キャラクター
織部 凛々子 (おりべ りりこ)
田舎町、間野山の観光協会に協力して、間野山の町興しに取り組んでいる女性。幼なじみの四ノ宮しおりからは「凛々ちゃん」と呼ばれている。内向的な性格で、オカルトや未確認動物(UMA)に詳しい。祖母の千登勢が営む和菓子店に住み、高校卒業後は進学も就職もせずに、自室でネットサーフィンする日々を送っている。完全に引きこもっているわけでなく、観光協会の集まりには積極的に参加し、それ以外にもたびたび外出している。UMAのオリジナルねりきりや煎餅などが作れるほど手先は器用。
木春 由乃 (こはる よしの)
田舎町、間野山の観光協会に協力して、間野山の町興しに取り組んでいる女性。織部凛々子、緑川真希、四ノ宮しおり、香月早苗とは出会ってすぐになかよくなり、メンバーのムードーメーカーでもある。周りが個性的な人ばかりなため、自分が無個性な事を気にして、「普通」という言葉に過剰に反応する癖がある。気配りができたり、絵が独創的だったりと十分個性があるが、木春由乃本人はまったく気づいていない。
緑川 真希 (みどりかわ まき)
田舎町、間野山の観光協会に協力して、間野山の町興しに取り組んでいる元役者の女性。間野山の町興しのために始めたSNSで、間野山に関係なく悩める人を励ますなど頼りがいのある姉御肌。年長者として織部凛々子ら観光協会のメンバーの相談にも乗っている。
四ノ宮 しおり (しのみや しおり)
田舎町、間野山の観光協会に務める女性。幼なじみの織部凛々子や凛々子の祖母の千登勢からは「しーちゃん」と呼ばれている。大らかで優しい性格をしており、料理や裁縫、編み物もできて嫁力が非常が高い。凛々子や木春由乃達と協力して間野山の町興しに取り組んでいる。
香月 早苗 (こうづき さなえ)
田舎町、間野山の観光協会に協力して、間野山の町興しに取り組んでいるWebデザイナーの女性。観光協会メンバーの中では一番パソコンに強く、間野山の町興しのためにSNSを始める時も自信満々だったが、煽り耐性が低いためにフォロワーと言い争ってしまい、炎上状態となる。ふだんは冷静で大人の女性だが、飲み会ではすぐに他人に絡んだり、記憶をなくすまで深酔いしてしまう。また、心霊現象や怪談話が大の苦手。
クレジット
- 原作
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Alexandre S.D. Celibidache
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