概要・あらすじ
若くして国際刑事警察機構(ICPO)に配属された美貌の青年刑事シャルル・オージェは、国際指名手配の殺し屋ディーン・リーガルと同じ列車に乗り合わせたことをきっかけに顔見知りになる。二人は訪れる国々でたびたび遭遇し事件を通して関わるうちに強く惹かれ合うが、シャルル・オージェの養父で上司でもあるエドアール・ティリエは心配を強めていく。
登場人物・キャラクター
シャルル・オージェ (しゃるるおーじぇ)
金髪金目の美貌のフランス人青年。幼い頃に両親と死別し、エドアール・ティリエ夫妻の養子となった。学業は優秀で、警察学校を卒業し国際刑事警察機構(ICPO)へ配属されるが、射撃や格闘術は苦手。殺し屋ディーン・リーガルとたびたび遭遇するうち彼に惹かれ、共犯関係を築きながらヨーロッパの裏社会にも深く入り込んでいく。
ディーン・リーガル (でぃーんりーがる)
銀髪に青い目の男。国際指名手配されている殺し屋で、銃器だけでなくあらゆる武器体術に精通する。バイセクシャルであり、新米刑事シャルル・オージェとたびたび関わるうち、彼を深く愛するようになる。
エドアール・ティリエ (えどあーるてぃりえ)
シャルル・オージェの養父で、国際刑事警察機構(ICPO)の敏腕捜査官。殺し屋ディーン・リーガルとは旧知であり、息子のシャルル・オージェが彼に接近することに危機感を持っている。
アリョーシャ
大国をも凌ぐ秘密結社「アリョーシャ」の総帥を務める老人。元は帝政ロシアの貴族で、共産ソ連打倒のため組織を築いた。ディーン・リーガルを我が子のように思い、彼の殺し屋稼業を助け、組織を継承させようとすることもある。シャルル・オージェに対しては、ディーン・リーガルへの影響を警戒する。