概要・あらすじ
元証券マンである奥村守は、故郷である木隠村の村役場に再就職することになった。証券会社では、時間やノルマに追われ、心身ともにボロボロになってしまったため、奥村にとっては久しぶりの社会復帰であった。ふるさと振興課に配属された奥村は、「直属の上司はどんな人だろう。人間関係はうまくいくだろうか」などと、不安でいっぱいだった。
村長に案内されて仕事場に案内された奥村は、そこで信じられない光景を目にする。犬がネクタイをして課長の椅子に座っていたのだ。犬の名前はタロ課長。元は、村のクマ罠にかかった迷い犬だったが、村おこしの一環として、ふるさと振興課の課長を務めているのだ。周囲に促され、挨拶しようとする奥村だったが、タロ課長はあくまで犬である。
奥村の後ろに回って、お尻の匂いをかぐのであった。