概要・あらすじ
社会の片隅に生きる人々のささやかな喜びや悲しみを描いた、ショートストーリー集。単行本第一巻には、作者大橋裕之と元ゆらゆら帝国の坂本慎太郎の対談が収録されている。2014年、山下敦弘監督の手によって『超能力研究部の3人』のタイトルで映画化された。漫画家が試行錯誤する話や、スパイ養成学校の悲哀、超能力研究部の葛藤などが淡々と描かれていく。
登場人物・キャラクター
岡田 (おかだ)
車の運転が苦手なのに車通勤している男性。男らしくて格好いいことに憧れているが、とりあえず安全な道を選ぶ性格。
村田 育子 (むらた いくこ)
北石器山高校超能力研究部の部長を務める女生徒。他の部員2人とともに、日々超能力の研究に勤しんでいるが、自分たちは超能力が使えるわけではない。
吉田 とおる (よしだ とおる)
漫画家としてデビューしようとしているが、なかなかデビューできない青年。市民会館での漫画家入門講座に通っている。圧迫をするのが大好きだが、社会からの圧迫は受けたくない「アッパくん」という作品を描いている。