女友達に振り回される理性ギリギリコメディ
本作は大学やフットサルサークルを舞台に、マドンナ的存在の桜井美波にあこがれる純情男子の宇治と、美波の親友で宇治の友人でもある巨乳女子のレイカが主人公を務める。基本的に宇治とレイカが織りなすコミカルな会話劇をメインにしており、理性と性欲との葛藤が繰り返されるラブコメディが、1話完結型で描かれる。内容はタイトル通りで、美波に好意を寄せる宇治がエロいレイカに翻弄される王道のラブストーリーが展開される。
生真面目なツッコミ男子×ガサツな巨乳女子
大学生の宇治は同級生の美波に思いを寄せており、恋愛相談の相手で美波の友達でもあるレイカから彼女に関する情報を得ている。明るい性格で社交的なレイカは大の酒好きで、ふだんから男勝りでデリカシーのない発言を繰り返している。そんなレイカにいつも振り回されている宇治は、美波との進展がまったくないまま、レイカへのツッコミ役に回る日々を送っていた。スタイル抜群のレイカは黙っていればかなりの美女で、宇治はそんな彼女の時おり見せる無防備なエロい姿と、過激なボディタッチに必死で理性を保とうとしている。
欲望に翻弄されながらも理性を保ち続ける
当初は宇治とレイカの恋愛相談をメインに物語が展開されるが、途中からはフットサルサークルのメンバーやレイカの友人も登場し、二人のキャンパスライフはよりにぎやかになっていく。純情な宇治がレイカに翻弄され、性欲と理性の狭間で揺れながら、曖昧なままの奇妙な友情と共に恋愛模様が描かれる。レイカと一線を越えることは彼女との友情が成立しなくなり、美波への裏切り行為であるため、宇治は友情を取るか性欲を取るかの狭間で必死に自分をコントロールしている。レイカはデリカシーが欠けているものの意外と身持ちの固い女性で、宇治はレイカの友達に思いを寄せているがレイカと仲がいい。この絶妙なバランス関係と二人のコミカルな会話が読者の笑いを誘う。
登場人物・キャラクター
宇治 (うじ)
とある大学に通う男子。レイカと同級生でサークル仲間。初登場時の年齢は20歳。三白眼が特徴で、黒髪をショートヘアにした平凡な青年。安アパートで一人暮らしをしており、コンビニでアルバイトをしている。好きな女性のタイプは清楚(せいそ)系。同じサークル、学部に在籍する美波に思いを寄せており、美波の友人であるレイカによく恋愛相談をしている。このためレイカといっしょに過ごすことが多いが、あくまで彼女のことは女友達と思っている。しかしレイカが無防備になったり、思わせぶりな態度を取るたびに翻弄され、そのたびに性欲と理性の狭間で揺れながら一線を越えそうになるが、レイカとの友情と美波への思いを貫くためにどうにか自制している。レイカに対しては、黙っていればかわいいとの印象を抱いている。下ネタの多いレイカに対して怒濤のツッコミを入れているが、時おりボケることもある。
鯖江 レイカ (さばえ れいか)
宇治と同じ大学に通うサークル仲間の女子。初登場時の年齢は20歳。宇治や美波と同じ学部に在籍しており、同じフットサルサークルに所属している。茶髪のセミロングヘアで、頭頂部に1本のアホ毛がある。明るく社交的な性格で、小柄な体型ながらスタイル抜群の巨乳美女。美波と親友であるため、彼女に思いを寄せている宇治の恋愛相談に乗っている。大の酒好きでスキあらばつねに酒を飲んでいる。ガサツでデリカシーのない発言が目立ち、下ネタを連発しては宇治にツッコまれている。基本的に宇治とは友人として接しているが、つねに思わせぶりな言動で彼を振り回している。マンションで一人暮らしをしており、ハンバーガーショップでアルバイトをしている。誕生日は4月23日で、血液型は0型。身長は152センチで、体重は46キロ。