スノウボールアース

スノウボールアース

A.D.2035年。人類と銀河怪獣群は最終決戦を迎えた。「救世主」と呼ばれる少年、流鏑馬鉄男は、巨大ロボのユキオを失いながらも、かろうじて任務をやり遂げ、10年ぶりに地球に帰還する。すると、地球は雪と氷で覆われた状態「全球凍結(スノウボールアース)」となっていた。近未来、凍結した地球を舞台に繰り広げられるSF冒険アドベンチャー。辻次夕日郎のデビュー作。小学館「月刊! スピリッツ」2021年3月号より連載を開始。

正式名称
スノウボールアース
ふりがな
すのうぼーるあーす
作者
ジャンル
ロボット
 
アドベンチャー
レーベル
ビッグ コミックス(小学館)
巻数
既刊7巻
関連商品
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概要・あらすじ

A.D.2025年。地球生命を殲滅(せんめつ)しようと、宇宙から銀河怪獣が飛来するようになった。それに対抗して、人類は対怪獣戦線「E-RDE(エルデ)」を設立。また、科学者の流鏑馬虎鹿は、自律稼働爆弾、スノウマンの開発に成功した。敵に突貫して自爆するロボットである。ところが、スノウマンは自爆を断固拒否。「ロボ権侵害」であるとして、虎鹿博士に猛抗議していた。そこへ、銀河怪獣が襲来。虎鹿博士は、むりやりスノウマンを出撃させようとする。それを見ていた虎鹿博士の9歳の息子、流鏑馬鉄男は、スノウマンの手動操作コクピットに乗り込む。鉄男はスノウマンを「ユキオ」と呼び、自分がユキオを死ななくてすむようにすると宣言。そして見事に怪獣の撃破に成功した。それ以来、鉄男は「救世主」と崇(あが)められ、パワーアップしていくユキオとともに地球を守り続けた。超人見知りの鉄男にとって、ユキオはたった一人の友だちだった。それから10年後、人類は最終決戦を迎えようとしていた。戦いの舞台は地球から一千光年先。銀河怪獣本隊2万頭に対し、人類は、外銀河踏破戦艦エルデ号と地球防衛大機星スノウマン(ユキオ)という戦力であった。銀河怪獣と遭遇した鉄男とユキオは、一撃で相当数の怪獣を撃破する。楽勝ムードが漂う中、エルデ号は「無限(インフィニティ)レーザー」を発射しようとする。しかし、なぜかシステムがダウン。バリヤーも消失したエルデ号は、銀河怪獣に撃沈されてしまう。残された鉄男とユキオは孤軍奮闘するが、いかんせん敵が多すぎた。満身創痍(そうい)となった二人は自爆を決意する。ここで自爆すれば、地球の残存兵力で対応できるまで怪獣を減らせるのだ。死を覚悟していた鉄男だったが、ユキオは操縦権を奪い、緊急脱出ポッドで鉄男を宇宙へ放出する。「地球に戻った後、多くの友だちを作って幸せに過ごしてほしい」そんなユキオの言葉に、鉄男は泣きながら、友達をつくることを約束するのであった。それから8年後、緊急脱出ポッドは地球に到着。コールドスリープから目覚めた鉄男は、扉を開けて外に出る。そこにはかつての地球の姿はなかった。地球は、雪と氷で覆われた状態「全球凍結(スノウボールアース)」となっていたのだ。

登場人物・キャラクター

流鏑馬 鉄男 (やぶさめ てつお)

地球防衛大機星スノウマン(ユキオ)のパイロットの少年。9歳のとき、父の流鏑馬虎鹿が作った自爆ロボ、スノウマンへの同情から、ユキオと名付けたスノウマンに乗り込み、銀河怪獣を撃破。以来、「救世主」と崇められて戦いの日々を送る。そのため、まともに学校へ行けず、他人とのコミュニケーションに支障をきたすようになる。

ユキオ

地球防衛大機星スノウマンという巨大自律ロボット。ユキオという名は、流鏑馬鉄男によって付けられた。銀河怪獣を一蹴できるほどの能力を持つ。鉄男の父、虎鹿博士により、自律稼働爆弾として誕生。しかし、「ロボットにも生きる権利がある」と自爆を拒否。ユキオの境遇を哀れんだ鉄男により命を救われ、戦闘ロボットとして成長していく。銀河怪獣群との最終決戦で自爆するが、鉄男が乗った脱出ポッドに、自分の全データ(人格)を転送。可変脱出ポッド"SNOWFLAKE"第一戦闘形態「スノウボール」として復活する。

書誌情報

スノウボールアース 7巻 小学館〈ビッグ コミックス〉

第1巻

(2021-07-30発行、 978-4098611072)

第2巻

(2021-11-30発行、 978-4098611874)

第3巻

(2022-03-30発行、 978-4098612635)

第4巻

(2022-08-30発行、 978-4098613960)

第5巻

(2023-02-28発行、 978-4098615896)

第6巻

(2023-10-30発行、 978-4098626465)

第7巻

(2024-04-30発行、 978-4098627639)

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