概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
辰巳 千夜子 (たつみ ちよこ)
財閥の娘だったが、倒産して父親が失踪。幼い頃に生き別れた母も2ヶ月前に交通事故で亡くなり、母親の駆け落ちの相手・小麦松吉のところへやってくる。母親に瓜ふたつのショートカットの女子高校生。加藤市吾に恋をする。
加藤 市吾 (かとう いちご)
元小麦組組員。昔気質のヤクザで28歳。素手で15人の組員を病院送りにし、五年半刑務所に入って仮釈放の身。一本気で小麦組の再建を願いつつ辰巳千夜子に翻弄される。
小麦 松吉 (おむぎ まつきち)
元小麦組の組長。「修羅の松」と恐れられていたが、最愛の妻を交通事故で亡くしたことをきっかけに組を解散し、ケーキ屋を開店する。加藤市吾が心から尊敬する懐の深さの持ち主。松吉の作るケーキはマズい。
栗男 (くりお)
元小麦組組員。「韋駄天の栗男」と呼ばれて弱いけど喧嘩っ早い性格。暴走族あがりで低い身長にリーゼントが特徴。気は短いが心根のやさしい人情肌。加藤市吾を兄貴として心から慕っている。
修造 (しゅうぞう)
元小麦組組員。サングラスに角刈り。元ヒットマンだったことから、ところかまわず銃をぶっぱなす性分が抜けない。口数は少ないが料理の腕が意外に上手。
萩尾 奈々 (はぎお なな)
蓬学園の新任教師。辰巳千夜子たちのクラスの臨時担任になる。5年前に加藤市吾と恋人どうしだった。ロングヘアーで左目下のホクロが特徴。しっとりした落ち着いた美人。
椎名 (しいな)
加藤市吾とは同じ孤児院で育った幼なじみ。子供の時は泣き虫でいつも市吾に守られてきたことで、いつの間にか市吾を超えることを胸に秘めて極道の世界に入ってきた。小麦会解散後に稲虫会に移る。
河津 (かわず)
稲虫会の若頭。小柄でオールバック。眉間に加藤市吾にやられた傷がある。辰巳千夜子の会社の債権者で、何かと市吾と対立する。果ては千夜子を誘拐した。
阿門 (あもん)
元小麦組の組員。大柄で丸刈り。見た目の恐さとは逆に中身は子供のまま、極端な方向オンチでよく迷子になる。シャボン玉とお絵描きが得意な24歳。
小豆 (あずき)
辰巳千夜子のクラスメイトで幼なじみ。丸いメガネの体型も小柄で丸い。干渉好きでミーハーでおしゃべり。
御手洗 リル子 (みたらし りるこ)
辰巳千夜子の通う蓬学園の同級生。プライドが高く、才色兼備を気取っているが、いつも千夜子がいるせいで2番手にいることが許せない。何かと千夜子に意地悪をする。
辰巳 摩耶 (たつみ まや)
辰巳千夜子の母親。千夜子が幼い時に小麦松吉と駆け落ちして千夜子とは離れ離れに。ケーキ作りがうまく、松吉の誕生祝いのケーキ材料を買った帰りに交通事故で亡くなってしまう。
集団・組織
小麦組 (おむぎぐみ)
『ショコラ』に登場する小麦松吉を組長とするヤクザの組織。加藤市吾や栗男、修造などが組員だったが、松吉が妻を亡くしたことをきっかけに解散する。松吉がケーキ屋を始めたことに納得のいかない市吾はなんとか再建を夢見ている。
場所
CAKE HOUSE「摩耶」 (けーきはうすまや)
元小麦組組長小麦松吉が亡き妻を想って開店したケーキ屋。松吉の作るケーキがマズいのと店員が元ヤクザの組員なので、さっぱり客が来ない。行くあてを失くした辰巳千夜子がここで暮らすことになる。
書誌情報
ショコラ 7巻 小学館〈ビッグコミックス〉
第1巻
(2000-07-01発行、978-4091856715)
第2巻
(2000-10-01発行、978-4091856722)
第3巻
(2001-02-01発行、978-4091856739)
第4巻
(2001-06-01発行、978-4091856746)
第5巻
(2001-11-01発行、978-4091856753)
第6巻
(2003-10-01発行、978-4091856760)
第7巻
(2003-12-01発行、978-4091856777)







