概要・あらすじ
イスラムの英雄サラディンの王妹、エルシード姫が十字軍に捕まり、コンスタンティノープルにおくられる。そこにいたのは、イスラム軍に加わりたいというヴァレリー。彼はエルシード姫を脱走させ、サラディン率いるイスラム軍に加わるのだった。
登場人物・キャラクター
ヴァレリー
『ジハード』の主人公のひとり。捕まったエルシード姫を助け、キリスト教徒とイスラム教徒が共存できる道があると信じ、イスラム軍に加わる。天才軍略家。元はヴァレリアス・アンティウスという名前だった。穏やかな性格で、木から下りられない子猫を助けようとすることも。
エルシード姫 (えるしーどひめ)
サラディンの養妹。セクシーな出で立ちだが、勇猛果敢。「猛将」という異名も。キリスト教側から脱走する際、ヴァレリーに助けらる。気丈な性格で、その後も彼と行動をともにする。
サラディン
クルド族の勇猛な血を継ぐ若き宰相で、イスラム界の英雄。アイユーブ朝の創始者。エルサレムをキリスト教徒から奪還した。歴史上の実在の人物、サラーフ・アッ=ディーンがモデル。
ラスカリス
キリスト教徒側のビザンツ帝国の騎士。ヴァレリーを監視する係だったが逃げられる。剣術の達人。後に、イスラム軍側に与する。
リチャード一世 (りちゃーどいっせい)
イギリス王。別名「獅子心王(ライオンハーティド)」とも呼ばれるイングランドの英雄。ローマ法王の命令で十字軍に参加。歴史上の実在の人物、リチャード一世がモデル。
総大主教 (そうたいしゅきょう)
エルサレムで悪徳の限りをつくしていたキリスト教側の聖職者。
レワニカ
サラディン側の将軍。勇猛だが頭がかたい。
フィリップ
フランス国王で「尊厳王(オーギュスト)」という異名を持つ。十字軍を率いる策略家。歴史上の実在の人物、フィリップ二世がモデル。
ギイ
エルサレム国王。聖都エルサレムを奪還すべく、残存軍とともにイスラム軍と戦う。
アスカム
リチャード一世の側近で騎士。
ルイセ
白人の娘で、ラスカリスとヴァレリーの再会をセッティングする。
ギュネメー
ラスカリスや部下とともにイスラム軍に加わる。ルイセの兄。怪力を誇る猛将。
集団・組織
イスラム軍 (いすらむぐん)
『ジハード』の登場組織。サラディンを中心に、十字軍と戦い、エルサレム奪還を目指す。
十字軍 (じゅうじぐん)
『ジハード』の登場組織。キリスト教徒による軍。イギリスやフランスなど、多くの国が参加している。
クレジット
- 原作