あらすじ
第1巻
幼児のショタくんは、ベンチでうたたねしたり、公園で遊んだりと、のんびりとした毎日を過ごしている。怪しいおじさんは、そんなショタくんをいつも陰から見守っていた。ある日、一人で外にいたショタくんにそっと近づいたおじさんは、白くてネットリとしたものをショタくんに食べさせようとする。それはおじさんが作った、山芋をすりおろしたオヤツだった。山芋を食べて、お口の中がかゆくなってしまったショタくんに、おじさんは温かいぬれタオルを差し出す。そんな風に、おじさんはいつもショタくんに優しい気配りを欠かさない。
登場人物・キャラクター
ショタくん
栗色の髪をした幼児の男の子。おかっぱ頭で、真ん丸の眉毛と大きな瞳が特徴。舌足らずだが、一応しゃべることもできる。小さなくまのぬいぐるみをかわいがっており、花が好き。一見変質者のように見えるおじさんに最初は驚いていたが、徐々に心を開いていく。グリーンピースが苦手だったが、おじさんのおかげで食べられるようになった。
おじさん
ショタくんをいつも見守る謎のおじさん。禿げ頭で眼鏡をかけており、ずんぐりむっくりの体型をしている。「RINRI」と胸にプリントされた白いTシャツと黒のハーフパンツを身につけているが、外でもいつも裸足でいる。汗っかきでつねにネッチャリしており、鼻息も荒く、いつもショタくんを陰から見ているため、一見すると変質者以外の何物でもない。ショタくんとの関係は不明だが、つかず離れずでショタくんを見守っており、危険から守ったり、友達と遊べるようにサポートしている。
女の子 (おんなのこ)
小さな女の子。ショタくんが公園で一人でおままごとをしている時に、お客さん役を務めた。照れ屋のためにショタくんに声を掛けるのをためらっていたが、おじさんがこっそり置いておいた瓶のキャップを拾い、それをお金の代わりにしてショタくんのおままごとに参加した。
男の子 (おとこのこ)
元気な男の子。公園でショタくんといっしょに遊ぶようになった。フード付きの黄色いノースリーブのスウェットに、黒い半ズボンを身につけている。ショタくんと比べると活発な性格をしている。お花には興味がないため、いつもみんなにお花をプレゼントしているショタくんとは、相性が合わないと思っていたが、なかよくなってショタくんにボール遊びを教えた。