概要・あらすじ
登場人物・キャラクター
諫早 依知 (いさはや いち)
エンタメ系情報媒体のライターで、30歳の女性。右手の甲に傷がある。取材対象の男性からのセクハラや、ジョギングコースで遭遇する変質者など、女としての「生きづらさ」に辟易とした日々を送る。秀光館学園秀光館中学校のOG。学生時代のあだ名は「いっちゃん」。学園を中途退学しているが、表向きは親の仕事の都合で転校したことになっている。同級生・正木蒔人との再会をきっかけに、中学時代の親友で性犯罪の被害者になった繪堂恵波の行方を追う。その途中、秀光館中学校の生徒で自分と同じ顔、同じ名前を持つ諫早壱と出会う。
諫早 壱 (いさはや いち)
秀光館学園秀光館中学校の生徒で、14歳の女性。あだ名は「わんちゃん」。外界から中等部に入学した「外部生」ではなく、学園内で生まれ育った「内部生」で、出生後は徹底した健康管理をされている。「合同交流会」という学校の行事に向かう際、飛行機が濃霧で欠航。空港を抜け出して行った初めての映画館で、自分と同じ顔、同じ名前を持つ諫早依知と出会う。