サムライダー

日本がアメリカの領土となった架空の21世紀を舞台に、元暴走族の柴崎浩二らが仲間の仇である謎の怪人サムライダーに、立ち向かう事から巻き起こる一連の事件を描く。すぎむらしんいちが1987年より発表した『サムライダー』とは表題とサムライダー等一部の設定名称が共通するが、それ以外は異なる別作品。

概要・あらすじ

日本がアメリカの州の一つとなって十年後の20XX年。中国との緊張状態が高まる中、旧首都郊外の賽木原市では、突如現れた謎の怪人サムライダーによって街の悪漢等が次々と斬殺される事件が発生していた。十年前サムライダーに遭遇し仲間の藤本哲也を殺害された柴崎浩二らかつての走り屋達は、報せを受け、サムライダーへの雪辱を晴らすべく各地から賽木原市へと集結する。

登場人物・キャラクター

サムライダー

現在の賽木原市である戦国時代の村で、部下の兵士に裏切られ殺害された領主の亡霊とも言われる謎の殺人鬼。日本人がその歴史の中で失った心の化身とも言われ、鎧武者のような容貌で戦国時代当時は馬に、現在はカタナに乗った姿をしている。夜な夜な賽木原市の枯木山より現れ、日本刀で悪人等を殺害する不死身の怪物。 殺害した相手の念も取り込み、さらに力を増す。かつて柴崎浩二の仲間の藤本哲也達を殺害し、十年ぶりに現れた現在、復讐を誓う柴崎浩二らを迎え撃つ。

柴崎 浩二 (しばざき こうじ)

賽木原市の高校生だった十年前、藤本哲也らと共に暴走族「大車輪」を結成するが、突如襲撃してきた謎の怪人サムライダーに藤本哲也達を殺害され「大車輪」は壊滅する。現在は東京で犯罪者に追われる身となっていたが、再び賽木原市にサムライダーが現れたとの報せを受け、雪辱を果たすために賽木原市へと向かう。 藤本哲也の妹の藤本綾子が兄の形見として乗っているZ1-Rをしばしば借用する。

藤本 綾子 (ふじもと あやこ)

賽木原市のバイクショップ「バンディッツ」の店主の娘で、暴走族「大車輪」のリーダーだった藤本哲也の妹。「大車輪」のNo.2柴崎浩二の高校の同級生だった十年前、謎の怪人サムライダーによって兄を殺害される。その後芸能人を目指して上京し、現在はストリッパーなどをしている。 柴崎浩二が賽木原市にサムライダーが再び現れたとの情報を受け現地に向かう際、自らも同行する。愛車は兄の形見でもあるZ1-R。

八巻 年男 (やまき としお)

暴走族「津血乃呼」の三代目総長だった十年前、「大車輪」の柴崎浩二らと争っていたが、謎の怪人サムライダーに襲撃され、メンバーを大量に殺害される。現在は真っ当な仕事をして東京で妻と息子を養っているが、サムライダーが再び現れたとの報せを受け、同様に連絡を受けた柴崎浩二らと共に舞い戻った賽木原市で現在の「津血乃呼」と再会する。

柳 潤 (やなぎ じゅん)

十年前、賽木原市で不良小学生等を集めてチーム「KKKK」を設立する。「大車輪」の藤本哲也を敬愛していたが、彼と共に謎の怪人サムライダーの襲撃に遭う。現在も「KKKK」との関係を保つ傍ら、東京で落語家の弟子となり運転手をしていたが、賽木原市にサムライダーが再び現れたとの報せを「KKKK」のメンバーより聞き、現地に急行する。 ラップが下手。

小倉 範子 (おぐら のりこ)

賽木原市の高校生。「KKKK」等の不良グループに度々誘拐されるが、その度に謎の殺人鬼サムライダーがグループを襲撃したため難を逃れる。サムライダーにまつわる地元の伝説に詳しく、伝説の伝わる枯木山に藤本綾子を案内する。

住吉 秀行 (すみよし ひでゆき)

暴走族「デッドカウ」のリーダー。「大車輪」の藤本哲也を崇拝していたが、十年前、賽木原市に突如現れた謎の殺人鬼サムライダーによって藤本哲也や自チームのメンバーを殺害された上に自身も両足を失う。そのため復讐の誓いとして全身に刺青を彫っている。現在も「デッドカウ」のリーダーを務めているが、賽木原市にサムライダーが再び現れた事を知り、元「大車輪」の柴崎浩二らかつての同志に連絡する。 足を失う前はセリカに乗っていた。

ゴジラ

柴崎浩二によって刑務所送りにされた犯罪者。柴崎浩二を付け狙っており、彼が賽木原市の警察署に勾留されている事を知ると、脱獄して賽木原暑に乗り込む。

藤本 哲也 (ふじもと てつや)

賽木原市のバイクショップ「バンディッツ」の店主の息子で藤本綾子の兄。仲間思いな性格で人望がある。柴崎浩二と共に暴走族「大車輪」を結成するが、賽木原市に突如現れた謎の殺人鬼サムライダーと戦い、命を落とす。Z1-Rを愛用していた。

集団・組織

大車輪 (だいしゃりん)

『サムライダー』に登場するグループ。藤本哲也がリーダーとなって柴崎浩二らと共に結成した暴走族。賽木原市では「津血乃呼」「デッドカウ」と共に並び称されるチームだったが、謎の怪人サムライダーの襲撃により3チームともメンバーの多くを殺害され、特に「大車輪」は藤本哲也を失った事で消滅したため、十年後の現在では伝説のチームとなっている。

津血乃呼 (つちのこ)

『サムライダー』に登場するグループ。賽木原市に本部を置き、その他関東一帯に支部を持つ暴走族。八巻年男が三代目総長を務めていた十年前は「大車輪」「デッドカウ」と共に賽木原市の3大勢力だったが、謎の怪人サムライダーの襲撃により多くのメンバーを殺害される。現在も新たな総長のもと活動していたが、再び現れたサムライダーによりメンバーの一人を殺害された事から、復讐のために賽木原市に結集し、八巻年男も戦列に復帰する。

KKKK (よんけー)

『サムライダー』に登場するグループ。賽木原市で約十年前に柳潤が不良小学生等を集めて結成したチーム。「キケンキョーボーキョーアクキッズ」の略。現在ではメンバーも成長し車や拳銃なども所有して悪事に及んでいるが、十年前に柳潤が遭遇した謎の殺人鬼サムライダーが再び現れた事を知り、彼の元に全メンバーが招集される。

デッドカウ

『サムライダー』に登場するグループ。住吉秀行をリーダーとした暴走族。「大車輪」の藤本哲也や、「津血乃呼」総長の八巻年男と共に賽木原市を牛耳っていたが、突如街に出現した謎の殺人鬼サムライダーに「大車輪」「津血乃呼」と共に挑み、多くのメンバーを失う。十年後、再びサムライダーが出現した際には単独で行動する。 後に、賽木原市の警察署を占拠して街を無法地帯にしようとする。

場所

賽木原市 (さいきばらし)

『サムライダー』の主な舞台となる街。東京から約80kmの距離にあり、柴崎浩二達の育った街。昔から治安が悪く、20XX年の現在でも放火や通り魔が横行しており、津血乃呼やデッドカウ等の暴走族の巣窟でもある。賽木村と呼ばれていた戦国時代当時、村民の反逆に遭い斬殺された地侍、賽木九兵衛昌雄の亡霊が枯木山より現れると言い伝えられ、終戦時とその十年後にも、また日本がアメリカに併合された時とその十年後の現在にはカタナに乗ったサムライダーによって、大量殺人が行われる事件が発生している。

書誌情報

サムライダー 全3巻 〈講談社コミックスDX〉 完結

第1巻

(1999年6月発行、 978-4063340839)

第2巻

(1999年6月発行、 978-4063340846)

第3巻

(1999年6月発行、 978-4063340853)

サムライダー 全5巻 講談社〈アッパーズKC〉 完結

第1巻

(2003年9月発行、 978-4063462159)

第2巻

(2003年12月発行、 978-4063462296)

第3巻

(2004年4月発行、 978-4063462425)

第4巻

(2004年8月発行、 978-4063462531)

第5巻

(2004年11月発行、 978-4063462623)

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