あらすじ
友達がいなくて一人で寂しい思いをしていた陽太は、話し相手が欲しくて召喚魔法を使う。魔法が叶って一人の少女が現れるものの、その少女は300年間も封印されていた伝説の邪龍・ムムだった。最初は威厳のある口調で話していたムムだったが、陽太から召喚した理由を聞かされると急にフランクに接するようになり、二人は友達となるのだった。(エピソード「第1話」)
登場人物・キャラクター
陽太 (ようた)
ムムを召喚した青年。友達がおらず話し相手が欲しくて召喚魔法を使い、偶然ムムを召喚した。ムムも人間と親しくしたいと思っていたため、すぐに友達となる。優しい性格の気遣い上手で、人間の世界に慣れていないムムにさまざまなことを教えている。いっしょに暮らしていく中で、ムムに愛情のようなものを感じるようになり、ムムが消滅しかけた時は自分が死ぬ可能性があるにもかかわらず躊躇なく助けた。
ムム
伝説の邪龍と恐れられている存在。昔は「ムルンヴェトム=ケイオス=ムムトフェリア」と名乗っており、「ムム」は真名。並みはずれた力を誇り、過去3回封印されている。3回目の封印が300年前で、陽太の召喚魔法によって300年ぶりに現世に現れた。ただし、陽太の召喚魔法では本体を現すまでに至らなかったため、今は人間の少女のような姿の、魔力で作った分体で行動している。人間とは親しくしたいと思っていたこともあり、陽太の友達になってほしいとの願いを聞いて、友達となって共に暮らすようになった。目に映るものはすべて新鮮で興味を示し、優しい陽太にも好意を寄せるようになる。魔力が途絶えて消滅しそうになった時に陽太から助けられ、人間と同じ肉体を得る。