概要・あらすじ
大手商社の総務部で働く八神樹里は、入社以来、万年雑用係のポンコツ社員。ある日、会社のレセプションパーティーで酔いつぶれ、翌朝、ホテルのベッドで目を覚ます。周りを見渡すと、同期でスーパー秘書の黒崎が身支度を整えていた。「ホテルのチェックは済ませてある」と告げて去っていく黒崎。昨夜の記憶がまったくない樹里は、慌てふためいた。まさか、全女性社員のあこがれである黒崎と関係してしまったのだろうか。重い気分で出社した樹里に、今度は突然の辞令が言い渡される。会社の花形部署である秘書課に異動し、黒崎の下で働くことになったのだ。さっそく、取り引き先との会食15件の店選びとリスト化を命じられる樹里。あこがれの黒崎といっしょに働けることを喜び、はりきってリストを提出する樹里だったが、黒崎は「ぬるいな」の言葉とともに、怒濤のダメ出しをする。仕事のときの黒崎は、超絶厳しい「鬼」であった。樹里は、なんとか黒崎に褒められたいと、一人で店選びをやり直したせいで、ほかの仕事でうっかりミスをしてしまう。そんな樹里に、黒崎は「何かあっても、自分たちが全力でカバーする」「一人で仕事をしていると思うな」と、言葉をかけた。仕事の鬼だが、親身になってくれる黒崎。樹里は黒崎といっしょに仕事ができることを、心から喜ぶのであった。
登場人物・キャラクター
八神 樹里 (やがみ じゅり)
大手商社に勤める20代の女性。まじめだがドジな性格で、総務部総務課の万年雑用係としてパッとしない生活を送っていたが、ある日突然、会社の花形部署である秘書課に異動。会長の右腕として活躍する秘書課のエース、黒崎の指導を受ける。ひそかにあこがれている黒崎の厳しい指導と、時に見せる甘い態度に翻弄される。会長からは「ジュリー」の愛称で呼ばれ、時々将棋の相手をさせられる。
黒崎 (くろさき)
大手商社に勤める20代の男性。メガネと長めの前髪が特徴で、育ちがよく高学歴という、ハイスペックなイケメン。会社の花形部署として知られる秘書課のエースであり、若くして「会長の右腕」とまでいわれるデキる男。八神樹里とは同期で、秘書課に異動となった樹里の指導係となる。口癖は「ぬるいな」であり、仕事の指導は超絶厳しい鬼上司。一方で、樹里に好意を抱いており、親身になって彼女のことを考え、優しくフォローする。
書誌情報
黒崎秘書に褒められたい 11巻 小学館〈フラワーコミックス〉
第1巻
(2020-12-10発行、 978-4098712311)
第2巻
(2021-03-26発行、 978-4098712595)
第3巻
(2021-07-26発行、 978-4098714094)
第4巻
(2021-12-24発行、 978-4098715183)
第5巻
(2022-04-26発行、 978-4098716364)
第6巻
(2022-09-26発行、 978-4098717248)
第7巻
(2023-02-24発行、 978-4098718924)
第8巻
(2023-06-26発行、 978-4098721443)
第9巻
(2023-10-26発行、 978-4098724390)
第10巻
(2024-03-26発行、 978-4098725427)
第11巻
(2024-09-26発行、 978-4098727629)