セカンド・キス

セカンド・キス

高校時代に付き合っていた初恋の相手の林浩輔を23歳になった今でも忘れられず、彼が褒めてくれた髪も切れずにいた緒川早希が、バレーボールサークルで瀬名洋平と出会い、新たな恋に向かって歩き出す姿を描いたラブストーリー。無愛想ながらも優しい瀬名は、元カレに未練を残したありのままの早希を受け入れてくれる。「プチコミック」2019年3月号~5月号に掲載。コミックスにはこのほか『とあるクールビューティーの恋』(「プチコミック」2016年8月号別冊ふろく)、『ふたりのハッピートリップ』(「プチコミック」2016年11月号別冊ふろく)、『セカンド・キス』おまけ漫画を収録。

正式名称
セカンド・キス
ふりがな
せかんど きす
作者
ジャンル
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概要・あらすじ

23歳の社会人の緒川早希は、高校生から付き合い始めて大学1年の時に別れた初恋の相手、林浩輔のことを未だに忘れられない。今日も浩輔と付き合っていた時に長い髪を褒められた夢を見てしまった。大学からの友人、茉子はジムの体験と偽り、早希を男女混合のバレーボールサークルに連れていく。早希が躊躇していると「いつまでも昔の恋を引きずるな。ここで新しい恋を見つけろ」と茉子から強く言われてしまう。体育館の入り口でそんな話をしていた二人に「そこ通して」と無愛想に声をかける瀬名洋平。そこに瀬名の友人のも加わり、自己紹介が始まった。女子バレー部のセッターでキャプテンだった早希は、瀬名から「お手並み拝見」とセッターを任された。トスを上げた早希は、しなやかできれいなスパイクを打つ瀬名の姿に見とれてしまう。早希はそれから毎週、バレーボールサークルに通うが、ここでもたびたび浩輔のことを思い出す。ある時、サークルで早希の長い髪が話題にのぼり、茉子から「髪の長さは早希の恋の未練だ」と暴露されてしまう。しかし瀬名は早希に「気が済むまで好きでいたっていい」と言ってくれた。今のままでいいと言われ、少し前向きになった早希は、今まで断り続けた合コンに参加することに。そこで浩輔と同じ大学の男の子から、浩輔が結婚することを聞かされる。偶然、同じ店にいた瀬名はショックを受けて混乱する早希を店から連れ出すのだった。

登場人物・キャラクター

緒川 早希 (おがわ さき)

23歳の社会人で、ロングストレートの髪形の女性。高校時代に付き合っていた初恋の彼氏、林浩輔のことを今でも忘れられず、彼が好きだと言っていた長い髪を切れずにいる。浩輔とは大学進学で遠距離となり、会えないさみしさに耐えられなくなった二人は大学1年で別れてしまう。早希は浩輔に未練を残したまま、誰とも付き合おうとせず、未だに浩輔の夢をみる。中学、高校とバレー部に所属し、北高でのポジションはセッターでキャプテンも務めた。大学時代の友人である茉子の勧めで社会人、大学生中心のバレーボールサークルに参加し、そこで瀬名洋平と出会う。

瀬名 洋平 (せな ようへい)

社会人、大学生中心のバレーボールサークルに参加している25歳の男性。しなやかで美しいスパイクを打つ。言葉数は少なく無愛想だが、人の目をまっすぐに見て話す、誠実で優しい男性。緒川早希が元カレに未練を残していることを知っても「気が済むまで好きでいたっていい」と早希の気持ちを汲み取り、優しく見守る。

林 浩輔 (はやし こうすけ)

緒川早希の初恋の相手で、北高バレー部出身の男性。高校の時に早希と付き合い始めるが、東京の大学に進学し、地元で進学した早希と遠距離恋愛になる。すれ違いが多くなり、大学1年の時に二人は破局。早希の長くてキレイな髪が好き。大学3年の時に付き合い始めた一つ上の先輩と、春に結婚する。

茉子 (まこ)

緒川早希の大学からの友人。ショートボブで友達思いの元気な女性。いつまでも元カレのことが忘れられない早希に発破をかけ、新しい恋を勧めるため、自分の参加するバレーボールサークルに早希を誘う。サバサバした性格で、時にはキツいことも言う。

(いずみ)

瀬名洋平の友人。瀬名と同じバレーボールサークルに参加している男性。明るく元気なムードメーカーだが、元気すぎて時には周りを疲れさせることも。

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