キャンディ・キャンディ

キャンディ・キャンディ

アメリカ及びイギリスを舞台に、孤児でありながらも明るく天真爛漫な少女キャンディが、様々な人々に出会いながら成長していく姿を描く。

正式名称
キャンディ・キャンディ
作画
原作
ジャンル
その他歴史・時代
レーベル
中央公論社 / 中公文庫コミック版(中央公論新社)
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概要・あらすじ

主人公のキャンディは孤児院「ポニーの家」で暮らしていたが、12歳になったある日、富豪のラガン家に引き取られる。ラガン家で待っていたのは、実の子供達による酷いいじめだった。挫けそうになりながらも、持ち前の明るさと友達のおかげで、たくましく乗り越えていく。

登場人物・キャラクター

キャンディス・ホワイト・アードレー

生後まもなく捨てられ、孤児院「ポニーの家」で育つ。金髪でグリーンの瞳、そばかすと鼻ぺちゃがチャームポイント。天真爛漫で明るく活発であり、どんな人とも分け隔てなく接することのできる性格から、人好きのするタイプ。幼い頃から木登りが得意であるなど、典型的なおてんば。 孤児院から引き取られた先で過酷ないじめを受けても、前向きに笑顔を絶やさず、決して自棄にならずに耐えるなど、精神的には非常にタフ。一方、一人でイギリスからアメリカまで密航するなど、無計画で無鉄砲な面があり、後先を考えない行き当たりばったりさが玉に瑕。アメリカからイギリスへ渡り、さらに戻ってきたアメリカでも各地を転々とし、行く先々で様々な人との出会いと別れを繰り返すことで成長し、やがて人を救い、癒やすことのできる職業として看護師を目指すようになる。

アンソニー・ブラウン

キャンディが幼いころに一度だけ会ったことのある丘の上の王子様にそっくりな容姿をしている。金髪で碧眼の少年。母を幼くして亡くし、父は船乗りで長期間不在のため、アードレー家で過ごしている。バラの品種改良と乗馬が趣味。初めて品種改良に成功した白バラを「スイートキャンディ」と名付け、キャンディに贈る。 穏やかな性格で、滅多に感情をあらわにしない。母親の面影と似通ったキャンディに惹かれ、両思いとなるが、キャンディがアードレー家の養女となったお披露目に行った狐狩りの日、狐の罠にかかった馬から落ち、頭を打って亡くなる。

アルバート

キャンディが引き取られた先のラガン家でいじめられ、困っている時に出会った青年。動物と自然が好きで、いつも相棒であるスカンクのプッぺを連れている。ひとところに縛られない生き方を好み、キャンディと出会ったあとも、各地を転々としながら動物に携わる仕事をして暮らす。 穏やかな性格で、キャンディが悩みを抱えている時に現れ、適切なアドバイスを送るなど、親のいないキャンディにとって精神的な支えとなる。

アニー・ブライトン

キャンディと同じ孤児院「ポニーの家」で育った幼なじみ。キャンディとは対照的におとなしく、引っ込み思案な性格。6歳の頃、養父母に引き取られ、ブライトンを名乗るようになる。引き取られた直後はキャンディとも交友を続けていたが、上流階級に馴染むにつれ、キャンディとは距離を置くようになった。 ところが王立聖ポール学院で再会し、はじめは初対面のように振る舞っていたが、あることがきっかけで自分の出自が同級生に知れ渡ることになり、それをきっかけにキャンディと和解する。以降、孤児院出身ということが判明し、イライザからはいじめられるようになるが、それを受け流せる強さを身につけ、成長する。 出会った当初からアーチーのことが好きで、ひたむきな想いを向ける。

アーチーボルト・コーンウェル

富豪であるアードレー家の親戚にあたるコーンウェル家の次男。ハンサムな容貌と裏腹に、お調子者で楽しいことが大好きな性格をしており、兄のステアとともによくイタズラをしては怒られている。自分の容姿に自信があるためか、ややナルシシストな面があるが、センスの良さは自他共に認めるところであり、ファッションにはこだわりがある。 キャンディに好意を抱いていたが、キャンディ自身の好意が自分には向いていないこと、またアニーからの好意を知り、アニーと向き合うようになる。

アリステア・コーンウェル

富豪であるアードレー家の親戚にあたるコーンウェル家の長男。アーチーの兄。両親がともにアラビアへ仕事に行っている関係で、アンソニー、アーチーとともにアードレー家で暮らす。3人の中では地味に見られがちだが、自分の考えはしっかりと持っており、芯は強い。 発明が趣味で、いつも何か思いついては変わった発明品を作り、キャンディに試してもらっている。アーチーと同じくキャンディに好意を抱いていたが、早々に陰からキャンディを見守る役に徹することを選び、キャンディには決して自分の気持ちを悟らせなかった。後にパティの好意を受け入れ、つきあうこととなる。

パトリシア・オブライエン

キャンディが入学した王立聖ポール学院で初めてできた同級生の友人。眼鏡をかけ、ややふくよかな体格をしており、学院の寮ではキャンディの隣の部屋で暮らす。おっとりとした真面目な性格で、奔放なキャンディの言動に驚かされることもしばしばだが、孤児院出身ということでいじめられているキャンディとも分け隔てなく接しようとする。 寮生活の寂しさを紛らわすため、規則を破って亀のヒューリィをペットとして飼っている。キャンディを通じて知り合ったステアに好意を持ち、後につきあうこととなる。

イライザ・ラガン

キャンディがポニーの家から引き取られた先であるラガン家の長女。キャンディとは同い年。幼い頃から裕福な家で両親に甘やかされて育ったため、非常にワガママで意地悪な性格。当初、話し相手として引き取られたキャンディに対しても、友好的な態度は一切見せず、兄のニールとともにいじめ続けた。 キャンディがアードレー家の養女となった後も、最後までその待遇を認めなかった。ややミーハーな面があり、アンソニーやテリィに対して好意を示し、女性としてアピールを続けていたが、あまり報われていない。

ニール・ラガン

キャンディがポニーの家から引き取られた先であるラガン家の長男。キャンディ、妹であるイライザより1歳年上。幼い頃から裕福な家で両親に甘やかされて育ったため、非常に独善的で自己中心的な性格。妹のイライザとは年が近いせいか仲は悪くないが、兄としての威厳はない。 イライザとともにキャンディを終始いじめていたが、いじめにもめげず、笑顔を絶やさないキャンディを、次第に女性として意識するようになる。

ポニー先生 (ポニーセンセイ)

キャンディ、アニーが育った孤児院・ポニーの家を運営する初老の女性スタッフ。貧しく、孤児院の運営が厳しい中、引き取った子供たちにできる限りの愛情を注ぐ。幼少の頃からおてんばで、数々のイタズラをしては大人を困らせたキャンディに対しても深い愛情を注ぎ、良き理解者となる。 キャンディからは親のように慕われており、孤児院から離れたあとも、継続的な交流を持っている。メリー・ジェーン校長とは旧知の仲であり、看護師を目指す夢を持ったキャンディに、就学先として紹介状を書いた。

レイン先生 (レインセンセイ)

キャンディ、アニーが育った孤児院・ポニーの家を運営する中年の女性スタッフ。カトリック教会のシスターをしており、主に子供たちの生活に対する教育やサポートを行っている。いつも穏やかなポニー先生に対し、厳しく接することも多いが、子供たちには深い愛情をもっており、良き理解者である。

エルロイ・アードレー

キャンディが養女となったアードレー家の総長代理を務める老年の女性。非常に厳格で、周りからも恐れられているが、アンソニーをはじめとする孫たちには甘い。保守的であるがゆえに出自のはっきりしないキャンディを養女とすることに強く反発しているが、自分より上の立場であるウイリアムの決定や命令には従う。

テリュース・G・グランチェスター (テリュースジーグランチェスター)

キャンディが入学した王立聖ポール学院で出会った同級生の男性。イギリス貴族であるグランチェスター公爵がブロードウェイ女優のエレノア・ベーカーとの不倫のうえもうけた非嫡出子。公爵家の息子として認知はされているものの、自分は望まれた子供ではないという想いを抱えており、両親に対して強い不信感を持っている。 境遇は違うものの、周りと違う出自を持っているということでキャンディと互いに意識し合うようになる。母親の影響か舞台芸術を志し、学院を卒業後は俳優として活躍する。

エレノア・ベーカー

キャンディの同級生・テリュースの母親。ブロードウェイの女優であり、アメリカ人。世間的には独身の美人女優として有名だが、過去にイギリス人貴族のグランチェスター公爵と不倫関係を持ち、テリュースを生んでいる。しかしテリュースを公爵家の息子として認知する代わりに、母親としては公にできない立場となり、幼いテリュースを手放してからはアメリカで離れて暮らしている。 テリュースを公爵家に引き渡したことを今も悔やんでおり、息子と一緒に暮らすことを願っている。

スザナ・マーロウ

テリュースがアメリカで所属する「ストラスフォード劇団」の看板女優。黒目がちで気品のある顔立ちの美人。劇団へ入団してきたテリュースに一目惚れする。彼がキャンディのことを思い続けていると知ったあとも、一途に思いを寄せる。

メリー・ジェーン

キャンディが看護師を目指して入学したメリージェーン看護学校の校長。キャンディが育った「ポニーの家」のポニー先生とは旧知の仲であり、その縁でキャンディを受け入れることとなる。普段は足下もおぼつかない様子だが、看護学校に入ると打って変わったように機敏で目端が利くようになる。 持ち前の気難しさから、厳しくキャンディを指導していたが、看護師としての素質や適性を見抜き、キャンディをより成長させるため、大きな病院へと派遣する。

フラニー・ハミルトン

キャンディが看護師になるために入学したメリージェーン看護学校でのルームメイト。非常に真面目で優秀な生徒であり、冷徹にもみえるほどクール。おしゃべりとお節介が大嫌い。キャンディとは対照的な性格ではあるが、看護師という仕事に対する誇りは人一倍持っており、戦地へ赴く従軍看護師の募集に志願した。

ウイリアム・マクレガー

キャンディがメリージェーン看護学校で看護師見習いをしている際、初めて単独で受け持った患者。富豪ではあるが、非常に気難しい性格で、キャンディが担当するまで、医師や看護師が扱いに困り果てるほどワガママで横暴な振る舞いをしていた。

マーチン先生 (マーチンセンセイ)

シカゴでハッピー診療所を経営する医師。病院には所属せず、開業医をしているが、キャンディが来るまではお世辞にも繁盛しているとはいえなかった。しかしキャンディが押しかけ同然にハッピー診療所で看護師として勤めたことで、小さな怪我や病を持った町の人が通うようになる。 医師ではあるがアルコール依存症であり、キャンディが来る前では借金してまで酒を飲んでいた。その後、キャンディによって禁酒させられている。

ジョルジュ

アードレー家の総長・ウイリアムの側近であり秘書の男性。公に姿を現さないウイリアムの代わりに、手足となって様々な用務に就く。直接ウイリアムに接している数少ない人物。常に冷静沈着で、黒子としての役割に徹しているが、キャンディらアードレー家(とその親戚)の子供たちには様々な場面でさりげない計らいをするなど、仕事以上に気を配っている。

ウイリアム・アードレー

アードレー家の最高権力者。キャンディをアードレー家の養女にすることを決めたり、王立聖ポール学院へ留学させることを決めたりと、アードレー家において絶対の権力をもつ。総長代理であるエルロイ大おばさまですら、彼の決定には従わざるを得ない。 しかし、公には姿を現したことがなく、親族の中でもごく限られた人数しか対面したことがない。権力の絶大さと公に姿を現さないことから、様々な憶測が飛び交っている。

プッペ

『キャンディ・キャンディ』に登場するキャラクター。アルバートが飼っているスカンクのペット。キャンディがアルバートと出会った時から飼われており、常にアルバートと行動を共にする。アルバートが各地を転々とする間も同行し、片時も離れようとしない。キャンディにも懐いており、アルバートが世話をできない間、代わって世話をしていた。

集団・組織

王立聖ポール学院 (オウリツセイポールガクイン)

『キャンディ・キャンディ』に登場する学校。キャンディらアードレー家にゆかりの子供たちおよびアニーが留学先として入学した、イギリスのロンドンにある寄宿舎学校。厳格なカトリック系の学校であり、男女とも寮制となっている。授業を始め、私生活においても厳しい規則があり、破ると罰則がある。貴族や富豪などの上流階級の子女が多数在籍しているため、それにふさわしい教育や生活を理念としている。 共学ではあるが、男女の授業などは別となっており、男女の交流も制限されている。

メリージェーン看護学校 (メリージェーンカンゴガッコウ)

『キャンディ・キャンディ』に登場する学校。隣接するヨセフ病院と連携し、看護学校生を実地で研修させながら看護師を養成する。また、提携先であるシカゴの聖ヨアンナ病院に学生を選抜して派遣することもある。校長はポニー先生の親友であるメリー・ジェーンが務めている。

ストラスフォード劇団 (ストラスフォードゲキダン)

『キャンディ・キャンディ』に登場する組織。王立聖ポール学院を退学したテリィが、俳優を目指してアメリカに渡った際、入団した劇団。有名な俳優ロバート・ハサウェイが団長を務め、ブロードウェイを拠点に活動している。

場所

ポニーの家 (ポニーノイエ)

『キャンディ・キャンディ』に登場する孤児院。アメリカのミシガン州に位置している。キャンディやアニーが拾われ、幼少期を過ごした。カトリック系教会に附属する形になっており、レイン先生らスタッフはシスターが務めている。教会ではあるが、土地などは地主に借りており、運営は厳しい。引き取った子供たちは養子などで幼少時にほとんどが巣立っていく。

ブルーリバー動物園 (ブルーリバードウブツエン)

『キャンディ・キャンディ』に登場する施設。ロンドンにある動物園で、キャンディたちが通う王立聖ポール学院の近くにある。一時期アルバートが勤務していたこともあり、キャンディたちもしばしば訪れている。

ヨセフ病院 (ヨセフビョウイン)

『キャンディ・キャンディ』に登場する病院。キャンディが看護師を目指して入学したメリージェーン看護学校の隣にある。メリージェーン看護学校から看護学生を受け入れ、実地研修を行っており、医師・看護師と並んで看護学生も働いている。

聖ヨアンナ病院 (セイヨアンナビョウイン)

『キャンディ・キャンディ』に登場する病院。キャンディが、メリージェーン看護学校から派遣されて行ったヨセフ病院の提携先。シカゴにある非常に大きな病院であり、外科が専門。

ハッピー診療所 (ハッピーシンリョウジョ)

『キャンディ・キャンディ』に登場する施設。シカゴの町外れにあり、簡素な木造の一軒家。マーチン先生が一人で診療所を開いている。人間以外の動物の診療なども受け入れているが、医師であるマーチン先生がアルコール依存症であることや、診療所の外観の影響か、来患は少ないが、マーチン先生自身はあまり気にしていない。 また診療代を取るのをよく忘れるため、儲かっていない。勤めていた病院を解雇され、転職先を探していたキャンディを看護師として採用する。キャンディが働き始めた後は、徐々にお客が増え始める。

書誌情報

キャンディ♡キャンディ 全2巻 中央公論社〈〉 完結

第1巻

(1991年8月発行、 978-4120020292)

第2巻

(1991年9月発行、 978-4120020308)

キャンディ♡キャンディ 全6巻 中央公論新社〈中公文庫コミック版〉 完結

第1巻

(1995年5月発行、 978-4122023284)

第2巻

(1995年5月発行、 978-4122023291)

第3巻

(1995年5月発行、 978-4122023307)

第4巻

(1995年6月発行、 978-4122023529)

第5巻

(1995年6月発行、 978-4122023536)

第6巻

(1995年6月発行、 978-4122023543)

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