概要・あらすじ
洋食屋くいしん坊の一人息子の鍋島香介は、人一倍の大食いであると同時に大人顔負けの料理の才覚の持ち主。生来の喧嘩早さから、毎回さまざまな料理人たちとの料理勝負に挑戦することになり、その都度奇抜なアイデアで勝利を収めていく。
登場人物・キャラクター
鍋島 香介 (なべしま こうすけ)
スーパーくいしん坊の異名を取る中学生。あだ名通りに丸々と太った大食漢で、料理に関してはプロ顔負けの才覚を持つ。熱くなりやすい性格で、料理の腕を鼻にかける相手には食って掛かることもしばしば。その結果、料理勝負を挑まれることになるというのが毎回の定番パターンとなっていた。
鍋島 料市 (なべしま りょういち)
香介の父で、洋食店くいしん坊のオーナーシェフ。香介のアイデア料理の試作に付き合い相棒役を務める。グルメとして名高い辻信太郎からは、ベテラン料理人として信頼を得ているが、香介のアイデアや食材に対する知識には驚かされることが多い。
かあちゃん
香介の母でごく普通の主婦。劇中では名前は明かされない。夫の職場であるくいしん坊の厨房には足を踏み入れないが、家庭料理は得意でレパートリーも豊富である。彼女が作った料理から、香介が新しいアイデアを思いつくことも何度かあった。
友子 (ともこ)
香介のクラスメイトの女の子。家もくいしん坊の近所にあるらしく、ご近所さんとして気軽に出入りしている。香介の料理勝負の場では、常に応援に回っているが、出番のないエピソードも多い。
信悟 (しんご)
香介のクラスメイトの男の子。中学校では、ほとんどの場合、香介と一緒におり、時には食材探しにも付き合うほどの仲である。カッとなりやすい香介の抑え役。
島田 芳恵 (しまだ よしえ)
香介のクラスメイトの女の子。やや太めでケーキ作りが得意。香介にあからさまな好意を示すが、香介の方は彼女のことが苦手らしい。
町内会長 (ちょうないかいちょう)
くいしん坊があるみどりヶ丘の町内会長。いくつかのエピソードに登場し、香介と料理人との口喧嘩を両者の料理勝負イベントへと仕立て上げる。
辻 信太郎 (つじ しんたろう)
料理関係の書籍や雑誌を扱う出版社の社長。グルメとしても有名な人物で、自らを「味覚人」と名乗る。くいしん坊を雑誌で紹介してほしいと頼む香介に対して、紹介するにふさわしい料理を作れと勝負と挑む。
今田 (こんだ)
香介が通う中学校の給食調理担当の職員。「給食の魔王」の異名を取り、自らの料理に誇りを抱いている。限られた予算内で作ったハンバーグを香介に否定されたことで怒り、ハンバーグ勝負を挑んだ。
タコ政 (たこまさ)
「タコ焼きデスマッチの巻」に登場した的屋の男性である。香介の中学校の学園祭当日に、校門の前に屋台を出しており、同じくたこ焼きの模擬店を出していた香介たちとトラブルを起こした。
生米 清十郎 (なまごめ せいじゅうろう)
「おにぎり合戦の巻」に登場した料理人で、「おにぎりにぎって十三年!」と自称するおにぎりのプロ。おにぎりそっくりの顔をしている。長年の修練で手の皮が厚くなっており、炊きたてのごはんから素手でおにぎりを作ることができる。
小林 剛 (こばやし ごう)
「テレビDEヤキソバの巻」に登場した人気俳優。料理の腕は玄人はだしで、司会を務める公開料理番組「ビバ! ごちそう」では自ら腕を振るう。カメラがない場所では非常に愛想が悪く、香介たちを冷たくあしらったことから、番組内でヤキソバ勝負を挑まれることになる。
鳥源の息子 (とりげんのむすこ)
「親子丼勝負の巻」などに登場した料理人。三代続いた鳥料理専門店「鳥源」の跡取り息子で、鶏肉と卵の扱いに詳しい。親子丼を課題とした調理師協会のコンテストで、香介のライバルとして立ちはだかる。
青山 料人 (あおやま りょうと)
「親子丼勝負の巻」などに登場した料理人。フランス料理専門店「ドヌーブ」の二代目。パリで料理修行をした経験があり、卵料理だけでも百種類のレパートリーを持つと噂される。親子丼勝負で香介、鳥源の息子との三つ巴の料理バトルを繰り広げる。