概要・あらすじ
老人4人組で結成したハードロックバンド「ジジメタルジャケッツ」。家族には理解されず、高齢で言うことのきかない身体に鞭打ちながら、年金で機材をそろえて、スタジオでの練習に励む。そんな彼らがついに後楽園ホールでライブを行うことになるが、同じ高齢者ライバルバンド「ザ・ゴールデン・グロテスク」が対バンを申し込んできた。
負けるわけにはいかないと、練習にさらに熱が入るジジメタルジャケッツのメンバーたち。そして、ついにライブ当日を迎える。(エピソード「ジジメタルジャケット」)
登場人物・キャラクター
吉田屋 (よしだや)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。ジジメタルジャケッツのメンバーでヴォーカル担当。譜面が読めて、機械関係にも詳しい。当初はギターも担当しており、レスポールとストラトキャスターを合体させた世界唯一のWボデーギターを自作するが、構造上チューニングができず、さらにやたら重いことで使用は断念した。その後、ギターは辞めてヴォーカルに専念する道を選ぶ。
徳さん (とくさん)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。ジジメタルジャケッツの新メンバーでギター担当。眼鏡をかけており、頭はモヒカン。愛用のギターはヘッドがスコップの取っ手で、アームがマゴノ手という特殊仕様。
大野さん (おおのさん)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。ジジメタルジャケッツのメンバーでベース担当。メンバーの中ではもっとも温厚。
棟梁 (とうりょう)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。本名は「嵐山勘次郎」。ジジメタルジャケッツのメンバーでドラム担当。たった1人で、しかも1か月で家を1軒建て上げたという名工で、メンバーからは棟梁と呼ばれている。メンバーの中で唯一メイクをしており、見た目はもっとも過激。
榊原 権之助 (さかきばら ごんのすけ)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。老人ロックバンド「ザ・ゴールデン・グロテスク」のリーダーで、ドラムとヴォーカルを担当。トリプルバスドラの使い手で、ライブではノリの悪い客をバスドラに閉じ込めるバスドラ地獄をお見舞いする超過激なプレイヤー。
梶山 平三郎 (かじやま へいざぶろう)
エピソード「過激な好々爺」に登場する。78歳。仲間たちとハードコアパンクバンドを結成するものの、練習当日に倒れ他界する。
堺 源治 (さかい げんじ)
エピソード「過激な好々爺」に登場する。68歳。バンド結成の言い出しっぺ。ベースとヴォーカルを担当する。
大神田 保 (おおかんだ たもつ)
エピソード「過激な好々爺」に登場する。71歳。ギター担当。ライブのために特注13弦ギター「歌麿」をこしらえる。
先生 (せんせい)
エピソード「過激な好々爺」に登場する。年齢不明。ドラム担当。ライブでは木魚を加えたドラムセットで渋く攻める。
サンシャイン中野 (さんしゃいんなかの)
エピソード「過激な好々爺」に登場する。他界した梶山平三郎に代わってバンドに加入した、幻の早弾きギタリスト。「身長二メートルの年金生活者」との異名も持つ。
集団・組織
ジジメタルジャケッツ
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。老人4人からなるハードロックバンド。メンバーは、ヴォーカルの吉田屋、ギターの徳さん、ベースの大野さん、ドラムの棟梁。
ザ・ゴールデン・グロテスク (ざごーるでんぐろてすく)
エピソード「ジジメタルジャケット」に登場する。榊原権之助が率いる老人ロックバンド。ティーンエイジャーでも恐ろしくて近づけないといわれる超ハイテクハイパワーロックバンド。ジジメタルジャケッツのライブに対バンを申し込む。メンバーは、ドラム&ヴォーカルが榊原権之助、リードギターがアンギラス嘉次郎、ギター&キーボードが東条元帥Ⅲ世、ベースがデッド土左衛門。
CSN&Y (しーえすえぬあんどわい)
エピソード「CSN&Y」に登場する。老人4人組の伝説のフォークバンド。メンバーは長次郎、秀二郎、直次郎、安次郎で4人の頭文字を取って「CSN&Y」のバンド名となっている。またの名を「ジローズ」。大ヒット曲は「大往生」。