闇のイージス

楯雁人は鋼鉄の義手化した右腕を持つ裏社会のボディーガード。彼は命がけで依頼人を護りながらも、誰も殺さない不殺の誓いを胸に犯罪者やテロリストと戦い抜く。約1年後を舞台とした続編、『暁のイージス』が存在。

正式名称
闇のイージス
作画
原作
ジャンル
裏社会・アングラ
レーベル
ヤングサンデーコミックス(小学館)
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概要・あらすじ

闇社会にイージスの楯と呼ばれる伝説的な護り屋がいた。右腕を鋼鉄の義手と化したその男の名は楯雁人。たとえ依頼人が犯罪者であっても報酬次第で契約を交わし、あらゆる危険から守り抜く。やがて雁人は自分の妻子と右腕を奪い、護り屋の道へ踏み出すきっかけを作った国際的テロリスト・による犯罪を察知。

これ以上の不幸がまき散らされるのを食い止めるため、仇敵との戦いへと赴く。

登場人物・キャラクター

楯 雁人 (たて かりと)

闇社会でイージスの楯の異名で呼ばれているフリーランスのボディーガード。寡黙で非常にストイックな性格の持ち主で、あまり感情を表に出さない。マグナム弾すら跳ね返す強度と、精密かつ素早い動きを合わせ持つ鋼鉄製の義手を右腕にはめている。また、夏場でもケブラー繊維入りの黒い防弾コートを着用。 中国武術の達人で相手の殺気を察知できる。そのため、飛来する銃弾を鋼鉄の義手でたたき落とすことも可能。元SATの隊員で、爆発物の処理を得意としていた。しかし、国際的テロリスト・蝶の罠にはまり妻と息子、そして右腕を失った過去を持つ。爆弾で息子と右腕を失ったトラウマから、炎を目の当たりにすると右腕に行動不能に陥るほどの幻肢痛が走ってしまう。

アナ・リドル

楯雁人のパートナーで、喫茶店・セイレーンを根城に雁人の交渉代理人を務めている。イージスの楯に護衛を依頼してくる人間に対して「なぞなぞ」を出し、正解した人間でないと依頼を引き受けてもらえない。闇社会ではセイレーンの魔女の異名で呼ばれる凄腕のハッカーで、腕利きの情報屋として知られている。 研究機関・ゲイザーによって人為的に作られた超天才児で、あどけなさの残る子供でありながらも大人顔負けの高い知性の持ち主。親と子供ほども年の離れた雁人に好意を寄せており、彼に近づく女性に対してやきもちを妬くこともある。

来島 ちひろ (くるしま ちひろ)

聖邦学園3年の女子生徒。朗らかだが自分に厳しい性格の持ち主。無実の罪を着せられて破滅した母を持つ。多くの信奉者を集める謎の存在“天使”の手引きで、実妹である野坂亜紀と共に 暗殺者としての訓練を受けている。射撃や格闘において高い技術を持つが、亜紀とは違って実際に人を殺したことはない。 母の復讐に燃える暗殺者となった亜紀の凶行を止めるため、雁人の任務に協力。後に雁人に弟子入りして、護り屋の仕事を手伝うように。

甲斐 彰一 (かい しょういち)

感情を表に出さない警察庁警務課首席監察官で、東大出のキャリア組。楯雁人の妻・晴美の兄で、雁人にとって無二の親友である。カウンターテロの専門家で、物語の進行と共に公安2課、そして外事3課と部署を変えつつテロリストとの戦いの最前線に立ち続けた。妻子を失った雁人が裏の道へ身を投じたのに対して、甲斐は表の道から仇敵である蝶を追うことを決意。 表舞台に立たない雁人を全面的にバックアップしている。

沢渡 啓之 (さわたり けいすけ)

藍空医科大学病院の医師。楯雁人にとっては数少ない信頼できる協力者のひとりである。次世代型の筋電義手の研究をしており、雁人の要請に応じて「本物の腕と同様の動きが可能で、マグナム弾の直撃にも耐える義手」を開発した。実戦で得たデータを元に、義手に幾度かのバージョンアップを重ねる。

ゼロ

帽子と丸メガネのサングラス、そして巨体が特徴のフリーランスの殺し屋。かつて頭部に銃弾を受ける重傷を負ったが、奇跡的に生還した。今なお脳内に留まる銃弾は神経を圧迫しているため、あらゆる苦痛を感じない無痛症体質となっている。少々のダメージではまったくひるまず、常人離れした戦闘能力を発揮。 任務遂行が護り屋である雁人によって阻まれることがたびたびあり、強いライバル意識を抱く。

ジーザス

闇社会では凄腕の殺し屋として知られており、彼が歩んできた足跡は伝説として広まっている。現在は壊滅している傭兵部隊・砂漠の兎・(デザート・ラビッツ)唯一の生き残りで、現在は正体を隠すため藤沢真吾と名乗り、日本の学校で教師をしている。かつて彼は日本で巨大な秘密組織・24と対立し、過酷な戦いを通してこれを壊滅させた。 その後、中東の小国・カダス共和国に渡って革命を成功させる。同国の学校のない地域で教師をしていたが、8人の教え子が臓器売買ブローカーに誘拐されるという事件が勃発。世界中を飛び回りながら教え子の行方を追う中で、再び日本に舞い戻った。護り屋である楯雁人とはある時は敵として衝突し、またある時は共闘しながら、奇妙な信頼関係を築いていく。 同作者による漫画『ジーザス』および『JESUS 砂塵航路』には、主人公として登場。

“天使” (てんし)

神秘的な雰囲気を持つ女性ではあるが、子宮などの機能が欠損したハウザー症であること以外は、本名や素性など一切不明。人の嘘を見抜くという特殊能力を持ち、嘘に触れると耐え難い苦痛を感じてしまう。来島ちひろと野坂亜紀姉妹をはじめとする多くの人々にほんのわずかなきっかけを与え、「悪」の道へと誘っている。

野坂 亜紀 (のさか あき)

聖邦学園生徒会で第二書記を務める女子生徒で、来島ちひろの生き別れの妹。“天使”の導きによってちひろと共に暗殺技術を仕込まれており、卓越した戦闘能力を秘めている。ちひろと生き別れになって以降は不遇な家庭環境で育った影響で、人間性に重大な欠落が生じており、殺人に対する躊躇が一切ない。 母の復讐を巡る戦いでちひろと衝突するも、やがて和解。「人として大切なもの」を取り戻していき、後にジーザスの弟子となった。

火山 律子 (ひやま りつこ)

警視庁公安部外事第3課で理事官を務める中年女性。内閣情報調査室など国家の中枢にも顔が利くやり手で、魔女の婆さんの異名を持つ。テロ犯罪に対しては手段を問わないやり方で臨んでおり、「テロリストになりうるもっとも危険な存在」として楯雁人をマークしている。

(ばたふらい、ふぁらーじゃ)

国際指名手配をされている稀代のテロリスト。破壊工作員として超一流の腕を持つ一方、何の技術も持たない人間に戦闘や破壊の技術を仕込むトレーナーでもある。闇社会では「テロリストメイカー」の名でカリスマ的信望を獲得。彼の目的は、「完璧ならざる世界の破壊」を目指して、世界各地にテロの火種をばらまくこと。 一流のテロリストとしての素養を持つ人間を見つけては、背中に灼熱したナイフで紋章と呼ばれる大きな十字の傷を刻んでいる。楯雁人やジーザスも紋章を刻まれた人間のひとり。

ムハンマド・サイード

「砂漠の虎」の異名を持つ隻眼のイラク人傭兵。虎を思わせる屈強な肉体と卓越した戦闘能力を持つ。筋肉を操作することで小口径の銃弾を皮一枚で受け止め、体外にはじき飛ばすといった芸当も可能。不幸な偶然から実の息子を戦闘の中で殺した彼は、絶望の中で蝶と出会い、背中に十字の傷・紋章を刻まれてテロリストとなった。

アスラン・カディロフ

チェチェン共和国で武闘派独立運動組織に所属していた凄腕スナイパーで、長身に銀髪の長髪、そして赤い瞳を持つ美青年。木曜日に敵であるロシア兵を狙撃していたことから、木曜日の悪魔の異名で恐れられるようになった。幼なじみの少女を爆撃によって目の前で殺された彼は、復讐者となって渋谷や新宿で無差別で人々を狙撃する事件を起こす。 後に蝶と出会って十字の傷・紋章を刻まれ、テロリストの同胞となった。

ルッソ・アルラッキ

楯雁人の護衛術の師匠で、「アイギス」の異名を持つ伝説的護り屋。イタリアの秘密犯罪組織・コーザ・ノストラの大幹部で、アナ・リドルの母方の祖父であるミケーレ・マドニアのボディガードを長年務めてきた。流派不明の中国拳法をはじめとして、毒物や爆発物など様々な暗殺技術に関する知識の持ち主。 とある事件を機に護り屋から退き、シチリア島で料理人として暮らしている。

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