シグルイ

江戸時代初期の駿府国を舞台に、藤木源之助と伊良子清玄の死闘と確執を描く。山口貴由の代表作。原作は南條範夫の時代劇小説『駿府城御前試合』で、その中の「無明逆流れ」のエピソードを中心に描かれている。

あらすじ

第1巻

寛永6年(1629年)9月24日、駿府城下にて真剣による御前試合が行われようとしていた。出場する剣士の中に、かつて濃尾無双とうたわれた虎眼流の使い手、藤木源之助とその跡取り娘、岩本三重の姿があった。左腕のない源之助の姿に驚きを隠せない家来達だったが、その源之助の相手である伊良子清玄もまた、盲目にして足が不自由な身体の持ち主だった。隻腕の剣士と盲目の剣士という異形の者同士の対決に、周囲の人々は言葉を失う。

二人の因縁は7年前に遡る。虎眼流の道場に一人の武芸者が道場破りに現れた。彼の名は「伊良子清玄」。虎眼流の師範代である源之助は、清玄と立ち会うが、あえなく敗れる。次に清玄と立ち会ったのは虎眼流の師範である牛股権左衛門だった。権左衛門の剛力にはさすがの清玄もかなわず、そのまま清玄は虎眼流の門弟となった。時は流れ、虎眼流の高弟となった清玄は、師範代の源之助と並ぶ存在となっていた。虎眼流の主である岩本虎眼は、娘の三重の婿として、そして虎眼流の後継者として源之助と清玄のどちらがふさわしいのかを権左衛門に問う。権左衛門が答えあぐねる様を見て、虎眼は隣町の舟木道場の師範である双子の息子、舟木兄弟を討ち取った方を後継者とすると告げる。

第2巻

藤木源之助伊良子清玄は、師である岩本虎眼の命により舟木道場の師範を務める双子の舟木兄弟に挑む。これは虎眼の私怨もあったが、虎眼流の後継者を選ぶために必要な試練でもあった。結果的に、源之助と清玄の二人とも舟木兄弟に勝利する。そして迎えた寛永元年の正月、虎眼の前で演武をする清玄と源之助に対し、虎眼は清玄を娘の岩本三重の婿に指名する。だが清玄は、虎眼の妾であるいくと密かに通じていた。心の平衡を失う事の多い虎眼だったが、いくとの情事の際に清玄が密かに彼女を籠絡していた事実に気づき、清玄に対して怒りを燃やす。一方、後継者争いに敗れた源之助は、偶然にも虎眼流の奥義ともいうべき神速の剣に開眼する。

第3巻

伊良子清玄は、虎眼流の後継者として岩本三重の婿となる事を約束された。そんな清玄に、ついに虎眼流の奥義伝授の日がやって来る。清玄は源之助と共に虎眼流の聖地ともいうべき神社を訪れるが、その前に現れたのは合戦さながらに甲冑を身につけた岩本虎眼と門弟達だった。清玄は師範の牛股権左衛門と立ち会い、腕前を披露する事となった。しかし、模擬戦と思っていた清玄に対して権左衛門は本気で打ち込み、そのうえさらに清玄は源之助とも立ち会わされる事となり、散々に叩きのめされる。これらのすべては、虎眼の妾であるいくと不義密通を働いていた清玄に対する報復だった。なんとか立ち上がった清玄だったが、次の瞬間、虎眼によって自身の両目を斬られてしまう。権左衛門はこれで虎眼流の後継者は源之助になると告げるが、源之助の表情に権左衛門はこれまでとは違う何かを感じ取る。そんな中、自身の父親がこのような凄惨な報復を行っているとは知らない三重は、清玄との祝言に胸を躍らせていたのだった。

第4巻

伊良子清玄への制裁から3年が経った。折しも時の将軍、徳川家光の実弟である徳川忠長が駿府城へと赴任し、駿府城下は多くの牢人者であふれていた。忠長は身分不詳の牢人者であっても仕官させるという噂があったためだ。そんな牢人者が虎眼流近藤涼之助といさかいを起こし、藤木源之助は素手で複数の牢人者を始末する。改めて虎眼流の強さを目の当たりにした涼之助だったが、それから程なくして彼は何者かによって殺害される。涼之助の死は虎眼流を狙う何者かによるものとされたが、師範の牛股権左衛門にはまったく見当もつかない。面目を保つために権左衛門達は下手人を探すが、そんな中、虎眼流の高弟達は次々と何者かによって殺害されていく。その死体には必ず縦一文字に裂けた刀傷があった。源之助は、その太刀筋に清玄の存在を感じ取る。そして源之助は、盲目となった清玄が、盲人達の自治組織である当道座の庇護を受けているのではないかと推測し、その屋敷に虎眼流の高弟、興津三十郎が出入りしている事実を知る。自分達を裏切り、三十郎が当道座に情報を流していた事に気づいた源之助は、自身の剣で彼を葬る。

第5巻

虎眼流の高弟達が次々と手にかけられた一連の事件の下手人は興津三十郎であり、虎眼流同士の真剣勝負だったと世間の噂は落ち着いた。だが虎眼流の主である岩本虎眼は、藤木源之助牛股権左衛門のどちらか、あるいは二人共が「虎眼流」を売り渡したのではないかとの猜疑心を抱く。身の潔白を証明するために、源之助と権左衛門は虎眼の目の前で真剣による演武を行い、なんとか身の証を立てる事に成功する。そんな折、虎眼達に当道座の最高位に位置する賎機検校から書状が届く。虎眼に稽古をつけてほしい相手がいるというその書状を受けて、虎眼は源之助と権左衛門を連れて賎機の屋敷へ向かうが、その屋敷にいたのは伊良子清玄だった。さらに、賎機のとなりにはかつての虎眼の妾であるいくの姿もあった。激高する虎眼だったが、自身よりも地位が上である賎機に対してはどうする事もできない。数日後、権左衛門は道場を留守にして出稽古に出ていた。これは虎眼流道場の恒例行事であり、貴重な収入源でもあったため怠るわけにはいかなかった。その権左衛門を清玄の手の者が襲撃する。難なくこれを撃破した権左衛門だが足に毒針を受けてしまう。そんな中、留守の権左衛門にかわって道場を守る源之助は、清玄からの果たし状を受け取るのだった。

第6巻

伊良子清玄からの果たし合いの呼び出しを受けて、決闘の地へと赴いた藤木源之助は、これが清玄による陽動作戦である事を知って急ぎ道場へと引き返す。その虎眼流の道場にはいくを伴った清玄が訪れていた。岩本虎眼を守る高弟の源之助と牛股権左衛門が道場にはいない。清玄は虎眼に相対すると、かつての虎眼の妾であるいくをわざと虎眼に斬らせ、正当防衛を成立させて虎眼に斬りかかる。しかし、虎眼はすでに間合いに入るものすべてを斬る魔神へと変貌していた。予想外の虎眼の変貌にたじろぐ清玄だったが、虎眼との間合いを見切って太刀を浴びせる事に成功する。だが、虎眼はそれでも倒れない。そこへ現れる虎眼の娘、岩本三重は花嫁装束に身を包み、父親に礼を告げる。その言葉を聞いた虎眼は清玄に斬られ半分になった顔を娘に向け、絶命する。

第7巻

藤木源之助は自身が伊良子清玄によっておびき出された事に気づき、急ぎ虎眼流道場へと引き返すが間に合わず、師の岩本虎眼は既に清玄の手にかかって絶命していた。虎眼流道場は閉鎖され、それとは対照的に清玄は、賎機検校によって駿府城城主、徳川忠長に推挙される。忠長は清玄の剣の腕前を高く評価し、厚遇される事となった。出稽古から道場に戻った牛股権左衛門は、閉鎖された道場を前に絶望の声をあげ、自身にとって父親も同然の虎眼を失った源之助は、清玄への仇討を誓う。しかし、その仇討の願いは藩から許しを得る事ができなかった。一方、大きな屋敷を与えられた清玄は、虎眼を倒したものの源之助の事が頭から離れなかった。かつて虎眼流の道場で共に鍛錬していた頃、清玄は虎眼流の門弟達に、これまで自分が出会って来た侍達とは違う連帯感を感じていたが、源之助にそれを否定された事を思い出していた。時を同じくして、虎眼の娘、岩本三重が源之助に代わって仇討願いを提出、その願いは受理され、源之助と清玄の決闘は避けられないものとなっていた。

第8巻

仇討願いが受理され、藤木源之助伊良子清玄との決闘が始まった。源之助側には兄弟子の牛股権左衛門と、師である岩本虎眼の娘、岩本三重が付き従う。対する清玄の側には、かつて虎眼の妾だったいくの姿があった。清玄は、地面に突き立てた太刀を真上に跳ね上げる神速の必殺奥義「無明逆流れ」の使い手だったが、源之助は、権左衛門との特訓によりこれを破る秘策を編み出していた。源之助と清玄の互いに死力を尽くした剣と剣との打ち合いの末、ついに清玄は必殺の「無明逆流れ」の構えに入る。それに対する源之助の策は、左手に持った脇差で清玄の太刀を受け止め、右手の太刀で清玄を斬るというものだった。

第9巻

藤木源之助は、伊良子清玄の「無明逆流れ」を左手に持った脇差で受け止め、そのまま清玄に斬りかかった。しかし次の瞬間、源之助の左手は脇差ごと地面へと落下する。清玄の太刀は脇差ごと源之助の左手を斬り落とし、片腕を突如として失った源之助は身体の平衡を失って倒れる。眼の前で源之助が敗れた事を知った兄弟子の牛股権左衛門は、そのまま清玄の前へと進み出る。仇討においては親族による助太刀が認められており、源之助にとって兄も同然の権左衛門の助太刀は当然の事だった。それに対して清玄側も賎機検校の手の者が多数助太刀に現れる。圧倒的に不利な状況にありながら、自らの目の前で源之助を倒されて怒りに燃える権左衛門は、敵を次々と葬り去っていく。ついには清玄の前まで迫る権左衛門の姿は、さながら鬼のような形相だった。その姿に、かつて初めて虎眼流道場を訪れた際の権左衛門を思い出し、清玄は権左衛門と相対する。

第10巻

藤木源之助の助太刀として自身と対峙するかつての兄弟子、牛股権左衛門を前に、伊良子清玄は「一太刀で倒す」と宣言し、周囲の見物人達を驚かせる。しかし権左衛門もまた、源之助と清玄との戦いで「無明逆流れ」の太刀筋を見切っていた。だが、清玄の剣速は権左衛門の予測をはるかに上回り、権左衛門は顔を斬られて地面に倒れる。盲目の清玄が勝利をした事で、その日は賎機検校の屋敷は当道座の者達の宴となった。だが、その屋敷に安置されていた権左衛門の死体が突如として動き出す。権左衛門はまだ死んでいなかったのだ。恨み言を口にしながら再び清玄へと迫る権左衛門。さらに外には雨が降り出し、地面はぬかるみ始める。思わず外へ逃げ出した清玄は、ぬかるんだ地面のため太刀を突き立てる事ができず「無明逆流れ」を発動する事ができない。それでも清玄は自身の足に太刀を突き立て、地面のかわりにする事で権左衛門を倒すのだった。

第11巻

伊良子清玄との仇討の死闘の末、藤木源之助は片腕を失い、牛股権左衛門は返り討ちに遭った。彼ら二人の虎眼流の武芸者を斬った清玄は、徳川忠長によってさらなる厚遇を受ける事となった。一方、その虎眼流の源之助と清玄によって、かつて跡取りを失う事となった舟木道場では、残された娘の千加の跡目選びが行われていた。舟木道場の跡目選びは、投げられた兜を両断する兜割りによって行われる。その兜割りに名乗りをあげた剣士の屈木頑之助は、蝦蟇のような風貌のために舟木道場の門弟達からは虐げられていたが、その技量は確かなものだった。しかし、醜い風貌の者を跡取りとする事をよしとしなかった舟木道場の当主は、頑之助をわざと失敗させる。頑之助はその後、舟木道場から姿を消すが、ほどなくして舟木道場の門弟達が次々と命を落とす事件が起こる。下手人は頑之助だった。その頑之助と千加との決着は、忠長の開催する御前試合で果たされる事となるが、その御前試合に源之助もまた巻き込まれようとしていた。

第12巻

藤木源之助は、徳川家の家老より、駿府城にて行われる御前試合に出場するように要請された。仇討として決闘を行いながら、相手の伊良子清玄と共に生き残ったため、改めて決着をつける事が徳川家の上意だった。御前試合に出場する前に自身の腕前を試された源之助は、その相手となった峻安を素手で破る。「清玄」とは、かつて峻安が仕えていた医師の名前であり、現在の清玄はその医師から相手の肉体を破壊する殺法を伝授されたあとに、名前と命を奪ったのだった。この勝利により御前試合への出場を許された源之助は、岩本三重と共に検分役の月岡雪之介の屋敷の一室をあてがわれる。しかし、そこには岩本虎眼の妾であり、清玄と密通していたいくがいた。

第13巻

伊良子清玄と通じていた、かつての岩本虎眼の妾、いく月岡雪之介の屋敷にいたのは、清玄の出世の妨げとならないためだった。その清玄は徳川忠長の庇護を受けながら、必殺の「無明逆流れ」の技に磨きをかけていた。牛股権左衛門との戦いによって清玄の足は大きく裂けていたが、それによって「無明逆流れ」は、地面に太刀を突き立てずとも足で打てるようになっていた。その清玄にも、藤木源之助と御前試合で決着をつけるべしとの上意が届く。さらにその御前試合は真剣によるものだった。源之助と再び対決するために清玄は、いくのもとを訪れる。

一方雪之介は、預かっていた源之助を持て余し、徳川家の武術指南役である笹原修三郎に源之助の移送を願い出る。修三郎は槍の達人であり、彼の屋敷には源之助のほかにも多くの武芸者達が逗留していた。中には源之助に稽古をつけてもらおうと挑む者もいたが、手加減のできない源之助の姿に、修三郎は雪之介が彼を持て余した理由を実感していた。時には修三郎自身が槍を持って源之助と稽古をする事もあったが、そんな修三郎の槍に源之助は清玄の「無明逆流れ」を破る新たな策を思いつく。

第14巻

笹原修三郎の屋敷に身を寄せる藤木源之助のもとへ、徳川忠長からの使者が訪れた。今回の伊良子清玄との御前試合について、真剣によって相対すべしとの上意を源之助は理解し、清玄もまたこの真剣勝負を承諾する。だがその直後、源之助は高熱を出して昏倒する。わずかな期間に師を失い、兄弟子の牛股権左衛門を失い、さらには自身の左腕をも失った源之助の気力は限界を超えていたのだ。そんな源之助のもとを、妙薬を携えた清玄が訪ねる。応対した岩本三重は、清玄に対して愛憎入り混じった感情を抱くが、昏倒していた源之助は清玄からとは知らぬままにその薬を飲み無事に快復する。御前試合の日が近づく中、源之助に忠長との謁見が行われる事が告げられる。笹原修三郎と共に忠長との謁見の場である駿府城を訪れた源之助は、不意に真剣勝負の相手である清玄とすれ違うが、顔を合わせずに通り過ぎる。見る時は斬る時と決めている源之助は、そのまま修三郎と共に忠長との謁見の場に臨む。時ならぬ雨の中、謁見の場に現れた忠長は、御前試合に出場する剣士の一人を手討ちにする。

第15巻

雨の中、徳川忠長との謁見を終えた藤木源之助笹原修三郎は屋敷へと戻り、御前試合への準備を始める。時を同じくして伊良子清玄もまた帰宅し、謁見の場で剣士の一人を手討ちにした忠長の乱行を思い浮かべ、徳川家に未来はない事を予感していた。そこへ当道座の者が礼を述べに現れる。彼は、自分達と同じく盲目でありながら剣の実力だけで天下へと昇ろうとする清玄こそ、自分達にとって光であると語る。だがそれに対して清玄は、人間はみな同じであると返す。清玄は野心を満たすためではなく、人間に優劣をつける階級社会を否定するために昇ってきた自身の境遇を顧みる。御前試合の当日、源之助もまた清玄の本質を理解していた。さながら切腹場と見まがうばかりの仕様の控えの場に陣取った源之助は、決戦の場へと進み出る。対する清玄もまた源之助の前へと現れた。清玄を見据えた源之助は、ついに運命の刀を抜き、清玄と対峙する。

登場人物・キャラクター

藤木 源之助 (ふじき げんのすけ)

掛川の剣術道場、虎眼流師範代の青年。他人からは感受性に欠落があるように思われるほど寡黙で表情に乏しいが、根は実直な性格。強固な意志力を持ち、常軌を逸した修練を続ける努力型の剣士。虎眼流の奥義である流れ星の技法をわずかなきっかけから体得した上、さらに流れ星を破る技術を独自に開発するなど、発想力にも秀でている。 もっとも得意とするのは驚異的な膂力から繰り出す鍔迫り。出自は農家の三男だが、岩本虎眼によって武士の身分に取り立てられる。そのため虎眼に対しては絶対的な忠誠心を持ち、岩本家のためならば自分が被害を受けるような行動もためらわない。虎眼の娘、岩本三重には密かに思いを寄せている。 道場破りに現れた伊良子清玄に敗北して以来、伊良子との確執が始まる。虎眼の死後は虎眼流と岩本家を相続し、虎眼を殺害した伊良子に「仇討ち試合」を申し込むが、敗北して左腕と剣名を失う。しかし、様々な因縁によって復活し、岩本家と虎眼流の再起をかけて、「駿府城御前試合」で伊良子との再戦に臨む。

伊良子 清玄 (いらこ せいげん)

生まれながらにして常人離れした身体能力を持ち、技の習得も早い天才型の剣士。母親は夜鷹であり、出自に対するコンプレックスから出世欲の強い野心家。道場破りに訪れた虎眼流に入門し、二年足らずで藤木源之助と並ぶほどの実力を身につけた。長髪の美男子であり、多くの女性と浮き名を流す。一度は跡目として岩本三重の婿に指名されるが、岩本虎眼の愛妾いくとの密通が露見。 虎眼から仕置を受けて盲目となり、いくとともに虎眼流を追放される。その後、虎眼流の術理から独自の必殺剣無明逆流れを考案し、賎機検校の元へ身を寄せながら虎眼流への復讐を始める。虎眼流門下生たちと岩本虎眼を殺害し、「仇討ち試合」で藤木と牛股権左衛門を破る。 その際に右足を負傷し跛足となるが、怪我を利用して無明逆流れに改良を加える。その後も出世の道を歩み続け、士官を掛けた「駿府城御前試合」で藤木と再戦する。

岩本 虎眼 (いわもと こがん)

岩本家の当主。右手の指が1本多く、精密な剣さばきを得意とする剣術の達人。流れ星などの独自の技術を開発し、流派虎眼流を開く。高齢から精神に変調をきたし、大半の時間が「曖昧」な精神状態にあるため、奇行を繰り返している。暴虐で執念深く、猜疑心の強い性格で、門下生たちに強権を振るっている。しかし、目上の者にはへりくだり、ある程度の社交性を見せることもあれば、門下生たちを認める藤木源之助か伊良子清玄のどちらかを跡目にと考えていたが、いくと密通していた伊良子を虎眼流から追放する。 その後、復讐に現れた伊良子によって殺害される。

岩本 三重 (いわもと みえ)

岩本虎眼の娘。虎眼に服従する虎眼流門下生の男たちを「傀儡」と呼び、嫌っている。伊良子清玄の野心に利用されそうになるが、その虎眼に服従しない姿勢からかえって伊良子に好意を抱く。虎眼流から伊良子が追放された後には、精神的に不安定な状態に陥るが、伊良子が岩本家と対立し初めてからは復調。 虎眼が死亡したことで藤木源之助とは事実上の夫婦となり、、虎眼の「仇討ち試合」で伊良子に敗北してからは伊良子に対する憎しみを露わにするようになる。「駿府城御前試合」では藤木に同行し、伊良子との決着を望むが、伊良子に対しては愛憎入り交じった複雑な感情を抱き続けている。

いく

岩本虎眼の妾。許嫁の男性が次々と変死を遂げており、そのことが掛川で童唄として広まっている。伊良子清玄との密通が虎眼に露見し、伊良子とともに虎眼流を追放される。その後、盲目となった伊良子をかばい、行動を共にするようになる。伊良子に協力して、虎眼流への復讐を果たし、「駿府城御前試合」で藤木源之助と対峙する伊良子に同行する。

徳川 忠長 (とくがわ ただなが)

極めて残虐な性質を持つ駿府城城主。当時の将軍徳川家光の実弟であり、絶対的な権力を持つ。将軍の継承争いに敗れたことで将軍家に深い恨みを抱いており、幕府の転覆を考えている。その挙兵のために、真剣を使用した上覧試合「駿府城御前試合」を開催する。実在の人物徳川忠長がモデル。

牛股 権左衛門 (うしまた ごんざえもん)

虎眼流師範。門下生の中では岩本虎眼に次ぐ実力の持ち主で、精神的に不安定な虎眼に代わり、虎眼流の実務を担っている。郷士の出身で、少年の頃から並外れた怪力を持ち、通っていた剣術道場で疎まれたことで虎眼流に入門する。その握力は青竹を握りつぶすほどで、「かじき」という素振り用の巨大な木剣を軽々と操り、実戦でも武器として使用する。 弟弟子の藤木源之助とは互いに信頼が厚い間柄。藤木と共に、虎眼を殺害した伊良子清玄に「仇討ち試合」に臨むが、敗北して死亡する。一見すると温厚そうな印象を抱かせる物腰の持ち主だが、虎眼流に敵対するものに対しては残虐性を露わにする。また、虎眼の逆鱗に触れて頬を切り裂かれ、耳元まで口が裂けた異様な容貌となっている。 虎眼の命令には絶対服従であり、いくの許嫁を次々と殺害していた。

近藤 涼之介 (こんどう すずのすけ)

虎眼流門下生。まだ前髪の少年だが虎眼流を嘲笑した牢人者を無礼討ちにするなど、虎眼流剣士のひとりとしての気構えがある。祖父が岩本虎眼と懇意にしており、「義理許し」によって未熟ながら虎眼流中目録を持つ。藤木源之助を理想の剣士として尊敬しており、あこがれを抱いていたが、伊良子清玄による虎眼流への復讐の最初の犠牲者となる。

宗像 進八郎 (むなかた しんぱちろう)

虎眼流門下生。掛川の侠客出身で、全身に刀傷を持つ。技量によって虎眼流中目録を認められた「術許し」であり、かなりの実力者。向かってきた刀を素手でつかんで止めるほどの握力の持ち主。近藤涼之介殺害の「一応の下手人」として、虎眼流に恨みをもつ剣士檜垣陣五郎を討ち取るが、その帰り道で伊良子清玄に殺害される。

山崎 九郎右衛門 (やまざき くろうえもん)

虎眼流門下生。足軽の出身。近藤涼之介に好意を抱いており、涼之介が殺害された際には涙を流していた。抜けだして自慰にふける癖を持つが、他の門下生たちからは黙認されていた。涼之介たちを殺害され、夜間の単独行動が禁止されているなかで、ひとりきりでいるところを伊良子清玄に襲われ、殺害される。

丸子 彦兵衛 (まるこ ひこべえ)

虎眼流門下生。山崎九郎右衛門と同じく足軽の出身。門下生の中では牛股権左衛門に次ぐ怪力の持ち主で、手刀を畳にゆっくりとめり込ませて貫通させるなどの離れ業を見せ、全身余すところなく凶器と評されている。湯屋で入浴中に、当道座と手を組んで浴室内に太刀を持ち込んだ伊良子清玄に襲われて殺害される。

興津 三十郎 (おきつ さんじゅうろう)

虎眼流門下生。郷士の出身。伊良子清玄の仕置追放後、精神的に不安定な状態になってしまった岩本三重の様子を見て虎眼流の将来に絶望し、密かに伊良子の復讐に協力していた。藤木源之助には読み書きを教えるなど親しく接しており、藤木の能力も高く評価していた。しかし、伊良子との関係が発覚したことで、藤木によって殺害される。

賎機 検校 (しずはた けんぎょう)

盲人の組合組織である当道座の最高権力者。盲人でありながら、徳川家康の庇護を受け、大名並の権力を持っている。自分と同じく盲人でありながら、常人を凌ぐ身体能力を持つ伊良子清玄に期待をかけ、伊良子をいくとともに賎機家用人として召し抱え、虎眼流への復讐に協力している。

舟木 一伝斎 (ふなき いちでんさい)

掛川に剣術道場舟木道場を持つ剣客。下級武士の出身。生まれついての怪力を持ち、天正11年の賤ヶ岳の合戦に足軽として参戦し、兜ごと相手の頭部を両断するといった武勲を上げたことで、流派舟木流の開祖となる。かつて岩本虎眼と上覧試合を行った際に、下顎を削ぎ飛ばされて欠損。それ以来虎眼流を恐れている。

舟木兄弟 (ふなききょうだい)

舟木一伝斎の息子で、双子の兄弟。舟木流免許皆伝の腕前を持ち、空中に投げられた兜を両断する舟木流の剣技兜投げを得意とする怪力の持ち主。巨体から繰り出される一撃は、ただ振り下ろすだけの単純な太刀筋だが、間合いにいる相手を防具や受け太刀ごと殺傷しうる威力を持つ。岩本虎眼が、藤木源之助と伊良子清玄のどちらが跡目としての優れているか見極めるための相手として選ばれ、藤木、伊良子両名に襲撃された結果、兄弟ともに敗北する。

舟木 千加 (ふなき ちか)

舟木一伝斎の娘で、舟木数馬・兵馬の妹。父や兄と同様、怪力の持ち主で、豪放な性格の人物。舟木流の跡目候補であった数馬・兵馬が死亡したことによって、舟木流の恒例行事である兜投げを成し遂げたものを婿として迎え、その婿を舟木流の跡目にするとの取り決めがなされている。類まれな美貌を持つが、性行為に及ぼうとすると体の一部が男根化するという性質を持つ。 物語の終盤では、徳川忠長に見初められて閨房に奉仕することになる。

屈木 頑之助 (くつぎ がんのすけ)

巨大な頭部に短い手足を持つことから、蝦蟇という異名を持つ剣士。乳児の頃に父親の武士が行き倒れになり、舟木一伝斎に拾われて育つ。周囲からは蔑まれていたが、舟木千加に恋をし、兜投げに参加する。しかし、当日にその実力を見ぬいた一伝斎に、顔面に向かって兜を投げつけられ失敗。それ以降、兜投げを成し遂げた千加の婿候補の殺害するようになる。 巨大な頭部による重心から容易に転倒し、まともに刀を振りかぶることすらできなかったが、その弱点を利用し、頭を起点に倒立して回転しながら相手の足を狙う剣技がま剣法を修得する。その悪行が徳川忠長に耳に入り、山狩りによって捕らえられ、駿府城に幽閉される。 原作の『「駿府城御前試合」』では「がま剣法」編の主要人物。

月岡 雪之介 (つきおか ゆきのすけ)

戸田流印可を持ち、実戦での経験もある剣士。しかし、相手を斬ることに人一倍の後悔があり、恨み持つものから免れるため、本名の月岡雪之介を星川生之助と改めて国許を離れている。苦悩の末に、刀を振り下ろしながら手の中で半回転させ、相手に触れる寸前に峰打ちの形にする峰打ち不殺という剣技を編み出す。 仕置追放され、山の中に放置されていた伊良子清玄といくを見つけ、その身柄を匿った。その後は駿府城下の戸田流道場に住み、「駿府城御前試合」を控えた伊良子を預かる。しかし、同時に藤木源之助の身柄を預かることを申し付けられてしまい、藤木と一度剣を交える。自分の力量では藤木を抑えられないと判断して、笹原修三郎に藤木を移送する。 「駿府城御前試合」に招聘されており、藤木らと共に徳川忠長に謁見した。原作の『「駿府城御前試合」』では「峰打ち不殺」編の主要人物。

笹原 修三郎 (ささはら しゅうざぶろう)

「天下一の使い手」と評されるほどの槍の名手であり、若くして駿府藩槍術師範を務める。少年時代に大蛇の舌先を槍で突き刺した逸話は「舌切り槍」という名前で武芸に携わるものには広く知れ渡っている。屋敷には士官を望む武芸優秀な牢人たちを幾人も預かっている。「駿府城御前試合」に向けて、藤木源之助を自分の屋敷で預かる。 「駿府城御前試合」に出場するため、藤木らとともに徳川忠長に謁見した。原作の『「駿府城御前試合」』では「がま剣法」編の主要人物。

笹原 権八郎 (ささはら ごんぱちろう)

笹原修三郎の従弟で、舟木数馬・兵馬の親友。蛇のような異様な形相をした人物で、槍の名手。舟木千加との結婚を望み、槍を使用して兜投げを成し遂げる。がま剣法の術理を推理し、屈木頑之助との戦いに自信を持っていた。しかし、頑之助の奇襲によって槍を奪われ、敗北する。

孕石 備前守 (はらみいし びぜんのかみ)

掛川藩家老。藤木源之助の力量と、武士としての姿勢を高く評価しており、藤木の伊良子清玄に対する「仇討ち試合」を申し入れ、試合を見届ける。藤木が敗北し、牛股権左衛門が孕石家中の者を巻き込んで大量殺戮を行ったため、生き残った藤木たちがその責任を問われぬよう、嘆願書を残した上で切腹する。

孕石 雪千代 (はらみいし ゆきちよ)

孕石備前守の息子。江戸で遊学を行っていたが、藤木源之助を見せようとした孕石備前守によって呼び戻され、「仇討ち試合」を見届ける。色好みで知られる遊び人だが、江戸では次郎右衛門忠常の道場に通い、三年目にして異例の免許皆伝を受けるほどの剣の腕を持つ。「仇討ち試合」の責任をとって切腹した備前守の介錯を務めるが、藤木が生き残っていることを不服に思い、密かに藤木に決闘を挑む。 しかし敗北し、藤木の力量に感服しながら死亡する。

蛇 平四郎 (くちなわ へいしろう)

侠客九鬼一家の用心棒で一羽流の使い手の剣士。若き日に虎眼流の門を叩き、幼い藤木源之助に敗北。右目と左手の指をえぐり飛ばされる。その仕打を不服とし、同様の経験を持つ二名を連れ、雷雨の日に竹槍を持って藤木に報復を企てる。しかし、藤木は躊躇なく抜刀したにも関わらず落雷を免れ、同行していた二名が落雷によって絶命したことによってその企ても失敗。 それ以来、藤木の凄まじさに敬服し、「永江院の竜が守護している」と評するようになる。岩本虎眼の死後、陰ながら藤木に助言を送り、「仇討ち試合」も見届けた。

(よう)

伊良子清玄の母親。高齢ながら少女のような声を持ち、貧民街で夜鷹をして生計を立てている。息子である伊良子を客と間違えるほど重度の梅毒に侵されている。虎眼流跡目となるため、自分の出自を隠そうとした伊良子によって殺害される。

伊良子 清玄【町医】 (いらこ せいげん)

江戸に住む町医。経絡脈を利用した骨子術を操り、内臓疾患をも治療する腕前を持つ。道を尋ねてきた初対面の伊良子清玄を雇い入れた。その魔性に惹きこまれて殺法を含めた骨子術のすべてを伝授するが、伊良子清玄に心中を装って殺害され、名前を盗まれる。

峻安 (しゅんあん)

身の丈六尺を越える長身の持ち主で、修行僧のような服装をした人物。町医の伊良子清玄の弟子で、伊良子が死亡した後、ひとりで診療所に残っていたが、伊良子清玄という剣士の存在を知り、師匠の仇を打つために駿府城へ向かう。体を観るだけで治療を施すべき経絡脈が光って見える「透視(すかし)」と呼ばれる技術を身につけた、優れた骨子術の使い手。 殺法にも優れ、木刀を持った相手を素手で倒すほどの実力を持つ。「駿府城御前試合」を前にして、藤木源之助の実力を計るために立ち合わされるが、同じく素手の藤木に敗北。藤木の心の奥底に潜む「無明」を覗きこんでしまい、そのショックで死亡する。

その他キーワード

虎眼流 (こがんりゅう)

『シグルイ』に登場する剣術の流派。岩本虎眼によって開かれ、掛川藩を中心に数多の剣術道場が存在する。「真剣はたやすく折れる」「人間を殺傷するためには必要最小限の斬撃でよい」などの実戦的な概念を持つ。流れや流れ星などの奥義には、強靭かつ精妙な指の動きを要求されるのが特徴。その他にも手首を用いた当身技虎拳など、独特の技法が数多く存在する。 稽古は木剣で激しく打ち合う過酷なもので、虎眼流門下生たちは「虎子(こし)」と称され、その実力は他の流派の剣士たちからも一目置かれるほど。道場破りに対しては「伊達にして帰すべし」との教えがあり、あえて相手を殺さずに目や鼻などを削ぎ飛ばして生還させることで虎眼流の恐ろしさを世に知らしめるという残虐な方法をとっているため、反感を持つ牢人者も多い。 また、虎眼流を嘲笑した人間は、門下生によって冷酷な方法で制裁を受けるため、市井の人々からは畏れられている。

流れ (ながれ)

『シグルイ』に登場する剣技。虎眼流中目録以上に伝授されている秘伝のひとつ。刀を担ぐようにして構え、横薙ぎに振りぬく最中に、握っている手を鍔元から柄尻まで横滑りさせることで、遠間からの斬撃を可能にする特殊な握り方をさす。精妙な握力の調整ができなければ、あらぬ方向に刀を投げ捨ててしまう技術であり、使用には相応の技量を要求される。

流れ星の骨子となる掴み (ながれぼしのこっしとなるつかみ)

『シグルイ』に登場する剣技。虎眼流の技法の一つ。右手の人差し指と中指で挟みこむようにして柄を持ちながら、流れを行うことによって、流れを凌ぐ速度の斬撃を可能とする。奥義流れ星の根幹をなす技術で、虎眼流の秘術のひとつとされている。免許皆伝を受けていない虎眼流門下生にも伝授されていなかったが、藤木源之助は雪道で手先を凍えさせていた際、無意識のうちに発見した。 隠すことなく伊良子清玄の仕置追放に使用したため、他の門下生にも知れ渡ることとなった。

流れ星 (ながれぼし)

『シグルイ』に登場する剣技。虎眼流の奥義で、免許皆伝となった門下生にだけ伝授を許されている。右手で流れ星の骨子となる掴みで刀を保持しながら、左手で刀身を挟み、抑えこむことで溜めを作り、相手の首を狙って横薙ぎの斬撃を行う。溜めを作る左手の存在によって、通常ではありえない速度の斬撃を可能としている。また放つ際に体を一回転させることで、攻撃の範囲は使用者の全周囲に及ぶ。 岩本虎眼によって開発され、作中で初めて使用された際には、すでに免許皆伝であった牛股権左衛門にのみ伝授されていた。その他に使用したのは伊良子清玄と藤木源之助の二名。伊良子は仕置追放の際に虎眼から流れ星を受けたことで技を盗み、藤木は「曖昧」な状態にあった虎眼から手渡された、流れ星によって穴の空けられた徳利を見て開眼した。

無明逆流れ (むみょうさかながれ)

『シグルイ』に登場する剣技。仕置追放の際に岩本虎眼から流れ星を受けた伊良子清玄が、流れ星の術理を応用して独自に開発した。刀を地面に突き立て、全身の力を使って溜めを作り、下から上方向へ高速の斬撃を繰り出す。全身の力を利用することによって、虎眼流流れを間合い、速度共に凌駕し、流れ星にも匹敵する速度を可能としている。 他に類を見ない下方向からの斬撃で、対処が難しい上に、斬りながら倒れこむことで横薙ぎの軌跡を持つ流れや流れ星が当たりにくいといった長所を持つ。当初は足元に障害物が多かったり、ぬかるんだ土の上では使用できないという弱点を持っていたが、伊良子は自分の足に刀を突き立てて対処し、その後は切り裂かれた足の指で刀身を挟み込むことで弱点を克服した。

七丁念仏 (ななちょうねんぶつ)

『シグルイ』に登場する日本刀。産地は備前だが刀工は不明。試し斬りを受けた僧侶が、斬られたことに気づかずに念仏を唱えながら歩き続け、七丁ほど歩いてから絶命したことで七丁念仏と名付けられる。元和三年当時の掛川城主安藤直次の所有物であったが、岩本虎眼によって「所有した家に災いをもたらす妖刀」と評され、岩本家に預けられる。 岩本家の没落によって虎殺七丁念仏と名前を改められ、その後に預かった孕石家も当主と子息が死亡したことで、岩本家を相続した藤木源之助が所有することを許される。

(いちのじ)

『シグルイ』に登場する日本刀。虎眼流剣士でありながら伊良子清玄の復讐に加担していた金岡雲竜斎によって、「駿府城御前試合」を控える伊良子の手元に届けられた。刀工は備前長船光忠。七分反りの三尺三寸、ほぼ直刀の野太刀であり、無明逆流れに最適な形状を持つ。万物の起点となる「一」という名を持ち、伊良子からは「天下人の剣」と評されている。

兜投げ (かぶとなげ)

『シグルイ』に登場する剣技。横から投げられた兜を空中で切断するという技で、舟木流に伝わっている。足軽時代の舟木一伝斎が、相手を兜ごと両断して武功を上げたことに由来する。舟木数馬・兵馬が死亡した後、舟木流の跡目を決定するための試験としても用いられた。

クレジット

原作

南條 範夫

ベース

駿河城御前試合

アニメ

シグルイ

駿河藩の藩主、徳川忠長が催した御前試合。ふつうの御前試合は木剣で行われるところを、忠長の意向で真剣での立ち会いを命じられた。その試合には仕官を願う多くの武芸者が集った。その第1試合。 片方は片腕の剣士... 関連ページ:シグルイ

書誌情報

シグルイ 全15巻 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉 完結

第1巻

(2004年2月発行、 978-4253230438)

第2巻

(2004年7月発行、 978-4253230445)

第3巻

(2005年2月発行、 978-4253230452)

第4巻

(2005年7月発行、 978-4253230469)

第5巻

(2005年12月発行、 978-4253230476)

第6巻

(2006年5月発行、 978-4253230483)

第7巻

(2006年11月発行、 978-4253230490)

第8巻

(2007年4月発行、 978-4253232180)

第9巻

(2007年9月発行、 978-4253232197)

第10巻

(2008年3月発行、 978-4253232203)

第11巻

(2008年9月発行、 978-4253232210)

第12巻

(2009年4月発行、 978-4253232227)

第13巻

(2009年9月発行、 978-4253232234)

第14巻

(2010年4月発行、 978-4253232241)

第15巻

(2010年11月発行、 978-4253232258)

シグルイ 全7巻 秋田書店〈秋田文庫〉 完結

第1巻

(2013年7月発行、 978-4253181211)

第2巻

(2013年10月発行、 978-4253181228)

第3巻

(2014年1月発行、 978-4253181235)

第4巻

(2014年4月発行、 978-4253181242)

第5巻

(2014年7月10日発行、 978-4253181259)

第6巻

(2014年10月10日発行、 978-4253181266)

第7巻

(2015年1月9日発行、 978-4253181273)

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