あらすじ
第1巻
漫画家志望の青年の浅井ポン太は、これまで女性と付き合ったことがないためにエロい女の子を描くことができず、担当編集者の編山から次のネームがラストチャンスだと言い渡される。ポン太は漫画作りのため、なけなしの貯金を下ろして風俗店で初体験を済ませようとするが結局店に入る勇気を出せず、意気消沈しているところでトラックにはねられて死んでしまう。しかし、ポン太の担当である死神のプルシア・プルーイットはポン太を生き返らせ、さらに漫画家として大成したいと願うポン太の夢を叶えるパートナーとして名乗り出る。プルシアとしては、夢が叶って魂が高まったところを狩った方が、死神として高いポイントを獲得でき、出世できるというもくろみがあったのだ。ポン太は、累計1億2700万部を超える漫画家になった時に魂を狩られてしまうという取り引きに応じ、こうして美少女死神との同居生活が始まるのだった。(第1話。ほか、5エピソード収録)
登場人物・キャラクター
浅井 ポン太 (あさい ぽんた)
漫画家を目指している青年で、年齢は25歳。子供の頃から漫画家として大成することを夢見て、彼女も作らず漫画を描き続けてきた。担当編集者である編山からはセンスがあることを認められているものの、女性との経験不足から読者を魅了するようなエロい女の子を描くことができず、この4年間で応募した作品もすべて1次選考で落とされている。失意のうちに交通事故で死亡するが、死神のプルシア・プルーイットによって生き返った。プルシアの体で女性の魅力を学び、念願の漫画家デビューを果たす。
プルシア・プルーイット
死神の巨乳美少女。お団子ヘアのロングツインテールで、露出度の高い衣装を身につけて巨大な鎌を持っている。浅井ポン太の担当死神として、ポン太の生活を観察していた。ポン太が交通事故で死亡した際に姿を現し、ポン太を生き返らせた。それは今の無価値なポン太の魂を狩るよりも、夢が叶った瞬間に狩った方が多くのポイントを獲得できためである。漫画家として大成するというポン太の夢を叶えるためのパートナーとして名乗り出て、ポン太に胸を揉ませたり、キスをさせたりと協力する。とはいえプルシア・プルーイット自身もキスは未経験であり、恥じらいはある。その姿はポン太以外の人間には見えないが、首のチョーカーの機能を調整することでほかの人間にも見えるようになる。プリンが大好物。
編山 (あみやま)
浅井ポン太を担当している女性編集者で、眼鏡を掛けたスーツ姿の美女。ポン太の漫画家としてのセンスを評価しているが、魅力的な女性を描けない欠点を指摘し、次のネームがラストチャンスだと言い渡した。ポン太がプルシア・プルーイットの協力を得て描き上げた、主人公がヒロインのおっぱいをひたすら揉むだけのネームは評価したものの、少年誌には掲載できないため、知り合いの成年漫画誌の編集長である鮫島にポン太を紹介する。
鮫島 (さめじま)
サメマガジン社の人気成年漫画雑誌「ミルクヘブン」の編集長を務める男性。金髪のオールバックに色黒でサングラスという強面。編山から浅井ポン太を紹介され、見せてもらったネームを評価したが、女の子の感情表現が足りないと指摘し、次のネームを持ってくるように依頼する。
深田 冬夜 (ふかだ とうや)
人気少年漫画誌「少年ジェイク」で連載している人気漫画家の男性。浅井ポン太とはアシスタントの同期でもある。売れっ子漫画家だが天狗にならない謙虚な性格ながら、日本の人口である1億2700万部を発行する作家を目指している。口には出していないが、ポン太のデビュー作に注目している様子。
書誌情報
デスサイズぷるるん 3巻 芳文社〈Manga time KR comics〉
第1巻
(2019-10-01発行、978-4832271265)
第2巻
(2020-06-01発行、978-4832271982)
第3巻
(2021-02-01発行、978-4832272484)







