タヒチガール

大好きだった姉が旅立って以来うまく笑顔を作る事ができなくなった少女が、仲間と立ち上げたタヒチアンダンス部の活動を通じて、友情を育みながら笑顔を取り戻していく過程を描いた、ほのぼの学園漫画。「まんがタイムジャンボ」2014年5月号から2016年1月号にかけて連載された。

正式名称
タヒチガール
作画
原作
ジャンル
その他ギャグ・コメディ
レーベル
まんがタイムコミックス(芳文社)
巻数
全2巻完結
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概要・あらすじ

夕凪麻衣は、9年前に最愛の姉が外国へ旅立って以来、いつの間にかうまく笑顔が作れなくなっていた。無理して笑顔を作るとひきつってしまい、その顔を見たクラスメイトを泣かせたり、気絶させたりする始末。そんな麻衣のもとへ、ある日突然マハナという元気いっぱいの少女が現れる。南の楽園タヒチで麻衣の姉にかわいがられたマハナは、麻衣を訪ねてタヒチから泳いで海を渡って来たのだった。

麻衣の家に同居する事になったマハナは、自分の気持ちをうまく伝える事ができないという麻衣に、気持ちを伝える手段としてオリタヒチ(タヒチアンダンス)を踊って見せるのだった。マハナも麻衣と同じ海空(みそら)学院に通う事になり、麻衣と仲よくなりたいと内心で考えているお嬢様・天王寺林檎は、二人の仲のよさを嫉妬する。

しかし、麻衣からオリタヒチについて尋ねられた林檎は、その事をきっかけにタヒチアンダンス部の創設を提案し、麻衣とマハナを誘うのだった。部として認められるには部員が五人必要。懸命に部員を勧誘する三人は、日舞をたしなむ長身の女子生徒・四季雅と女の子のような見た目の男子生徒・桐原陽火の獲得に成功。

本場のタヒチアンダンスが踊れるマハナと、父親が経営する天王寺グループのリゾートホテルでタヒチアンダンスのショウを開催している事から知識のある林檎の二人を中心に、タヒチアンダンス部の活動を開始する。仲間とのふれあいを通じて、麻衣は少しずつかつての笑顔を取り戻していくのだった。

登場人物・キャラクター

夕凪 麻衣 (ゆうなぎ まい)

海空(みそら)学院に通う高校2年生の女の子。肩までの黒髪で、いつも眠そうな目をしてぼーっとしている。幼い頃はよく笑う明るい少女だったが、大好きだった自慢の姉である夕凪麻緒が9年前に外国へ旅立って以来、うまく笑顔が作れない。無理に作った笑顔は見た者を気絶させるほど恐ろしい表情らしく、クラスメイトは夕凪麻衣の笑顔を目にしそうになった際に「総員対ショック防御展開!」の掛け声と共にサングラスや溶接マスクで直視を避けるほど。 麻緒の笑顔を見ると魚も気絶して水面にぷかりと浮き、飛んでいる鳥は落ち、葉も散り落ちる。両親も仕事で世界を飛び回っているため、一人で暮らしている。自炊しているが、炒め物は正義、大概のものは炒めればおいしく食べられる、という信念を持っており、油をどぼどぼと使った炒め料理を得意としている。 姉の紹介でタヒチからやって来たマハナが同居する事になり、彼女が見せてくれたオリタヒチ(タヒチアンダンス)をきっかけに、学校で創設したタヒチアンダンス部に入部。部員の天王寺林檎、マハナ、四季雅、桐原陽火らとの友情を育み、笑顔を取り戻していく。 マハナからは「マイ」と呼ばれる。

夕凪 麻緒

夕凪麻衣の姉。世界を旅する自由人で、9年前に地元の海空(みそら)市から海外へと旅立っていった。現在は南の楽園タヒチに滞在している。麻衣とはだいぶ年が離れているようで、男っぽい喋り方をする。妹の事は愛しており、滞在先から便りをよこしてくる。誰とでも仲よくなれる活動的な人柄で、旅先で出会ったさまざまな国の人物が、夕凪麻緒の紹介で麻衣が一人暮らししている家をいきなり訪ねて来る事もしばしば。 海空で暮らしている時もその自由人ぶりは有名だったらしく、後輩である山城先生は麻緒の事を「海空の魔王」と呼んでいた。

天王寺 林檎 (てんのうじ りんご)

海空(みそら)学院に通う高校2年生の女の子。寂れた海水浴場だった海空(みそら)を、海空タヒチビーチとしてタヒチ風のリゾート地に開発した、天王寺リゾートの令嬢。ツインテールの金髪で、語尾に「ですわ」と付けるような典型的なお嬢様。クラスメイトである夕凪麻衣と仲よくなりたいが、その気持ちを素直に出せないツンデレ。天王寺グループの次期後継者を自称するお嬢様だが、スーパーで食料品のセールを狙う庶民的な面も持つ。 面倒見がよく、仕事で忙しい両親に代わって双子の妹と弟を保育園に迎えに行っている。天王寺リゾートの経営するホテルでタヒチアンダンスのショーをしている事もあってタヒチアンダンスに関する知識を持っており、麻衣からタヒチアンダンスについて質問された事をきっかけにタヒチアンダンス部を創設する。 マイペースで個性的な部員たちに振り回されながらもリーダーとして懸命に部活動の指揮をとるがんばり屋。マハナからは「リン」と呼ばれる。

マハナ

南の楽園タヒチから泳いで海空(みそら)市の海岸へやって来た金髪と褐色の肌を持つ少女。身長は145センチ。タヒチで出会った夕凪麻緒にかわいがられ第2の妹として認定されて、夕凪麻衣のもとへとやって来た。麻衣の家に同居し、海空学院に通う。自分の気持ちをうまく伝える事ができないという麻衣に、気持ちを伝える手段としてオリタヒチ(タヒチアンダンス)を踊って見せた。 底抜けに明るく元気いっぱいの少女で、運動神経に優れる。サッカー、陸上競技、バレーボール、テニス、新体操となんでもこなす。麻衣の事が大好きで、いっしょにタヒチアンダンス部の活動を続ける。なお、「マハナ」は「太陽」を意味する。

山城先生

海空(みそら)学院に務める女教師。学生時代は夕凪麻緒の後輩だったようで、麻緒の事を「夕凪先輩」と呼んでいる。夕凪麻衣のクラスの担任であり、麻衣たちが起ち上げたタヒチアンダンス部の顧問になる。学生時代は夕凪麻緒からいろいろと振り回された過去を持つようだが、その事を悦んでいるふしがあり、麻緒からされる無茶ぶりを想像しては顔を赤らめて息を乱している。

四季 雅 (しき みやび)

海空(みそら)学院に通う高校2年生の女の子。身長が非常に高く、胸が大きい。海空市で有名な日本舞踊の名家の娘で、幼い頃から日舞をたしなんでいる。日舞の訓練一筋だった事から、母親にしばらく日舞から離れるよう言われ、ちょうど部員に誘われた事もありタヒチアンダンス部に入部する。男女問わず小さい子が大好きで、すぐにマハナや桐原陽火を脇に抱えて連れ去ろうとする。 マハナからは「ミャー」と呼ばれる。

桐原 陽火 (きりはら はるか)

海空(みそら)学院に通う高校1年生の男の子。身長は144センチ。女の子と間違われるような可愛らしい見た目の男子生徒で、強引にタヒチアンダンス部に入部させられる。小さい頃から女の子に間違われる事を気にしており、男らしくなる事を夢見ている。今年から共学になった海空学院なら、男子生徒が少なくて自分でも男扱いしてもらえるのではないかという考えで入学した。 昔は戦いに赴く前に戦士たちがタヒチアンダンスを踊っていたという一言を信じて入部を決心し、タヒチアンダンス部唯一の男子となる。しかし、実際には女の子の衣装でほかの部員といっしょにタヒチアンダンスを踊る羽目になる。マハナからは「ルカ」と呼ばれる。

天王寺 桃 (てんのうじ もも)

天王寺林檎の妹で、天王寺棗とは双子の保育園児。姉に似た金髪と吊り目が特徴。両親は仕事で忙しいため、保育園の送り迎えや炊事などは姉にやってもらっている。姉の事が大好き。

天王寺 棗 (てんのうじ なつめ)

天王寺林檎の弟で、天王寺桃とは双子の保育園児。姉に似た金髪と吊り目が特徴。両親は仕事で忙しいため、保育園の送り迎えや炊事などは姉にやってもらっている。姉の事が大好き。桃よりも引っ込み事案のようで、初めて夕凪麻衣たちに会った際は、顔を赤らめて少しおどおどしていた。

アヴァエ

マハナの姉。南の楽園タヒチにやって来た夕凪麻緒と出逢う。日本へ行く事になったマハナの身を案じている。最終話では海空(みそら)市を訪れ、仲間たちと明るく元気いっぱいにタヒチアンダンスを踊るマハナの姿を見るが、声をかける事なく陰から見守る。なお、「アヴァエ」は「月」を意味する。

書誌情報

タヒチガール 全2巻 芳文社〈まんがタイムコミックス〉 完結

第1巻

(2015年5月7日発行、 978-4832253865)

第2巻

(2016年1月7日発行、 978-4832254527)

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