新・事件屋稼業

新・事件屋稼業

「トラブル・マイ・ビズネス」を信条とする探偵・深町丈太郎が様々な事件に巻き込まれていく様を描くユーモアハードボイルト探偵漫画。原作・関川夏央。

正式名称
新・事件屋稼業
作画
原作
ジャンル
裏社会・アングラ
レーベル
ゴラク・コミックス(日本文芸社)
巻数
全5巻
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概要・あらすじ

ハードボイルドを気取りながら、別れた妻と娘のことが忘れられない私立探偵深町丈太郎。口だけは減らない中年男の周りには、一癖も二癖もある連中が集い、様々な事件を巻き起こしていく。

登場人物・キャラクター

深町 丈太郎 (ふかまち じょうたろう)

私立探偵。横浜市関内で探偵事務所シャーク・インベスティゲイション・オフィスを営む。1946年6月横浜市中区生まれ。1947年生まれ説、川崎市生まれ説もある。身長177センチ。早稲田大学第二文学部中退。元水泳100メートル・バタフライ競技・メキシコ五輪強化選手。 講道館柔道二段。「トラブル・イズ・マイ・ビズネス」を信条とし、ハードボイルドを気どるそれなりに腕のよい探偵である。金に執着する面もあるが、自分のポリシーを貫いてやせ我慢をすることが多く、いつも金に困っている。離婚歴あり。元の妻・川島澄子は美しい女医で、深町丈太郎はいまだ未練をもっている。 一人娘の深町カオリには彼女が20歳になるまで養育費を払い続けた。

黒崎 潤一 (くろさき じゅんいち)

深町丈太郎の友人。横浜を拠点とするヤクザ。黒崎組組長。黒崎興業社長。広域暴力団組織・野瀬組系であるが、あえて傍流に身を置く実力者。ヤクザではなく「緊張感あふれるフリーランサー」あるいは「過激な事業家」を自称する。哲学的な言動が多いスタイリッシュなインテリ・ヤクザだったが、暴力団新法のあおりを受け組を解散し、黒崎経済研究所を立ち上げた。

五島田 正春 (ごとうだ まさはる)

横浜北警察署の悪徳刑事。階級は巡査部長。捜査課強行犯係に籍を置く。後輩の森山金次とつるみ、ヤクザと癒着するなどして、せこく金を稼いでいる。何かと深町丈太郎にネチネチとからんでくるが、人情味のあるところを見せる時もある。後に、深町の大家である杉本と金目当ての結婚するが、すぐに離婚されてしまう。

森山 金次 (もりやま きんじ)

横浜北警察署の悪徳刑事。五島田正春とコンビを組む。階級は巡査部長。豆腐屋の倅で一念発起して夜間大学を出て警官になった。金遣いの荒い嫁に頭が上がらず借金を重ね人生を棒に振りかけたが、五島田と深町丈太郎の助けによって何とか持ち直した。この時、東条ポリス金融を闇で営む東条英夫と縁ができたことから、五島田、森山、東条で「マムシ3兄弟」を結成。 3人で小さな悪事に精を出し、協力して儲けることとなった。

東条 英夫 (とうじょう ひでお)

横浜県警の悪徳白バイ警官。東条ポリス金融を名乗り、非合法の金貸しをしており、取り立ての厳しさでは定評がある。悪徳刑事の森山金次に金を貸したことがきっかけで、五島田正春、森山と組んで「マムシ3兄弟」を結成し、協力して小さな悪事に精を出し、金を稼ぐようになった。

杉本 (すぎもと)

歯科医。杉本歯科クリニック医院長。杉本歯科クリニックのビルの3階を深町丈太郎に探偵事務所兼住宅として貸している。チリチリのパーマネントに黒縁眼鏡、太目の体躯でお世辞にも美人と言えない風貌の中年女性。「愛は信じるが男は信じない」がモットー。攻撃的な性格で治療も荒く患者は悲鳴を上げることが多く、深町丈太郎に対する家賃の取り立ても容赦がない。 「行動は過激、生活は堅実」が信条で、ビル5棟を所有する資産家である。長く独身だったが、悪徳刑事の五島田正春と結婚し、一時、深町をビルから追い出した。だがすぐに離婚し、後に深町に「フルムーン探偵社」の設立をもちかけた。

深町 カオリ (ふかまち かおり)

深町丈太郎の一人娘。両親の離婚により、母・川島澄子とふたり暮らしをしている。小学生の頃からませた口をきく少女だったが、ヤクザな家業の父親の行く末を心配しており、母親とヨリを戻すよう何度か取り計らった。中学は京南大学付属中学に通っており、後に中国に留学した。中国で一緒にレストランを経営することを丈太郎に提案したこともある孝行娘。

川島 澄子 (かわしま すみこ)

深町丈太郎の元妻。大学病院の勤務医。東京医科歯科大学で研修医をしていた頃、深町丈太郎と知り合い結婚した。しかし、丈太郎が探偵となった頃から二人の間に溝が生じ、離婚に至る。離婚後も丈太郎に対して未練がある様子で、探偵をやめるのならヨリを戻すと公言していた。娘・深町カオリが20歳になった時、医者と再婚したが、すぐにまた離婚した。 黒崎潤一とは一度だけ寝たことがあると、インタビューで答えている。

フグの立ち泳ぎ (ふぐのたちおよぎ)

横浜に巣食う闇のリース業者。本名不明。深町丈太郎が必要にかられた時、金を払って銃を借りる相手。護身用22口径ピストルから対戦車砲まで手広くリースする。ボランティアと玉ねぎが大嫌いで、常に現金取引を要求する。いつもキャップを被った肥満気味の老人。

バーテンのジョー

深町丈太郎の行きつけのバー「ロス・リンドス」のバーテン。寡黙であることを信条としているハンサムな男性。本名不明。

赤城警視正 (あかぎけいしせい)

横浜県警本部捜査畑のきれ者幹部。黒崎組と同系列の武闘派組織八道会を潰すことを画策し、黒崎潤一に接触した。その後、暴力団新法の成立をとめるよう黒崎に談判されたこともある。一時懲戒免職の対象となりかけた五島田正春、森山金次を巨悪とパイプをつなぐ必要悪とみなし、横浜県警に留めることを黙認した。

アレックス

『新・事件屋稼業』に登場する犬。ゴールデンレトリバー系の雄犬で七歳。売れっ子ハードボイルド作家の飼い犬だが、時折、行方不明になることがあり、深町丈太郎はその捜索を依頼された。行方不明になっている間は、地下鉄に乗って5駅移動し、作家の別れた妻子の元に通っていた。その後、街で一度丈太郎に遭遇した。

場所

シャーク・インベスティゲイション・オフィス (しゃーくいんべすてぃげいしょんおふぃす)

『新・事件屋稼業』に登場する探偵事務所。深町丈太郎が経営する探偵事務所の屋号。横浜市関内の杉本歯科医院ビル3Fにオフィスを構える。電話を引いておらず、杉本歯科クリニックの電話を借りている。常に経営は苦しく、賃貸料の支払いも遅れがち。

フルムーン探偵社 (ふるむーんたんていしゃ)

『新・事件屋稼業』に登場する探偵事務所。『新・事件屋稼業』最終話で、歯科医の杉本が深町丈太郎に共同経営をもちかけた探偵事務所の屋号。この事務所が実際に設立されたかどうかは定かでない。

書誌情報

新事件屋稼業 全5巻 日本文芸社〈ゴラク・コミックス〉 完結

第1巻

(1983年6月発行、 978-4537007961)

第2巻

(1985年11月発行、 978-4537007138)

第3巻

(1987年12月発行、 978-4537031355)

第4巻

(1991年7月発行、 978-4537036978)

第5巻

(1994年3月発行、 978-4537038798)

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