ジーンブライド

ジーンブライド

高野ひと深が『私の少年』の連載終了後に開始した長編連載。肺に入ると毒性のある物質に変化する「霧」の発生が常態化している、近未来の日本。セクハラや変質者などの存在に、毎日生きづらさを感じている30歳の女性・諫早依知(いさはやいち)は、ある出来事をきっかけに、中学生時代に救えなかった親友・繪堂恵波(えどうえなみ)の行方を追うことになる。フェミニズムをテーマにしているが、主人公と同じ顔、同じ名前を持った14歳の少女の登場や、学生全員の遺伝子をチェック・管理する学園の存在など、SFやミステリーの要素が強い。祥伝社「FEEL YOUNG」2021年7月号より連載を開始。TV Bros.(東京ニュース通信社)「ブロスコミックアワード2022」大賞を受賞。また、宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編第2位に選ばれた。

正式名称
ジーンブライド
ふりがな
じーんぶらいど
作者
ジャンル
その他SF・ファンタジー
 
社会問題
レーベル
FCswing(祥伝社)
巻数
既刊2巻
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概要・あらすじ

登場人物・キャラクター

諫早 依知 (いさはや いち)

エンタメ系情報媒体のライターで、30歳の女性。右手の甲に傷がある。取材対象の男性からのセクハラや、ジョギングコースで遭遇する変質者など、女としての「生きづらさ」に辟易とした日々を送る。秀光館学園秀光館中学校のOG。学生時代のあだ名は「いっちゃん」。学園を中途退学しているが、表向きは親の仕事の都合で転校したことになっている。同級生・正木蒔人との再会をきっかけに、中学時代の親友で性犯罪の被害者になった繪堂恵波の行方を追う。その途中、秀光館中学校の生徒で自分と同じ顔、同じ名前を持つ諫早壱と出会う。

諫早 壱 (いさはや いち)

秀光館学園秀光館中学校の生徒で、14歳の女性。あだ名は「わんちゃん」。外界から中等部に入学した「外部生」ではなく、学園内で生まれ育った「内部生」で、出生後は徹底した健康管理をされている。「合同交流会」という学校の行事に向かう際、飛行機が濃霧で欠航。空港を抜け出して行った初めての映画館で、自分と同じ顔、同じ名前を持つ諫早依知と出会う。

書誌情報

ジーンブライド 2巻 祥伝社〈FCswing〉

第1巻

(2021-11-08発行、 978-4396768447)

第2巻

(2022-08-08発行、 978-4396768638)

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