概要・あらすじ
高校1年生の女子、鮫島は、長過ぎるロングスカートに無愛想な態度で、周囲の人間からはヤンキーやスケバン風に見られることが多く、怖れられている。同じクラスの男子、東西康平も、数々の危ない噂がある鮫島のことを、最初は怖れていた。しかし、彼女には、弟妹想いだったり養護教諭を目指していたりする、意外と心の優しい一面もあった。そんな鮫島のギャップを知り、親しくなっていくうちに、東西は鮫島に好意を抱くようになるのだった。
登場人物・キャラクター
鮫島 (さめじま)
高校1年生の女子。長過ぎるロングスカートに目付きが悪く、身長180センチほどもある上に普段から無愛想で無口なため、周囲の生徒や教師からはヤンキーやスケバンだと思われ、怖れられている。一方で、傷ついたり具合の悪い人を見ると放っておけない性格の持ち主で、将来の夢は養護教諭。実家は大家族で、数人いる弟と妹の世話に、普段から明け暮れている。そのために教室では寝ていることも多く、成績が悪いことが悩み。
東西 康平 (とうざい こうへい)
鮫島と同じクラスに通っている男子高校生。料理が得意で、おしとやかな女性が好み。クラスメートの鮫島のことは、当初怖がっていた。しかし、ひょんなことから鮫島の意外な一面を知り、徐々に鮫島に心惹かれていくようになる。勉強はできる方で、鮫島に勉強を教えたりもしている。
東西 ゆう (とうざい ゆう)
東西康平の双子の妹。兄と同じ学校に通い、部活は陸上部に所属。兄よりも身長が高く、どちらかといえばおとなしめな兄と比べると活発な性格で、双子だがあまり似ていない。ランニング中に、買い出しのため遠出している鮫島を見かけ、彼女の脚力を見込んで陸上部に誘うようになる。