ソムリエール

ソムリエール

ワインを愛する女性樹カナが新米ソムリエールとして奮闘する姿を描く、一話完結ベースのヒューマン・ドラマ。東京のレストランで働く前編と、ワインバーのオーナーを務める後編銀座編に分けられるが、いずれもワインを求める様々な客の心を解きほぐすストーリーを通して、ワインの歴史や知識が学べる構成になっている。原作:城アラキ、漫画:松井勝法、監修:堀健一

正式名称
ソムリエール
漫画
原作
ジャンル
ヒューマンドラマ
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概要・あらすじ

樹カナは幼くして両親をなくした孤児ながら、謎の篤志者、ジョン・スミスの援助によってフランスの大学で醸造科を卒業。自身の育ったスイス、アルプスのブドウ園で孤児たちとワインを造り、施設の運営資金を稼いでいた。しかし、施設の援助者でもあったジョン・スミスが、弁護士を通して突然の援助打ち切りを告げ、再開の条件としてとある申し出と課題をカナに突きつける。

施設を守るという目的ながらも、課題で出されたワインからジョン・スミスのメッセージを感じ取ったカナは、申し出に従い東京のレストラン、エスポワールでワイン専門の給仕人、ソムリエールとして働くことを決意する。エスポワールの支配人にして元天才ソムリエの片瀬丈のもとで、カナは持ち前のぼう大な知識と天才的なテイスティングを武器に、ワインを求める多種多様な客にあわせた最適なワインを提供するべく奮闘していく。

登場人物・キャラクター

樹 カナ (いつき かな)

強気で負けず嫌いな性格で、ワインに対する深い情熱と知識、さらに類稀なテイスティング能力を併せ持つ若い女性。茶髪のセミロングで、後ろ髪をまとめていることが多い。幼いころに事故で両親を亡くしており、スイスのアルプスにある孤児院で育てられた。また、フランスの大学で醸造科を卒業している。 自身と孤児院の援助者であるジョン・スミスの強引な提案により、東京のレストランエスポワールでワイン専門の女性給仕人“ソムリエール”の見習いとして働くことになる。そして、持ち前の能力で客の要望に応え、ワインを通して相手の心を解きほぐしていくが、ワインに盲目過ぎるが故に客に意見することもあり、ソムリエールとしてはまだまだ成長途中である。 また、物語の後半では閉店状態のワインバー“V・B(ヴァン・ブルー)”を任されることとなる。ちなみに、ワイン以外の酒には弱く、すぐに酔ってしまう。

片瀬 丈 (かたせ じょう)

東京のレストランエスポワールの支配人を務める男性。寡黙かつクールな性格で、オールバックの髪とアゴ髭が特徴。かつては“天才のソムリエ”、“マスター・オブ・ワインに最も近い日本人”と称されるほどの名ソムリエだったが、世間のワインブームにあてられて情熱を失ってしまう。しかし、半人前ながらもひたむきにワインと向かい合う樹カナに厳しくも親身に接することで、再びワインへの愛を取り戻していく。 実家は神奈川の湯河原にある旅館で、4代目を継ぐことを拒否したため父親と不仲になっている。

須崎 麻耶 (すざき まや)

東京のレストランエスポワールの従業員で、樹カナの後任としてソムリエールを務める女性。黒髪のセミロングで、クールビューティーな印象の細目が特徴。カナに匹敵するワインの知識とテイスティング能力を有しており、カルフォルニアの大学院で醸造学の博士号も取得している。しかし、それが災いして客に自分の考えを押し付けてしまうこともある。 父親は片瀬丈の旧友でエスポワール創設を支えた食品輸入商、杉山真一だが、事業の失敗後に病死しており、現在は母の旧姓である須崎を名乗っている。麻耶はこの事業失敗が片瀬と父の間に起きたトラブルが原因と考えており、片瀬に強い嫌悪と対抗心を燃やしている。

小島 健一 (こじま けんいち)

東京のレストランエスポワールの従業員の1人で、ソムリエ見習いの青年。いつも乱暴な口調で話すが根は優しく、樹カナを同僚としてサポートする。店のオーナーである片瀬丈のようなソムリエに憧れており、紀州でみかん農家を営む実家を勘当同然で抜け出している。なお、カナが店をクビになった後は、髪にパーマをかけてイメチェンを図っている。

南 杏里 (みなみ あんり)

東京のレストランエスポワールの従業員の1人で、フロアを担当する若い女性。金髪のセミロングで、仕事中は前髪をヘアピンでまとめている。明るく人当たりの良い性格だが、目上の相手でも正直に意見する芯の強さも併せ持っており、樹カナの良き同僚として活躍する。ちなみに、実家は浅草で居酒屋を経営をしており、自身も手伝いとして店に立つことがある。

水島一 樹 (みずしま かずき)

東京のレストランエスポワールのキッチンでシェフとして働く男性。恰幅のいい大柄な人物で、アフロヘア―と髭が特徴。料理の腕前はフランスの星付きレストランからもスカウトされるほど高く、スーシェフの村瀬由美からも尊敬されている。また、テンションが上がると音楽を大音量で聞きながら調理する癖がある。

蓮見 陣 (はすみ じん)

東京、銀座のワインバー“V・B(ヴァン・ブルー)”の従業員で、給仕を担当するギャルソンの男性。パーマのかかった黒髪がトレードマーク。樹カナが1人で店を切り盛りしている姿を見かね、手伝いをしだすが、後に正式な従業員として雇用されている。キザな性格で大人びているが、年齢はカナより2つ年下。

景山 玄三 (かげやま げんぞう)

“銀座の父”と呼ばれる天才占い師の老人で、その実は“銀座の狼”と噂される大物経営者。また、ワインバー“V・B(ヴァン・ブルー)”の元オーナーという一面も持つ。片瀬丈にクビを宣告された樹カナの前に現れ、ワインに関する謎かけを解くことと、1か月後に黒字を出すことを条件に店を譲り渡す。 実はカナの母方の祖父だが、物語終盤まで本人に打ち明けなかった。

ジョン・スミス (じょんすみす)

樹カナと彼女が育った孤児院の援助をしていた謎の資産家。孤児院の援助を続ける条件として、カナに東京のレストランエスポワールで働くことを弁護士を通して言い渡す。カナはソムリエールとしての仕事を続けながら、彼の正体を探っている。なお、“ジョン・スミス”も偽名の代名詞として使われるありふれた名前であり、本名は定かではない。

ジャン

樹カナがフランスのワインショップで働いていたときに出会った男性で、金髪と太い眉毛が特徴。カナに一目惚れしてアプローチをするが、恋愛に疎い彼女の前に玉砕を繰り返している。また、その都度カナからワイン知識を授かっており、勉強の末ににワインの情報を暗唱できるになるまでに成長している。

クレジット

監修

堀健一

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