ダメな私に恋してください

ダメな私に恋してください

アラサーの女性・柴田ミチコを主人公としたラブ・コメディ。ミチコと倒産した会社で上司だった黒沢歩の関係を中心に、再就職先での人間模様や恋愛、周囲の人々を描く。

正式名称
ダメな私に恋してください
ふりがな
だめなわたしにこいしてください
作者
ジャンル
ラブコメ
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概要・あらすじ

柴田ミチコはこれまでまともな恋愛をしたことがなく、恋人がいたこともない。勤めていた会社が倒産し、新しい就職先も決まっていないのに恋人未満の男性に貢いでしまい金欠のミチコは、ある日、倒産した会社の上司だった黒沢歩と出会う。黒沢は祖母の喫茶店のあとを継ぐため、開店準備をしていた。黒沢は前の会社でのミチコの努力を認め、喫茶店のアルバイトとして雇い、部屋も提供してくれるという。

登場人物・キャラクター

柴田 ミチコ (しばた みちこ)

社会人、アラサーの女性。12月25日生まれ。短大卒でこれといった特技や技能はない。泣きつかれると突き放せないお人好しで、親しくなった男性に貢いでしまうようなところがある。勤めていた会社が倒産し、再就職先も見つからない時にこの悪癖が出てしまい、金欠で困っていたところを、苦手に思っていた元上司の黒沢歩に救われる。 肉が好きで、スイーツにはあまり興味がない。気合を入れるときや自分の気持ちを奮い立たせたいときに自分の頬をひっぱたく。気が弱いわけではなく、黒沢など、ありのままの自分を出しても許される相手にはざっくばらんに会話のやり取りをする。

黒沢 歩 (くろさわ あゆむ)

社会人の男性。眼鏡をかけている。柴田ミチコが勤めていた倒産した会社の上司のため、ミチコからは主任と呼ばれている。仕事に関しては他人にも自分にも厳しい性格だったため、営業のブラックデビルとも呼ばれていた。祖母が営んでいた店・喫茶ひまわりを継ぐために開店準備をしていたところ、再就職先が決まらず金欠であえいでいたミチコと再会。 ミチコをアルバイトとして雇ってくれ、部屋も提供してくれた。実父とうまくいっておらず、中学の頃はぐれていた。調理師免許所持。UFOキャッチャーがうまい。ゴキブリが苦手。

(あきら)

ランジェリーショップで働く30代の女性。黒沢歩と同棲中の恋人。黒沢が喫茶店を継ぐことを反対しており、継ぐなら別れると告げた。気が強く、黒沢にも強い口調で主張をするが、ミチコの抱えた問題を解決できるよう力を貸してくれるなど、いざというときは頼りになる、面倒見のよい人物。 酔うと泣き上戸。ミチコとは黒沢を通じて知り合ったのち、ふたりで飲みに行く仲となる。

最上 大地 (もがみ だいち)

柴田ミチコの再就職先の会社の若手男性社員。営業職。ミチコより年下。会社で面識はあったものの、深く知り合う仲ではなかったが、ミチコの以前の会社の友人・藤本とその結婚相手の酒井の大学時代の後輩で、藤本と酒井の結婚式のさい、ミチコと距離を縮める。 関西出身で、明るく人懐こい性格の持ち主。真面目で働き者と社内でも評判。

門真 由希 (かどま ゆき)

柴田ミチコが再就職した化粧品販売会社に後輩として入社してきた女性。29歳。9月生まれ。めがねにベリーショート、高身長でキリリとした印象の人物。新人研修をミチコが担当することになり、知り合う。仕事は真面目だが、言いたいことをはっきりという性格なため、周囲とのトラブルも少なくない。

中島 (なかじま)

柴田ミチコの再就職先の化粧品販売会社で働いている若い女性。ミチコの新人研修を担当する。先輩だがミチコより年下。女性的でかわいらしい容姿と性格をしているが、仕事に対する考えが甘くミスが多い。また、プライベートを優先するため、ミチコによく残業を頼んでいる。ただし、やっていることに悪気はない。 甘え上手。

黒沢 薫 (くろさわ かおる)

黒沢歩の祖母。温和で上品な印象の女性。喫茶ひまわりを営んでいたが、病気療養のため店を閉めていたところ、黒沢歩があとを継ぐ。歩が思春期で父とうまくいっていなかった頃の居場所となり、歩を支え、料理を教えた。

黒沢 一 (くろさわ はじめ)

黒沢歩の兄。父親の事業を継ぎ、会社の社長をしている。歩とは正反対の性格で、明るく楽天的だが責任感は強い。歩をからかったりいじめたりして遊ぶようなところがあるが、弟思い。

黒沢歩の父 (くろさわあゆむのちち)

初老の男性。一代で会社を興し、大きくした。自分の父(黒沢歩の祖父)が会社経営に失敗し、苦労をしたため、お金や仕事に対する考え方は厳しい。頑固なため、性格は似ているがやりたいことの違う歩とぶつかり、思春期以降うまくいっていない。歩が喫茶店を継ぐことに反対している。

春子 (はるこ)

若い女性。黒沢歩の祖母・黒沢薫が営業していた頃から喫茶ひまわりに通ってくれている常連客。黒沢と交友があり、愚痴を聞いてもらうことも。花屋で働いており、黒沢が再開した喫茶ひまわりに花や観葉植物をプレゼントしたり、格安で提供したりしている。気さくで明るくやさしい性格の人物。

純太 (じゅんた)

男子大学生。流行の服を着ている、軽薄な印象の人物。柴田ミチコとは合コンで知り合い、デートはするものの恋人とはいえない関係。甘え上手で、おごられたりプレゼントをもらったりすることを当然と思っている。

照井 (てるい)

黒沢歩の後輩の男性。黒沢を兄貴と慕う集団のリーダー的な存在で、皆とともに喫茶ひまわりを開店準備から手伝っており、その場で柴田ミチコとも出会う。目つきが悪く服装が派手なため暴力団風に見えるが、義に厚く真面目。絵がうまく、可愛いイラストを描くことができるため、喫茶ひまわりの開店ポスターを手がけた。 喫茶ひまわりを手伝うほか、コンビニでアルバイトをしている。

藤本 (ふじもと)

柴田ミチコが以前勤めていた、倒産した会社の後輩の女性。語尾を伸ばして話す。ミチコとは仲がよく、米田と3人で行動することが多い。会社倒産後も食事を共にしたり、チャットアプリで雑談をしたりしている。会社倒産後は結婚して酒井姓に。夫は映画館勤務で、ミチコの再就職先の若手男性社員・最上大地は後輩にあたり、このふたりの結婚式をきっかけに最上とミチコの仲が近づいた。

米田 (よねだ)

柴田ミチコが以前勤めていた、倒産した会社の先輩の女性。既婚で、5歳になる子供がいる。黒髪できりりとした印象の人物。ミチコとは仲がよく、藤本と3人で行動することが多い。会社倒産後も食事を共にしたり、チャットアプリで雑談をしたり、時候の挨拶のはがきが届いたりと、やり取りがある。

場所

喫茶ひまわり (きっさひまわり)

『ダメな私に恋してください』に登場する店舗。黒沢歩の祖母・黒沢薫が営んでいた喫茶店。薫の病気療養に伴い、いったん閉店したものの、歩が再開。柴田ミチコをアルバイトとして雇う。二階建ての建物で、上階は住居スペースとなっている。

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