シマウマ

元半グレのドラこと倉神竜夫が、自分を痛めつけた組織の一味となり、依頼者の恨みや憎しみを代行して、相手を死ぬ一歩手前まで痛めつける回収屋として生きて行く様を描いたピカレスクロマン。人間の闇を描いたダークな世界観と過剰なバイオレンス描写で人気を博し、2016年には実写映画化もされた。「ヤングキング」の2011年第9号から連載開始。一時期、休載が続いたが現在も連載中。

あらすじ

結婚相談所の男性客相手に美人局をしていたドラたち半グレグループは、回収屋を名乗る連中による拷問を受けて半死半生な目に遭う。しかし、ドラが脊髄にナイフを刺されそうなったとき、回収屋のリーダーであるアカがドラの元クラスメイトだということが判明。アカはドラに対して命を助ける代わりに、自分たちへ回収の依頼をしたヤクザを殺すよう命ずる。結果としてヤクザは死に、ドラはシマウマという男が率いる回収屋のメンバーとなって、闇の世界にどっぷりと浸かることになる。

メディアミックス

実写映画

2016年5月21日、本作『シマウマ』の実写映画が公開。監督は橋本一、脚本は高橋泉が担当。ドラ役は竜星涼、アカ役は須賀健太、キイヌは日南響子、シマウマは加藤雅也が演じた。

登場人物・キャラクター

ドラ

シマウマが率いる回収屋のメンバーの男性。元は結婚相談所の男性客相手に美人局をする半グレグループのリーダーだった。アカによる回収を受けたことがきっかけで、シマウマたちの仲間になる。幼少時に母親が首つり自殺したのを目撃し、それが今でもトラウマとなっている。回収屋になった当初は、シマウマや他のメンバーに対して不信感を抱いていたが、自分を回収屋に売ったのが仲間だと信じていた彩だと知って心が吹っ切れた。 その後、網川晃児と網川早苗の夫妻に対して回収を仕掛けたときに、夫の晃児に顔と名前を知られ、復讐としてひき逃げに遭って意識不明の重傷を負う。だが、レム率いる掃除屋との戦いで復活。以降も回収屋として闇稼業を続ける。 一見、群れるのが嫌いなように見えるが、仲間と認めた相手には献身的になったり、敵にトドメをさしきれなくなるど、情に対して甘いところがある。見た目は、かつてシマウマのパートナーだった高城に似ているらしい。

アカ

ドラこと倉神竜夫の元同級生の男性。彼に回収を仕掛けた回収屋。主な武器はスタンガン。元はいじめられっ子だったが、学生時代に友人だと思っていたドラに裏切られ、凶悪なサディストに変貌した。回収の途中で、ドラがかつてのクラスメイトだと気づき、彼をシマウマに引き合わせて回収屋に引きずり込んだ。いつも軽薄な態度を取っているが、回収屋という稼業が自分の居場所だと思っている。 独特のファッションセンスの持ち主で、いつも目の周りを道化師のように黒く塗っている。ドラたちに仕掛けた回収以外の仕事でも、人体損壊レベルの苛烈な拷問を得意とする。その一方、かつていじめられっ子だったためか、昔の自分と似た境遇の子供には優しさを見せることもあった。 ドラに対しては「いつかお前を殺す」という思いと、「ドラに殺されたい」という思い、そして「なぜシマウマは自分ではなくドラばかり目をかける」という思いが入り交じった複雑な感情を抱いており、しょっちゅうドラを挑発している。

シマウマ

回収屋を率いる謎の男。白髪のオールバックで、髭をたくわえている眼光の鋭い中年男性。若い頃は長髪だった。かつては単独で復讐代行業をしていたが、元警察の高城と組んで回収屋を立ち上げ、高城の死後は自分が組織を率いる。モットーは「俺に嘘をつくな」で、仕事をしくじった者や自分を裏切った者には容赦がない。オールラウンドに強い男で、ドラやアカたちも彼の前では手も足も出ない。 ドラについては、駆け出しの頃から色々と厳しい対応をしているが、その一方で、彼の成長を喜んでいる節もある。基本的に、ドラやアカ、キイヌといった配下に仕事の依頼をして、自分はそれを監督する立場だが、いざ動き出すと、誰よりもターゲットに厳しい回収を行なう。 現在、回収屋は高城を名乗る男が潰そうとしているが、シマウマはそれに対して「高城は俺が殺したんだ…」と口にしている。

キイヌ

シマウマが率いる回収屋のメンバーの女性。回収以外に事務も兼ねている。ロングヘアに眼鏡をかけたクールな美女で、サディスティックな色仕掛けによる回収が得意。特にペニスバンドを装着した攻めのセックスが得意で、その対象は男女を問わない。また、回収の手駒として、自分の影武者を何人も用意している。ドラがシマウマのもとに来たとき、自分の回収を見せたあとで強姦されたが、彼とのセックスが肌に合ったため、その後はセックスフレンドに近い間柄となった。 その一方、掃除屋でカリスマホストのレムに対しては、男性的な魅力を一切感じていない。かつて、淫乱な母親によるDVを受け、それから逃げるようにして全寮制の学校に進学。そこで知り合った御曹司に捨てられたところをシマウマに拾われ、回収屋の道に入ったという過去がある。 母親だと名乗れないが、リョウという愛する息子がおり、彼を人質に取られることが、キイヌ最大の弱点である。リョウが掃除屋に狙われていたところを網川晃児に助けられ、以降は彼とつながりを持つようになった。

網川 晃児 (あみかわ こうじ)

元麻薬取締官の用心棒の男性。腕っぷしは回収屋にひけを取らないくらい強く、後に杖をつく身になっても、その強さはほとんど変わらなかった。かつて「尊(たける)」という幼い息子が、臓器移植の必要な難病に罹っていた。海外での移植費用を稼ぐため警察も辞め、押収した麻薬を横流しした。その後、妻の網川早苗は、彼女に横恋慕するストーカー・吉田の依頼を受けたドラに回収のターゲットとされ、彼らに乱暴された妻は自殺。 自身もドラに車ではねられたのが原因で、左足が不自由になる。妻が自殺した後、復讐のため掃除屋のレムと手を組んで、ドラたち回収屋を次々と痛めつけた。だが、レムたちが尊と年の近いキイヌの息子リョウを人質にしようとして同盟は決裂。 レムを殺害した掃除屋のフォーと手を組んだ。リョウに死んだ尊の面影を見たためか、キイヌに対しては優しさをみせる。

網川 早苗 (あみかわ さなえ)

網川晃児の妻で貞淑な美女。「尊(たける)」という一人息子がいたが、臓器移植が必要な難病に罹っていた。網川早苗が目を離したときに尊の容態が急変し、緊急手術の甲斐なく彼は死亡。尊の死後、夫婦関係は急激に冷めてしまうが、晃児が息子の死を受け入れられないという一点だけで、離婚もできずにいた。その後、彼女に横恋慕したストーカー吉田の依頼でドラが早苗に近づき、彼女を夫の目の前でセックスとドラッグ漬けにしてしまう。 そしてドラたちが去ってしばらく経ったあと、早苗は自宅マンションから飛び降りて自殺した。

吉田 (よしだ)

医大生のストーカー。醜く太った不潔な男。網川早苗に横恋慕し、夫の網川晃児と別れるよう、回収屋に依頼した。ドラによる回収で、ドラッグ漬けになった早苗とセックスした。だがその結果、早苗は飛び降り自殺を選んでしまう。その後、ドラの力になりたいと回収屋の道に入る。まだ医大生だが、手術の腕前だけはすでに名医クラスで、車にはねられた網川晃児の処置や、キイヌみたくなりたいと願う沢田千明の美容整形手術などで腕を振るう。 しかし、復讐に燃える網川に捕まって、瀕死の重傷を負わされてしまった。かろうじてドラたちに助けられ、一命は取り留めている。

沢田 千明 (さわだ ちあき)

元々は自信がなく太って醜い女性。自分をバカにしたカップルが、キイヌによって回収されるのを目撃。自分も美しくて強いキイヌのようになりたいと願い、美容整形やダイエットで、それまでとは見違えた容姿になる。高校時代に自分を肉奴隷にしていた教師への回収を手伝ったのをきっかけに、ついにはキイヌそのものになりたいと願うようになる。 さらなる美容整形で、キイヌとうり二つの姿に変身した。しかし、キイヌになりたいという願望が暴走し、彼女を殺して自分が取って代わろうとした。だが、殺した相手は沢田千明と同じキイヌの影武者。さらにキイヌになるための手術には、消毒されていない手術道具が使われており、それによる感染症によって顔面が崩壊してしまった。

レム

ホストクラブキャスバルのナンバーワンホストの男性。掃除屋のリーダー。様々な手段で回収屋を潰そうとした強敵。モットーは「この世に善と悪なんかない。あるのは悪の大小だけ」というもの。その一方で、信じてはいけないカリスマ的なものに心酔する傾向もある。かつてナンバー2ホストの堂島を潰すよう回収屋に依頼し、回収を担当したキイヌに夢中となったが、彼女はレムに全くなびかなかった。 以来、彼女に対してはずっと狂的な執着心をみせる。最初は回収屋への復讐に燃える網川晃児と組んで、ドラとキイヌを殺しあいさせようと画策したが、すんでのところで計画は失敗。その後、高城と出会ってからは回収屋潰しだけでなく、休止していた掃除屋稼業も復活させた。 自分の足取りを知るホストたちは、掃除屋の力でこの世から消し去り、圧倒的に有利な状況下でドラたちを追い詰める。さらに配下のフォーとトリンを使ってキイヌを拉致し、ドラッグ漬けにしてから輪姦する。しかし、そこで網川と決裂。彼と戦っている最中、フォーに首を刺されて死んでしまった。 ちなみにその死体は目や口を縫われた猟奇的な姿で、ZEBRAに送り届けられた。

フォー

朝鮮系の若い男性。レムの配下で、掃除屋のメンバーでもある。小型ナイフを首に刺してからの刺殺を得意としている。腎臓移植が必要な姉のために、殺し屋として活動していたとき、掃除屋をしていたレムと出会う。レムの力で姉の臓器移植が成功してからは、彼に心酔し、その右腕として活動するようになる。フォーという名前も、レムからもらったものである。 レムが自分の痕跡を消すため、キャスバルのホストたちを皆殺しにしようとしたときは、その実行犯として暗躍した。その後、レムが高城と名乗る男の手のひらで踊らされていると知ると、もうレムが侮辱されるのを見たくないという理由で彼を刺殺。網川晃児と行動を共にする。

トリン

レムの配下で掃除屋のメンバーの男性。当初は三屋という名前で、別の臓器移植屋のもとで働いていた。臓器移植屋がドラたち回収屋の襲撃を受けた際は、まだ生きていた移植屋を殺すなど残忍な性格をしている。男女性別を問わず、相手にバレずに変装する名人でもある。保田アユミという女性に扮してキイヌに回収を頼んだと見せかけて、フォーとともに彼女を拉致監禁。 キイヌをドラッグとセックス漬けにしてしまう。当初は乳房があるから女かと思われたが、レムも入り交じった乱交シーンで陰茎を露出させていたため、性別不明となっている。キイヌやレムとずっと乱交していたが、キイヌの乱れた姿にかつての妻の面影を見た網川晃児に、吹き飛ばされてしまう。

細村 正勝 (ほそむら まさかつ)

元刑事の零細デリバリーヘルス経営者の男性。店の名前はHファクトリーといい、ヤクザの加藤に支払うコンサルテタント料もろくに払えずにいる。デリヘル嬢で唯一残っているナオとは、刑事時代からのつきあい。次々に辞めていったデリヘル嬢が、ホストクラブキャスバルのレムと関わりがあるということを聞きつけたドラに、調査という名の回収を依頼する。 しかし、店のケツ持ちをしているヤクザが、レムの名前を聞いて尻込みとたこともあり、回収は一度キャンセルになる。だが、ナオがレムのことを探ろうとして行方不明になったと聞き、もう一度ドラに回収を依頼。自身も一緒にナオを探そうとする。そして色々と回ってナオの居場所を突き止めたが、すでに彼女は掃除屋のフォーの手にかかって死亡。 細村正勝自身もフォーのナイフによって落命した。

ナオ

細村正勝が経営するデリバリーヘルスで働くデリヘル嬢。本名は奈緒子。気が強くて手も早い。契約にない本番行為をしようとする客を半殺しにすることも多々あり、仕事場のラブホテルをいくつか出禁になっている。父親は前科三犯の覚醒剤中毒で、かつて娘の奈緒子を人質にコンビニで暴れていたところを、偶然店に入った刑事の細村に撃たれたことがある。 その後、援助交際しているところを細村に見つかり、今は警察を辞めた彼の店で働いている。同僚のケイというデリヘル嬢がキャスバルのホストと関係してから姿を消した件について調べようと、回収屋のアカの誘いに乗ってしまった。掃除屋のフォーがホストを殺しているところを目撃してしまい、そのまま拉致。 殺された上に臓器も抜き取られてしまう。

ミカミ

新人の回収屋。借金を払うために日雇いの仕事を選ぶが、その内容がヤクザの死体処理用の穴掘りで、しかも口封じで殺されそうになる。しかし色々周り巡ってシマウマに拾われ、回収屋となる。当初は仕事が甘くてドラやアカにどつかれていたが、外注スタッフのアール、エルや後始末のサトシと組んでから仕事にも慣れてくるようになった。 だが、恋人のみづきを、嫉妬に燃えるアールとエルに殺されてしまう。その後、サトシの口車に乗り、回収屋を潰そうとする高城のグループに寝返る。

ジョディ

シマウマが仕切る回収屋のメンバーの男性。すさまじい巨根を持つオカマで、回収のターゲットとなった男性のオカマを掘って、身も心もメチャクチャにするのが主な役目。初登場のときから出オチ的な役割をもっている。

ドテ

シマウマが仕切る回収屋のメンバーの男性。握力は130kgもあり、握手すれば相手の手を粉砕し、喉を掴めばあっという間に相手をひねり殺せる。興奮すると制御が効かなくなり、自分の手で手淫をすることもできなくなる。そのため、回収のギャラはオナホールなどの手淫用グッズに消える。少年時代から今までオネエっぽいところがあり、それが原因でいじめられていた。 だが、いじめのリーダーの腹肉をつかんで、そのまま握りつぶしたことがきっかけで、己の握力を自覚する。アカのパートナーとしてよく仕事をしていたが、レムが率いる掃除屋に寝返る。しかし、ドラを襲ったところを返り討ちにされ、かつての友達づきあいのあったアカに舌を切り取られる。

アール、エル

回収屋の外注スタッフである双子の姉妹。常にペアを組んで行動する。主な武器は刃物を仕込んだ靴。キックによってターゲットを切り刻む。二人とも見た目は黒髪にセーラー服という清楚な少女に見えるが、根っからの殺人狂にして色情狂。軽い性格に見えて嫉妬深く、これまでつきあってきた男たちが離れようとすると殺して、陰茎を切り取ってコレクションしている。 当初は回収屋のメンバーだったが、回収屋のポリシーに反してターゲットを殺しまくる。シマウマにしめられても改心せず、組織から外した外注扱いとせざるを得なかった。ドラの紹介でミカミと組む。ミカミとは、しばらくいい仲であったが、彼の彼女であるみづきを殺したことで決裂。「高城」を名乗るフォーによって頸動脈を切られたアールが亡くなった。

サトシ

かつてドラと美人局をしていた半グレの男性。アカによる回収を受けて、ハリネズミのように全身串だらけにされてしまう。その後、回収屋による人対損壊の後始末をする後始末となる。おとなしく仕事をしているように見せかけて、かつて自分を痛めつけたアカを筆頭とする回収屋たちへの復讐に燃えている。まだ新人だったミカミを自分たちのグループに引きずり込む。 武器は自作のガスガンで、殺傷能力もある。

(あや)

かつてドラの彼女だった女。21歳の元キャバクラ嬢として、サトシの紹介でドラと出会った。その後、ドラたちの美人局グループとして活動していたが、その被害者であるヤクザと組んで、ドラたちの稼いだ金を奪おうと画策。さらに回収屋にドラたちを売った。ドラたちが回収を受けていたときは自分も輪姦されていたが、アカいわく「なじられて踏みつけられないとイケない変態」で、火をつけられたのも望んだことだという。 ドラが回収屋になってからは、ツバキという源氏名で川上というキャバクラのチーフと組み、店の売り上げを横領しようとして回収を受けてしまう。その際、非情になりきれなかったドラによって一度は助けられそうになったが、シマウマの手にかかって、歯を全部麻酔なしで抜かれた上、醜い姿に美容整形されてしまう、という責め苦を受けた。

刑事 (けいじ)

悪徳刑事の男性。シマウマ率いる回収屋とレムが率いる掃除屋を天秤にかけて情報を提供している。一応、シマウマの手駒扱いだが、レムの背後にいる高城の息もかかっている。ドラからはゴキブリ呼ばわりされている。レムの差し金でドラとキイヌが殺しあいになったとき、高城と組んで半殺しになったドラと吉田を、倉庫から連れ出してもいる。 キイヌとの対決以降足取りを消したレム、それに絡んだデリヘル嬢のナオの行方を知ろうとするドラと細村正勝に拉致され、肉体的な拷問並びに実の娘とのハメ撮りを撮られるという責め苦を受ける。結果、掃除屋のアジトを吐いてしまった。娘はその後シャブ中で死に、刑事は自分たち親子をハメたドラたちに復讐を企む。 しかし、アカをドラッグ漬けにしようとするが、元々ジャンキーだった彼には効かず、逆襲を受けて倒されてしまった。

ZEBRAのマスター (ぜぶらのますたー)

ZEBRAというスナックのマスターの男性。シマウマと高城が出会った頃からマスターを勤めている。見た目はおばちゃんで、しゃべりもオネエ言葉だが、シマウマと高城の出会いを描いた番外編で「男」と明言されていた。シマウマと高城が出会う1年前に、チンピラに絡まれているところをシマウマに助けられ、それからのつきあいとなっている。 当時、シマウマに復讐を代行したい人は、ZEBRAに向かうことになっていた。時が経ち、回収屋と掃除屋の抗争が激しくなると、高城の情報を求めるドラに締め上げられ、彼の顔を見て「高城に似ている」と口にしてしまう。死んだはずの高城を名乗る男の正体についても、薄々見当はついている素振りを見せていた。

高城 (たかしろ)

元祖回収屋の男性。かつてシマウマを回収屋の道に引きずり込んだ。1986年、新宿で復讐代行業をしていたシマウマに声をかけて彼に「シマウマ」という名前を与えた。元警察官。かつては家族がいたようだが、シマウマと出会ったときにはもうおらず、自宅にはマネキンが飾られていた。シマウマと二人組だった頃は、賀星会と念報組というヤクザの組を相手に、両方共倒れになるよう罠を仕組むなど、計略に長けていた。 その後シマウマの手によって殺され、回収屋の組織はシマウマが引き継いだと思われた。しかし、ドラが回収屋になってしばらくしてから、掃除屋など回収屋に敵対する連中の黒幕として復活。ただし、それが昔、シマウマと組んでいた高城本人かどうかは、まだ明らかになっていない。

場所

吉田総合病院 (よしだそうごうびょういん)

吉田の実家である総合病院。吉田は、網川晃児の妻、網川早苗に横恋慕していた医大生のストーカー。沢田千明の美容整形など、吉田による闇手術が行なわれている。また、ドラが網川の車に轢かれて半死半生になったときの入院先もここだった。ちなみに吉田の手駒になっていた麻酔医は、掃除屋によって殺されている。

キャスバル

レムが働いていた高級ホストクラブ。ナンバー2のホストに堂島がいたが、キイヌの回収によって潰されている。レムがドラとキイヌを戦わせようとしたあと店は閉店。残されたホストたちは、自分の痕跡を消そうとするレムとその配下である掃除屋のフォーの手にかかって皆殺しにされた。

ZEBRA (ぜぶら)

うらぶれたスナックもしくはバー。新宿にあり、歴史だけは長い。シマウマと高城が組んでいたとき、回収屋の拠点みたいになっていた。店は今も存続しており、シマウマもよく姿を見せている。マスターはオネエ言葉だけど男。

その他キーワード

回収屋 (かいしゅうや)

シマウマが率いる闇の稼業、並びにその組織。依頼人の恨みや憎しみなど、警察や司法といった世間の常識では解決できない負の心を「不良品」と呼び、高額のギャラと引き替えに圧倒的な暴力をもって昇華させる。これをシマウマたちは「回収」と呼んでいる。ドラやアカ、キイヌ以外にも何人もメンバーがおり、それぞれに得意な分野がある。 基本的に回収のターゲットに対しては、肉体的・精神的に取り返しの付かない傷を負わせるが、決して殺しはしない。アールとエルのように、わざと殺すような者は組織から外して外注扱いにしている。依頼料はかなり高額で、依頼人が値切ったり踏み倒したりしようとすると、逆に痛い目に遭わされる。

掃除屋 (そうじや)

レムが率いる闇の稼業、並びにその組織。回収屋のターゲットになりそうな連中を殺害し、移植可能な臓器をほぼ全部抜き取って、裏ルートに売りさばく。回収返しとして、回収屋に回収を依頼した者を標的とすることも多い。黒幕には、死んだはずの高城がおり、回収屋を潰すために暗躍していたが、レムが自分の片腕と見込んでいたフォーに殺されて組織は壊滅した。

後始末 (あとしまつ)

回収屋がターゲットを回収した際に飛び散った血や肉体、臓器などをきれいに掃除する裏稼業。元々は、回収のターゲットをすぐに殺してしまうアールとエル対策としてシマウマが設立した。現在はかつて、ドラの仲間でアカによる回収を受けたサトシが始末をしている。

回収 (かいしゅう)

シマウマいわく、「不良品」と呼ばれる憎しみや恨みを、高額のギャラと引き替えに晴らす行為。肉体的な暴力、精神的な暴力、性的な暴力など、憎しみや恨みを晴らす手段は基本的に暴力をもって実行される。警察や司法では裁ききれない事件の犯人、女を食い物にした悪徳ホスト、痴漢冤罪などで男を陥れる悪女、パワハラを繰り返す上司、その他諸々の悪党が主なターゲットとなる。 しかし、結果として網川晃児とその妻を地獄のような目に遭わせたストーカーの吉田のように、ゲスな依頼も受け付けてしまう。シマウマいわく、「この世の中に死んでもいい人間がいるとは思わない。だが、長く生きてはいけない人間はいる」がモットー。どんなに激しい責め苦をターゲットに味あわせても、決して殺しはしない。

SHARE
EC
Amazon
無料で読む
マンガリスト
logo