概要・あらすじ
文芸部の部室に置くための本棚を探していた中原奈子は、偶然にも本棚を捨てようとしていた美術部員の立川きずくと出会い、本棚をゆずってもらう。また、きずくは自分の持っていた工具を貸してくれ、部室のデッドスペースにおさまるよう、本棚をリサイズする方法を奈子に教えてくれるのだった。しかし、文芸部の部室を見たきずくは、自分も文芸部に入ると言い出し、翌日からきずくは工具や材料を持ち込み、文芸部の部室を作業場のように使い始める。入部から3日後、きずくは文芸部を「DIY部」と改名し、学校の屋上に秘密基地を作るという活動を始めてしまう。奈子や生徒会副会長の津山田亜紀は困惑しながらも、ついついきずくに付き合ってDIYにいそしんでしまうのだった。
登場人物・キャラクター
中原 奈子 (なかはら なこ)
文芸部に所属している高校1年生の女子。ひょんなことから立川きずくと出会ったことで、文芸部の部室を「DIY部」として勝手に使われるようになってしまう。おとなしくて口下手なうえに、周囲に流されやすい性格の人物で、勝手にDIY部の部員にさせられてしまい、きずくの作業を手伝わされている。しかし、そんなことをしているうちに、次第にDIYに興味を持ち始めている。
立川 きずく (たちかわ きずく)
頭にゴーグルをつけている高校2年生の女子。マイペースな性格で、学校では変人扱いされている。元々美術部員だったが、文芸部に移籍。さらに強引にDIY部と改名してしまう。棚や机など、さまざまな物をDIYで作るのが趣味。そのために使う工具や材料を集めるのも好きだが、学校の倉庫や部室を勝手に作業場として使っている。学校の屋上に秘密基地を作ることが目的。
津山田 亜紀 (つやまだ あき)
高校2年生の女子で、生徒会副会長。口やかましい性格の持ち主で、ロングヘアに眼鏡を掛けている。学校の部室や倉庫などの共有スペースに、DIYの材料や工具を持ち込んで私物化している立川きずくを目の敵にしている。きずくがDIY部として活動し始めた際に、当初は注意していた。しかし、「近くで監視したほうが楽」という理由から、DIY部に入部することになる。
クレジット
- 原作
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田岡 りき
書誌情報
スクール×ツクール 3巻 小学館〈ゲッサン少年サンデーコミックス〉
第1巻
(2019-10-11発行、 978-4091294715)
第2巻
(2020-05-12発行、 978-4098501243)
第3巻
(2021-01-12発行、 978-4098503766)