概要・あらすじ
軍に属し殺人兵器として数え切れない程の人を殺してきたアンドロイドのシリウスだったが、ある日、警察官の刈谷摂に引き取られる。警察で人間とともに円滑に働くため、シリウスは刈谷摂に人間らしさとは何かを学ぶことになる。
登場人物・キャラクター
シリウス
アンドロイド。性別は不確かだが見た目は美しい青年。軍に属していた頃は殺戮兵器として数多くの人間を殺していた。しかし刈谷摂に引き取られたことで徐々に感情や仲間との協調を学び、人間らしくなっていく。
刈谷 摂 (かりや せつ)
警察官の青年。ニューヨーク市警に勤めている。アンドロイドの里親としてシリウスを選び、人間らしさを教えていく。肉体的にも精神的にも健康で健全な人間。
刈谷摂の同僚の女性 (かりやせつのどうりょうのじょせい)
刈谷摂と同じくニューヨーク市警に勤める女性。シリウスの立場に理解があり、最初から受け入れていた。
刈谷摂の同僚の男性 (かりやせつのどうりょうのだんせい)
刈谷摂と同じくニューヨーク市警に勤める男性達。最初はシリウスを不気味がりバカにしていたが、シリウスが人間らしくなるにつれて、シリウスをかわいがるようになった。
戦災孤児の女の子 (せんさいこじのおんなのこ)
窃盗や、恐喝、強盗等をする犯罪者グループの一員の少女。元は戦災孤児。実は自分の村を殺戮兵器だった頃のシリウスに襲われ、家族を失っているため、シリウスに恨みを抱いている。
FBIの職員 (えふびーあいのしょくいん)
シリウスの優秀さを聞きつけて、シリウスに事件の協力を仰ぎに来る。
セツ
刈谷摂が生きていた頃から300年後の世界に生きる少年。廃品アンドロイドのゴミ捨て場からシリウスを選び出す。
場所
ニューヨークシティ
シリウスや刈谷摂が生活している場所。2016年のニューヨーク。海上に建物が立ち、空を乗り物が走っているほど文明が発達している。